世界一 しあわせな国［ ブータン ］の 国王
ジグミ. ケサル . ナムゲル . ワンチュク 陛下 ご夫妻です
【 大本山 小豆島大観音 老僧 ジジの一言 】
世界一 しあわせな国 ［ ブータン ］は インドの 北にあり . 面積約 38㎢ ( 九州の面積と ほぼ 同じ ) . 人口 70万人という 小さな国です。
鉄道もなく 当然 駅もなく . 信号も 疎です。
テンペストではありませんが . 沖縄の 首里城のように . 政治的リーダーである 国王の” 政庁 “ と 宗教界トップの “ ジェ.ケンポ居城 “ とが 相 並び . 荘厳味を増しています。
町を 歩いている人に「 あなたは 今 . しあわせですか？ 」と 聞くと 戸惑いもなく「 はい 」と 応えます。
国民から 常に 尊敬と .人気と . 注目を集めている . 国王という 絶対的リーダーの 元に . 医療や教育が 平等にして 無償で提供されている “ 福祉 “ の 手厚さ. そして 篤い信仰心 . これらが 彼らが 自ら “ 自分はしあわせなんだ “ と 思う 所以なのです。
ところが 最近になって “ 国民の幸福度 “ は . ほんの少し 下がっているように思います。
国自体が 辺境な地であるが故に 過度な “ 情報鎖国 “ によって 他国の情報が 入ってこなかったのです。
他国と 我が国とを 比較できるようになり . 隣の倉の方が 我が国の倉よりも 大きく見えるようになり. それによって “ 幸福度 “ が 下がってきたのです。
それまで “ しあわせ “ を 感じていた人たちが . 他の人と 自分とを 比べはじめた途端 . “ 幸福度 “ が 下がったのです💦
前述した “ 国王の宮殿 “ と 隣り合っている大本山 “ ジェケンポ居城 “ です
［ お大師さま ］空海は “ 理趣経開題 “ の中で このように お説きになっています。
《 貴きものは 恐怖 (くふ )を 免 (のが ) れず . 賤しきものは 飢寒 ( きかん ) を 免れず 》
なにかにつけて 上手くいってない時は . 成功している人をみると . 羨ましくて たまりません。
お金に 困っている時は . お金さえあれば しあわせになれると 思います。
しかし 実際に お金を手にしてしまうと どうでしょう？
わたしたちが 持っている ［ 三毒 ］の 1つ “ 貪欲 “ という “ 限りない欲望 “ が 湧いてきて 「 もっと欲しい もっと欲しい 」という事に なります。
そして その夢が 実現しなかったら 悲しいですね。
空海は 〈 小欲知足 〉という 教えをしています🙏
“ むさぼりの心 “ を 無くして 「 これだけあれば 十分 」だと 満足する。
自分が 今. 十分に 足りている事を 自覚しなければならない。
わたしたちは 多くの物を “ 求めすぎる “ ことで 目標に達せなかった時には 強い “ 不満 “ を 感じるのです。
そこで “ 欲望 “ を抑え . 今の 満たされている現実を知れば . 有難さに気づき 同時に “ 満足感 “ と “ しあわせ “ を 得られるのです。
目には見えなくても わたしたちの周りには . かけがえのないものが 沢山. 存在しているのです。
村垣 慧晃 合掌🙏