このままでいいのか超早期教育というタイトルからして、
頭ごなしに早期教育を否定されるのかな?と思いきや、
どうして日本で超早期教育が流行しだしたのかという社会的ないきさつ、過去、現在の早期教育、
そしてその結果をとても理知的にかかれていて、膨大な勉強量をわかりやすく教えて下さる一冊。
一歳で教科書を読み、二歳半で日記を書き、幼稚園で感想文をかく。
小学校に入る前、すでに大学受験までの数学が終わっている…
そんな早期教育天才児たちの事がかかれてありました。
200年ほど前にも既に超早期教育をされた方がおり(J・S・ミル)彼が詳しく自分のことをかいた本についても紹介があります
赤ちゃんや小さな子供たちは、母親に正解なら笑顔、不正解だと困ったり悲しい顔をされ、
根本的な人間としての温かなコミュニケーションをしっかり作り上げにくく、
経験が全くないのに知性のみ進みすぎ、頭でっかちで感情や情緒の乏しい、やる気や感動の薄い大人になってしまうと
超早期教育を受けた本人の言葉を交えたりして、紹介してくれています。
超早期教育をされる方は真面目で必死かもしれませんが、冷たいコミュニケーションにならないことはとても難しく、
のびのび、愛をたっぷり、子供をのばす、見守ることが大切かもよ?とおしえてくださりました。
とてもオススメです!