小豆島大観音 “ 老僧 “ ジジの一言 : 物の荒廃は それに 関わった人の 努力による | ジジの一言

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お大師さま所縁の 大学は “ 高野山大学 “ “ 種智院大学 “ など 多数あります。


[ 弘法大師 ]空海が 創設した 《 綜藝種智院 》は 日本で 初めての 庶民の学校でした

【 小豆島大観音 “ 老僧 “ ジジの一言です 】


[ 松下電気 ]の 創業者 “ 松下幸之助 “ 氏 は このように 訓示を なさっています。

【 “ 企業経営 “ には .お金も大事 . 物や土地も大事 。しかし . 根本となるのは なんといっても 人間である。

人才である。
幾ら 資金があっても 設備が 整っていても それを 生かす “ 人 “ が なければ それらは 無いに等しい 】
          松下幸之助



会社を大きくし 業績を伸ばすには .徹底した “ 社員教育 “ が 必要であると申しているのです。


また [ 弘法大師 ]空海も 同じことを 仰っています。

《 物の荒廃は 人による。
    人の消沈は 定めて 道にあり 》

物事が 栄えるか 滅びるかは . その物事に 関わっている 人による

人が 人間社会で 成功するのも 失敗するのも 全ては その人の 生きかた 歩みかたによる


五重塔で 京都を代表する “ 東寺 “ の隣に 空海が お建てになった 日本で初めての 庶民の学校である [ 綜藝種智院 ]が 開講されたときの 生徒への訓示の一節です。

当時は それ程 能力がなくても .貴族階級のみが その子弟をを 教育する学校を持っていましたが. 如何に 能力が有ろうとも . 一般庶民の子は 教育を受けることは 許されませんでした。

それに対して 空海は「 ただ 1つの大学のみありて 閭塾 ( りょじゅく ) あること無し . この故に 貧賤 ( ひんせん ) の 子弟 . 津を問うところ無し 」と 庶民が 勉強するところが無い現実を お嘆きになられたのです。


「 鳴くよ ( 794年 ) 寝覚めぬ 平安京 」と. 桓武天皇は 唐の 長安城を模試した 碁盤の目状で 左右対称の “ 条坊制 “ を取り入れた 整然とした 都市づくりを行いました。

唐の城には . 坊々に 閭塾 ( りょじゅく ) を 置いて 貴賤の差別なく 庶民の子供たちまで 教育を施していたのを “ 遣唐使 “ の 1人として 入唐していた [ 空海 ]が 見逃すはずが ありません。


全てのものが 発展するのも 廃れるのも 人々の 素養によるものであり . しかも 大勢の人の力に 頼らなければ 絶対に 社会の発展はない。

小さな小川のながれが 集まって やがては大海になるように . “ エベレスト “ のような 高い山も ヒマラヤ山脈に 連綿と繋がっている 多くの山々が 支えているからこそ 世界一の 高山に 君臨できているのです。

多くの 民衆の力が 向上する事によって 国家は 発展し . 社会全体の幸福度も 向上するのです。

わたしたちの “ 人間としての成長 “ は .その人が どれだけ 多くの知識を 養ったという事ではなく. それを “ 生きる智慧 “ として どう 使うかに かかっているのでは ないでしょうか。
         村垣 慧晃 合掌🙏