四月のお別れ、そして、決意 | 愛の夢のつづき

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指が楽に動き、音が美しく響くピアノ奏法と
楽譜を深く感じ取る音楽表現法を
札幌、東京、大阪、オンラインで指導 している野谷恵です。

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 22日に東京から自分宛てに送った荷物が

 

今日、全部届きました。

 

退居、完了。。

 

(3つ揃った茶色の段ボールは郵便局の特大(120)サイズ、

すぐ上の白い段ボールは大(100)というサイズです。)

 

 

ほんの、1年数か月前、

 

東京レッスンの為に東京に借りたお部屋に

 

ピアノを入れる間もなく、コロナ禍になりました。

 

 

昨年2月中旬から7月までと、

 

11月から今年3月までは

 

コロナ感染状況悪化で東京へ行けず

 

長い長い留守状態になっていました。

 

 

あまり長く留守をすると、

 

ご近所にご迷惑なことがあり、

 

管理会社の方にお手数をお掛けしたりしました。

 

 

そういったことと、

 

東京でのリアルレッスンが激減したこと、

 

さらに、今後、癌の治療にお金がかかること等で、

 

お部屋は諦めざるを得ませんでした。

 

 

管理会社さんを通してのやり取りで、

 

大家さんには大変良くして頂き

 

心から感謝しています。

 

 

あっという間の1年数か月でした。

 

 

24時間演奏可で、

 

天井から高音質の音が降って来る

 

スピーカーのあるお部屋とお別れしてきました。

 

 

4月はそれでなくても悲しい月です。

 

 

4人家族で育ちましたが、そのうち3人が、

 

4月の前半に亡くなったので。

 

 

いつも、3月から4月にかけては

 

少々メンタルが辛いです。

 

 

3人のうち、2人が癌で亡くなりました。

 

いずれも私より若くして。。

 

(もうひとりは心臓病)

 

 

だから、癌は、

 

私にとって「死ぬ病気」でした。

 

今回が初期で見つかったとは言え、

 

いずれ再発を繰り返して、

 

あまり遠くない将来、

 

人生が終わるのだろうと思っていました。

 

 

 

 

・・・・ところが、、、

 

癌かもしれない、と公表した辺りから、

 

沢山、メールを頂くようになりました。

 

このブログにコメントも頂きました。

 

 

家族2人を亡くした私にとって

 

ほぼ「死」と同義語だった癌を乗り越えて、

 

長く、素晴らしい生き方をされた方々のお話を、

 

沢山、教えて頂きました。

 

 

メールの詳細は差しさわりあるお話が多いので

 

大部分はご紹介できないのが残念です。

 

(でもご了解いただいているものもあり、

 

今後もご紹介します。)

 

 

 

私のように、身内をがんで亡くされて

 

癌=死のイメージをお持ちの方は多いと思います。

 

 

そうではないということを、

 

2人に1人は癌になる時代に、

 

少しでも前向きになれるように、

 

発信したいと考えました。

 

 

もし、いつか、

 

どなたかのお役に立てたら

 

嬉しく思います。

 

 

 

私の人生にとっての癌の意味を、

 

ずっと考え続けて、

 

もう、気づいてしまいました。

 

 

私の完治しない左腕の怪我も、

 

突発性難聴による聴覚過敏も、

 

普通なら、

 

ピアノを諦めるレベルのものでした。

 

 

当時、大学病院の耳鼻科の先生から言われたのは、

 

本当は

 

「大きな音を聴かない仕事に転職した方がいいレベル」

 

だということ。

 

 

でも、私のリサイタルを

 

聴きにいらしてくださった先生は、

 

「野谷さんにピアノをやめろとは僕には言えない」

 

と言ってくださって、

 

治療法を色々考えてくださっていました。

 

入院しても、結局、治りませんでしたが。。。

 

 

でも、それらの辛かったことが、

 

楽な演奏法を追求し続けることに繋がりました。

 

 

 

今回の肺がんで、

 

病巣自体は小さいものの、

 

画像に写らない小さながん細胞が

 

広く散っている可能性もあり、

 

それを取り残すと、

 

すぐに再発するとのことで、

 

けっこう大きく切り取るようです。

 

 

ちょっとは、体力落ちるかな、、とか、

 

リストの「ダンテを読んで」のような

 

ハードな曲は弾けるかな、、とか、

 

色々考えました。

 

 

そして、気づきました。

 

 

肺を大きく削り取られても、

 

ハードな大曲を弾けるくらい、

 

もっともっと「楽な弾き方」を追求する

 

チャンスなのだと。

 

 

ダンテは、還暦過ぎて弾いた時

 

若い頃よりずっと楽になっていました。

 

 

その時の演奏、特に表現は、

 

お客様には

 

大変感動して頂いたのですが、

 

自分では、

 

ミスが多かったのが心残りで、、

 

もっとちゃんと弾いて残しておきたいと

 

思っていました。

 

 

もっともっと楽な弾き方で、

 

また「ダンテを読んで」を弾こうと

 

決意しています。

 

 

いつもは、

 

悲しいだけだった4月が、

 

今年は決意の4月になりました。

 

 

頑張ります。。

 

 

 

 

 

 

お伝えしたいことが沢山あります。

 

よろしかったらレッスンにどうぞ。。

 

オンラインでも効果はあります。

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

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