メドベージェワの演劇的表現とフィギュアスケート的表現 | 愛の夢のつづき

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DOIの続きです。

 

 

世界選手権2連覇の世界女王、

 

メドべちゃんこと

 

メドベージェワ選手の

 

アンナ・カレーニナ。。

 

 

 

この人の演劇的表現力が

 

凄いと思いました。

 

 

昨季の映画音楽を使ったFSプログラム、

 

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』でも

 

思っていたことですが

 

演劇的に、あるいはパントマイム的に、

 

表情で語るのが非常に上手い。

 

 

顔の表情による演技については

 

「顔芸」と否定する向きもあるけれど、

 

(もちろん、それに頼って

 

スケートを疎かにしてはいけないけれど)

 

プログラム内容によっては必要と思うし

 

表情の演技にも色々なレベルはあると思います。

 

 

 

玉三郎さんの演技論と音楽に共通すること/演技=表現の前に「感受」する

 

こちらの記事に取り上げたコラムで

 

玉三郎さんが「反応」(=表現)という言葉で仰るように

 

表現しようとばかり思っていては

 

表面的なとってつけたような

 

浅い表現になります。

 

 

 

これは、音楽でも同じです。

 

 

 

でも、

 

メドベージェワ選手は

 

しっかり「感じている」のが伝わってきます。

 

それが伝われば

 

「顔芸」と揶揄される

 

わざとらしく作った表情とは違い

 

こういった物語のあるプログラムには

 

必要な、そして、重要な、

 

表現の一端となります。

 

 

 

一例ですが、

 

最後に鉄道自殺するシーンで

 

リアルに列車が迫ってくるのを見ている顔。。

 

 

距離が迫ってくるのが

 

寄っている眼で分かります。

 

既に悲しみの感情ばかりではなく、

 

迫りくる列車に気を取られています。

 

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死にたいのに・・・

 

轢かれる瞬間、恐怖に襲われる顔・・・

 

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この瞬間にライトが消え、

 

そこから少しずつ照明が戻る中でも、

 

その衝撃を味わっている顔・・・

 

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心臓の鼓動がこちらに伝わってくるような
 
衝撃の余韻が
 
演技の終わった暗闇の中の数秒にありました。
 
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間違いなく「感受」していると、

 

感じさせた瞬間でした。

 

 

 

 

技術は、

 

ジャンプを中心にあらゆる技術で高い点を得られる

 

レベルの高さです。

 

 

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表現力にまだ伸びしろがあるというご意見は

 

「スケート的表現力」、
 
つまり、
 
スケーティングそのものや
 
身体の動作や型の美しさに
 
まだ、改善の余地があると言う意味であろうと
 
思いますが、
 
それは、やはり、
 
浅田真央さんやコストナーさん等に
 
及ばない部分と思います。
 
 
 
ただ、この演劇的表現力を見ると
 
感受性の豊かさが窺い知れるので、
 
ご本人もまだまだ、
 
もっともっと
 
美しいスケートを目指して
 
進化し続けるであろうと思われます。
 
 
そして、、
 
日本の女子選手たちの進化も
 
負けてはいないので、
 
平昌までに
 
メドべちゃんに追いつき追い越す選手が
 
出てくるのかもしれません。
 
 
楽しみにシーズンを待ちたいと思います。

 

 

DOI2017の前記事はこちらです。

 

■凄い!!真凜ちゃんの総立ちトゥーランドット

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

クリックいつもありがとうございます♡

 

                 Megumi(野谷 恵)

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