次ページ、■彩の国さいたま芸術劇場 / 【贅沢な耳】で聴いてください。
■耳が成長することで感じることが変わり、感じるようになることで演奏が変わって行く
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DOIの続きです。
世界選手権2連覇の世界女王、
メドべちゃんこと
メドベージェワ選手の
アンナ・カレーニナ。。
この人の演劇的表現力が
凄いと思いました。
昨季の映画音楽を使ったFSプログラム、
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』でも
思っていたことですが
演劇的に、あるいはパントマイム的に、
表情で語るのが非常に上手い。
顔の表情による演技については
「顔芸」と否定する向きもあるけれど、
(もちろん、それに頼って
スケートを疎かにしてはいけないけれど)
プログラム内容によっては必要と思うし
表情の演技にも色々なレベルはあると思います。
玉三郎さんの演技論と音楽に共通すること/演技=表現の前に「感受」する
こちらの記事に取り上げたコラムで
玉三郎さんが「反応」(=表現)という言葉で仰るように
表現しようとばかり思っていては
表面的なとってつけたような
浅い表現になります。
これは、音楽でも同じです。
でも、
メドベージェワ選手は
しっかり「感じている」のが伝わってきます。
それが伝われば
「顔芸」と揶揄される
わざとらしく作った表情とは違い
こういった物語のあるプログラムには
必要な、そして、重要な、
表現の一端となります。
一例ですが、
最後に鉄道自殺するシーンで
リアルに列車が迫ってくるのを見ている顔。。
距離が迫ってくるのが
寄っている眼で分かります。
既に悲しみの感情ばかりではなく、
迫りくる列車に気を取られています。
死にたいのに・・・
轢かれる瞬間、恐怖に襲われる顔・・・
この瞬間にライトが消え、
そこから少しずつ照明が戻る中でも、
その衝撃を味わっている顔・・・
間違いなく「感受」していると、
感じさせた瞬間でした。
技術は、
ジャンプを中心にあらゆる技術で高い点を得られる
レベルの高さです。
表現力にまだ伸びしろがあるというご意見は
DOI2017の前記事はこちらです。
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Megumi(野谷 恵)
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