信の虹 ー신의 nijiー

信の虹 ー신의 nijiー

ここは韓国ドラマ「信義」の登場人物をお借りして楽しんでいる個人の趣味の場です。
主に二次小説がメインです。ちま(画像)の世界も大好きです。
もしも私個人の空想の産物に共感してくださる方がいらっしゃったら、
どうぞお付き合いください^ ^


いつも読んでくださってる皆さん、ありがとうございます。
拙い創作に温かい反応をくださる皆さん、凄く励みになっています。
心から感謝しています。


☆今後の予定(予定は未定です~)
しばらくの間、更新をお休みします^ ^
不意に更新する時もあるかも知れませんが、どうぞよろしくお願いします♪




~自己紹介~

こんにちは。しんと申します。
2014年の夏、頭に湧き出た信義の妄想話しをどこかに書き記しておきたくなり、同年の秋にこのブログを作りました。
初めてRさんの年越し企画に参加した際に皆さんから嬉しい反応をいただいた感動が忘れられず、調子に乗って今も続けています。

そもそも信義はイミンホさんの前作、シティハンターが好きだったという理由で見始めたのですが、その時信義のファンというよりもミノのファンになってしまったという…。;^_^A
2013年の夏に視聴してから一年後に偶然二次創作の世界を知ってその魅力にのめり込み、購入を我慢していた小説も一気に読んで、改めて深く信義の世界に堕ちてしまいました。(なので純粋な廃人乙女とは言えませんが、気分はどっぷり廃人乙女です)

知識がある方でもなく韓流ドラマにも詳しくない、おまけに拙い文章ですが、もしも私の妄想に共感してくださる方がいたら。少しでも一緒に楽しんでくれる方がいたら。
それってとても嬉しいなぁ~、幸せだなぁ~。という思いで細々と書いています。

もし私のお話し等に価値観が合わない部分を感じた方は、ここはもう決して覗かずに捨て置いてくださいね。
あなたのイメージに合った素敵な二次創作ブログ、沢山沢山あるはずです。

そして私に限らず、それぞれ自分の好きなイメージで信義の創作を楽しんでいる読み手さんや書き手さんが悲しくなったり緊張してしまったりするコメやメッセを書いてしまう方とは一緒に楽しめない体質です。
申し訳ありませんがここの閲覧はご遠慮くださいね。
お互いの大事なものを尊重し合って、広い心で仲良く楽しく信義の二次創作の世界で過ごせたら幸せだな~と思っています。

もしも私と同じ思いでこの場の創作を楽しんでくださる方がいたら、是非是非遊びに来てください。読み専さんも大歓迎です♪
基本は信義に関するものがメインですが、たまに関係の無い事についても呟きます。

どれも下手の横好き的な内容ばかりで恥ずかしいですが、今後ともどうぞよろしくお願いします!

~お知らせ~
☆アメンバー限定記事は今のところ書く予定がないので、現在アメンバーの受付はしていません♪
もしもアメ限記事を書く際は、事前にお知らせ&受付いたします。

☆ブログ内の画像は、個人でこっそり愛でていただく分にはお持ち帰りオッケーです。
無断による画像や文章の転載・再配布は禁止させていただいてます♡

もしも誤字脱字、うっかりミス、どなたかのお話しと凄く被ってる~(汗)などありましたら、どうぞ優しく教えてください。
語彙の少なさ、表現の拙さ、時代背景の勉強不足等、色々あるかと思いますが、諸々ご容赦くださいませ。



이 마음이 닿을 수 있기를…

この想いが届きますように…


こちらへお越しくださる皆さんと、信義の二次やちまの世界を教えてくれた先輩方に感謝を込めて。




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「お久しぶりですぅー。お元気ですかー!」

 

ウンスは屋敷の隅々まで駆け抜けるような声で挨拶をすると、様子を伺うように奥の気配に耳を澄ませた。

ややあって、屋敷の女主人が小さく咳をしながらウンスの方へ歩いてくる姿が目に入ると

 

「あー、いいんです、いいんです、寝ててください。私がそちらに行きますから」

 

ウンスは、「お邪魔しますねー」と軽い調子で言うと、まるで診察にきたとは思えぬような足取りでいそいそと屋敷にあがっていく。

礼を言う女主人にウンスは

 

「いえいえ、具合を悪くされたって聞いたので気になって。今私、すっごくヒマなんです。だからこうやって皆さんのお屋敷に診察に伺っているんですよ」

 

逆に医者としてお仕事させてもらって感謝したいぐらい。と微笑むと、

「あと二、三日ゆっくり過ごされれば元気になりますよ。あ、お代は大丈夫ですから。その代わり、開業したら是非うちの医院に来てくださいね。診察だけではなくて、お化粧品や小物なんかも置く予定なので」

 

そう告げながら、煎じた薬を枕元に残し”ユ医院、チェ家にて開業の予定。営業時間は追ってご連絡いたします”

と書かれた紙をちゃっかりと添えた。

 

 

 

 

 

 

「ただいまー」

 

ウンスが自分の屋敷に戻ると、普段は帰りの遅い夫が珍しく帰宅していた。

「あら、早いわね!どうしたの?」

 

そう言ったあと、ウンスはヨンの顔を見上げると、その二つの眉が困ったように眉間に寄っていることに気づき、押し黙った。

胸の前で組まれた太い腕。なにか言いたげな黒い瞳。

 

・・・機嫌が悪いのね。

 

不穏な空気を察して、そそくさと荷物を置きに横を通り過ぎようとするウンスに向かって

ヨンがその動きを制するように声をかける。

 

「どこへ行っていたのです?しばらく屋敷でおとなしくしているという約束だったはずですが」

 

「んー、そうなんだけど・・・ほら、落ち着いたらそのうちここで開業していいって話になったじゃない?

それなら前もって営業活動をしておこうと思って。ご近所の皆さんのお家をまわってたの」

 

遠くには行ってないから大丈夫よ。と肩をすくめるウンスに、ヨンはため息をつきながら組んでいた腕をほどくと、

妻が重そうに抱えている診察道具を持ってやった。

 

ウンスが天の世界から戻り、共に都へ戻って祝言を挙げてからまだそう長い月日が経ったとは言えない。

医仙が戻って来たなどと噂がたたぬように、もうしばらくは屋敷でおとなしくしている。ということになったはずであった。

 

「・・・どうせおとなしく暮らすことなど、できるとは思っていませんでしたが」

祝言の後、周囲にウンスを連れてまわったわけでもないのに、どういうわけかすっかり顔が知られている。

先日は何やら同じものを幾枚も使用人に書かせていたようであったが、営業活動とやらに使うものだったのであろう。

 

「そうなのよ。何もしないでじっとしてるとストレス溜まっちゃって」

さすが旦那様、私の性格をよく分かってるわね。と、

嬉しそうに微笑んだあと、ヨンの視線に気づき慌てて反省している風に顔をつくるウンスに、ヨンは思わず口元を緩ませた。

 

「まったく、しょうがない人だ」

一度緩んだ表情を悟られぬように依然として不機嫌を装うと、ヨンは先程妻から取り上げた荷物を持って、部屋へと向かうべく廊下を歩いた。

 

後ろから渋々とついてくる妻が、自分の背中へ向かって舌を出すと聞こえぬように小声で

「い・し・あ・た・ま」

と言っている様子は振り向かずともわかる。

 

なにが腹立たしいって、妻の笑み一つで全てを許してしまいたくなる己が腹立たしい。

この先のことを思うと頭が痛くなることばかりだ。しかし、策はある。

難しいようで単純な策が。

 

・・・ただ、守ってやればいいだけだ。俺がこの人を、一生ずっと。

 

歩みを緩めて妻の横に並ぶと、空いた手を差し出す。

ウンスがその手に気づき微笑むと、手に手を重ねる。

 

細く柔らかな白い指を、花びらを握るようにそっと優しく包み込むと、

再び出会えたあの時から毎日のように、ウンスの顔を見るたびに幾度となく繰り返し心に浮かんでくる言葉が、またヨンの胸の内にこみ上げる。

 

 

 

二度と離すまい。決して、何があろうと。

 

 

 

「愛する」、という天界語が、頭を過ぎる。

ヨンはウンスの温もりを確かめるように、もう一度妻の手を握り返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お久しぶりです^^

痴話喧嘩のあと仲直り。という、お約束のパターンですが、久々に書いてみました。

えーと実はですね、ずっと前にご紹介させていただいた、和泉さんと私の共同制作ブログ(管理人名:そめ)ですが、以前2人で作ったお話を更新しました!とお伝えしたくて出てきたのですが・・・

 

話中のウンスのように「お久しぶりですぅー。お元気ですかー!」と言いたくて、

ご挨拶代わりにちょこっと小話を書くつもりが、前置きが長くなってすみません!

 

よろしかったらコチラからお立ち寄りくださいませ。→「Forest of Iris

 

久し振りに書いた小話を最後までヨンで(この言い方も久々に書けて嬉しい^^)くださった皆さん、ありがとうございました。

やや多忙なため、こちらのコメント欄は開けずにおきますが、また忘れた頃にひょっこり出てこれたら嬉しいです♪