こんにちは。
随分遅くなりましたが、去年の乙パで書かせていただいたお話しにほんの少し加筆したものを投稿します。
2016乙♡パ〜同じセリフでお話しを書こう〜「夜明けの契り」
…知らぬ間に目が覚めていた
ひんやりとした空気が鼻先や頬、髪を包み込む
格子戸越しの庭がほの明るい
その明るさに惹かれ、格子戸を開けようと立ち上がる。
目に飛び込んだのは、真っさら真っ白な雪景色だった。
「人知れず、降ったのね・・・」
ウンスが言うと、
「・・・人知れず降った。」
肌着一枚で寝床から抜け出したウンスを、後ろから抱きすくめる様にしてヨンが答えた。
ようやく出会えた。
四年の時を埋めるように、熱く互いを重ねた夜が明けてゆく。
ヨンはウンスの凍えた頬を、そっと両手で包み込んだ。
白く浮かぶ吐息も、睫毛に降りた雪も、全てが愛おしいと思った。
今すぐにでも再び温もりを分け与えたいという欲をこらえながら、
「一生俺のそばに。いいですね」
瞳を覗き込むようにして尋ねると、ウンスはこくりと頷いた。
空の闇が解け、暁の輝きが二人にそっと降り注ぐ。
ウンスが必死に口角を上げ、涙をうんと含んだ声で
「私のお守りは大変よ?」
と顔を上げると、
「わかっております。嫌と言う程」
ヨンは愛しいひとの頬の雫を拭うように口付け、
もう二度と離さんばかりに腕の力を一層込めた。
終
以下が「夜明けの契り」に引用させていただいた一文です。
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Dさん
目に飛び込んだのは、真っさら真っ白な雪景色だった。
「人知れず、降ったのね・・・」
・・・人知れず降った。」
Mさん
凍えた頬を、そっと両手で包み込んだ。 白く浮かぶ吐息も、睫毛に降りた雪も、全てが愛おしいと思った。
mさん
…知らぬ間に目が覚めていた
ひんやりとした空気が鼻先や頬、髪を包み込む
格子戸越しの庭がほの明るい
その明るさに惹かれ、格子戸を開けようと立ち上がる
思わず身震いするほどの寒さだ
衣の前をぎゅっと閉じたくなる
コトリ…
格子戸を開けると真っ白な真綿のごとき雪があたりを覆っていた
知らぬまに頬を伝うものがある
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皆様、素敵な素敵な一文を、どうもありがとうございました!
ちなみに、、ドラマの中でヨンがプロポーズ(?)した時にウンスが言った「私のお守りは大変よ」というセリフ。(媒体によって訳は色々と違うかも知れませんが)
実際には
「나 지키는 거 쉽지 않을텐데.」
(私を守る事は簡単じゃないのに)
と、言ってます。
今後はドラマをいちから視聴し直しつつ、そのついでに日本語訳と実際のセリフで印象が少し違うなぁと思う点や、単に好きなシーンなどをブログに軽~い感じで載せていけたら楽しいな♪と思ってます。(そして、気持ちと時間に余裕がある時は、お話しを書き書き出来たらいいなと思います)
ドラマについての呟きは信義探訪(現在休止状態のブログです…)で、お話しや短文はアメブロで更新するつもりです。
まだまだ寒い日が続くうえに、インフルやノロ、花粉症などが徒党を組んで押し寄せてくる時期ですが(ああ怖い^ ^;)、皆さんもどうぞお体大事に過ごしてください♪
「一生守って差し上げますから、私と共にいてくれないかと」
「私を守るのは簡単じゃないのに…」
ラブラブ♡
寒い冬 シンイがあれば あたたかい (心の俳句です…)