![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240529/17/shiawasemegurishodoshima/ab/aa/j/o1478110815444903864.jpg?caw=800)
小豆島出身の 小説家 “ 壷井栄 先生 “ の書かれた[ 二十四の瞳 ]の 岬の学校です。
先生は 亡くなり . 終戦から80年を迎えようとしていますが . 現在の 悲しい世界情勢を見て . きっと 未だに “ 反戦運動を “ 続けられている 事でしょう
先生のお身体は わたしたちに 見えなくなっても お[ 心 ]は しっかりと 受け継いでいるのです
【 大本山 小豆島大観音 “ 老僧 “ ジジの一言 】
今日 . お話ししようと思っているここと “ 観点“ が 少し 違うのですが 大切だと思い 紹介させて頂きます。
若き日に . お説教の下書きに [ 般若心経 ]の 勉強していますと “ ひろ さちや “ 先生の とても ユーモアたっぷりで しかも 仏教に あまり 関心を持たない人でも 分かりやすいお教えの言葉がありました。
♬
その 男は 有名な作家が作った グラスを 持っていて . それが 唯一の 自慢の種でした。
ところが . 世の中には 性悪の悪い人が いるもので 大切にしていた グラスの中に [ 汚物 ]を 山ほど 入れてしまいました。
驚いた男は 早速. 汚物を取り除き 煮沸し 消毒を繰り返し 磨きに磨いたグラスは 以前にも増して 艶やかな 光沢を放ちました。
ところが どうでしょう?
ピカピカに 磨きあげた グラスを手にして 口にしようとするのですが. この中に あの 汚い汚物が 入っていたのを 思い出しただけで どうしても その気には なれません💦
♬
グラスは 清潔で綺麗になっているのですが自分の [ 心 ]の方が 拒否してしまうのです。
さて
[ 弘法大師 ]空海は このように 仰っています。
《 人の鼻下に 糞あれば 沈麝 ( じんじゃ ) 等の 香を 嗅ぐとも .また 臭しとするが如し 》
鼻の下に[ 糞 ]がついていたら どんなに素敵な着物を着飾っても 化粧しようが 香水をつけようが . みんなに 顔を背けられます。
あとで お香のような 芳 ( かぐわ )しい 香を嗅いでも . 臭く . しかも 汚く 感じてしまうのです。
綺麗に拭きとって 衛生的には なんの問題もないのですが わたしたちの “ 心 “ が 納得しないのです。
わたしたちの 日々の生活の中で . 過去の “ しがらみ “ や “ 先入観 “ に とらわれていると . どんなに 素晴らしい物を目にし 如何なる 素晴らしい経験をしたからと申しても それを 素直に見ることができません。
⚪︎ “ 心の 持ちように “ よって . 嫌いだったものでも “ 好きだ “ と 思ったら好き . 汚いと 思っていた物でも “ 綺麗だ “ と 感じれば 綺麗なのです。
先入観で 「 これは 絶対に無理だ 」と. 逃げ腰に なっていたような事でも . 挑戦してみれば 案外 . すんなり いける事もあります。
「 あの人とは ウマが合わない。大嫌いだ 」と 心から 思っていた人でも . 実際 付き合ってみれば とても 良い人だったりする事もあります。
思い込みから離れ “ 心の 持ちよう “ に よって 目の周りの曇りが 晴れ渡り . 楽しい日暮らしが 送れるようになるでしょう。
村垣 慧晃 合掌🙏