小豆島大観音 “ 老僧 “ ジジの一言 : 先入観に捉われないで 離れて 物事を考える | ジジの一言

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小豆島出身の 小説家 “ 壷井栄 先生 “ の書かれた[ 二十四の瞳 ]の 岬の学校です。
先生は 亡くなり . 終戦から80年を迎えようとしていますが . 現在の 悲しい世界情勢を見て . きっと 未だに “ 反戦運動を “ 続けられている 事でしょう

先生のお身体は わたしたちに 見えなくなっても お[ 心 ]は しっかりと 受け継いでいるのです


【 大本山 小豆島大観音 “ 老僧 “ ジジの一言 】


今日 . お話ししようと思っているここと “ 観点“ が 少し 違うのですが 大切だと思い 紹介させて頂きます。


若き日に . お説教の下書きに [ 般若心経 ]の 勉強していますと “ ひろ さちや “ 先生の とても ユーモアたっぷりで しかも 仏教に あまり 関心を持たない人でも 分かりやすいお教えの言葉がありました。


その 男は 有名な作家が作った グラスを 持っていて . それが 唯一の 自慢の種でした。

ところが . 世の中には 性悪の悪い人が いるもので 大切にしていた グラスの中に [ 汚物 ]を 山ほど 入れてしまいました。

驚いた男は 早速. 汚物を取り除き 煮沸し 消毒を繰り返し 磨きに磨いたグラスは 以前にも増して 艶やかな 光沢を放ちました。

ところが どうでしょう?
ピカピカに 磨きあげた グラスを手にして 口にしようとするのですが. この中に あの 汚い汚物が 入っていたのを 思い出しただけで どうしても その気には なれません💦 


グラスは 清潔で綺麗になっているのですが自分の [ 心 ]の方が 拒否してしまうのです。


さて
[ 弘法大師 ]空海は このように 仰っています。


《 人の鼻下に 糞あれば 沈麝 ( じんじゃ ) 等の 香を 嗅ぐとも .また 臭しとするが如し 》

鼻の下に[ 糞 ]がついていたら どんなに素敵な着物を着飾っても 化粧しようが 香水をつけようが . みんなに 顔を背けられます。

あとで お香のような 芳 ( かぐわ )しい 香を嗅いでも . 臭く . しかも 汚く 感じてしまうのです。

綺麗に拭きとって 衛生的には なんの問題もないのですが わたしたちの “ 心 “ が 納得しないのです。


わたしたちの 日々の生活の中で . 過去の “ しがらみ “ や “ 先入観 “ に とらわれていると . どんなに 素晴らしい物を目にし 如何なる 素晴らしい経験をしたからと申しても それを 素直に見ることができません。

⚪︎ “ 心の 持ちように “ よって . 嫌いだったものでも “ 好きだ “ と 思ったら好き . 汚いと 思っていた物でも “ 綺麗だ “ と 感じれば 綺麗なのです。


先入観で 「 これは 絶対に無理だ 」と. 逃げ腰に なっていたような事でも . 挑戦してみれば 案外 . すんなり いける事もあります。

「 あの人とは ウマが合わない。大嫌いだ 」と 心から 思っていた人でも . 実際 付き合ってみれば とても 良い人だったりする事もあります。

思い込みから離れ “ 心の 持ちよう “ に よって 目の周りの曇りが 晴れ渡り . 楽しい日暮らしが 送れるようになるでしょう。
        村垣 慧晃 合掌🙏