「プライドと偏見」 | こじょるのおこじょなえぶりでい

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ClassicalHomeopathy柊舎の個人的なBlogです。
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プライベイトについても時々書いてます☆

プライドと偏見

http://movie.walkerplus.com/mv35475/



原作は、18世紀にかかれた大ベストセラー小説「Pride and Prejudice」。


200年も前の作品ですが、人の心の動きをとても繊細に優しく鮮烈に描いた名作で


この映画化は何度も行われています。


今回は、2005年に制作された美しきイングランドの映画を拝見しました。




私基本的に、近代的な恋愛映画や恋愛ドラマをあえて見るといったことはせず


大体いつもスルーしてきました。


今回もたがわず、TUTAYAで


「マーガレットサッチャーは見たしなぁ…」


と、古典やノンフィクションコーナをぶらぶらしていると


店員さんのイチオシとして、情熱的な説明文句がありました。


オースティン作品といえば、有名どころではあるけれど。。


この日は久しぶりにDVDを借りると決めていて


でも借りたいものが借りられていたりで


何となく「偏見とプライド」を借りてみました。







舞台は18世紀イギリス。


素晴らしいロケーション


建築物のオンパレード


衣装の素朴な美しさや華やかさ


当時の礼儀作法もそのままに


少し堅苦しいように見えて、とても奥ゆかしい世界観


あるイギリスの田舎で起きたベネット家のお話です。






男女が2人きりで話すような機会はかなり珍しく


御食事会やお茶会では、必ず両親の監視下でのお喋り


堅苦しいように見える世界の中で


茶道のお手前のようにはっきりとルールが敷かれ

しかしその中で、様々な人間ドラマが起きていきます。






200年経っても人の心の動きはこれほどまでに変わらず


そして、奥ゆかしく、優しく、純粋な


昨今の日本におけるすっからかんのぺらっぺらの「純愛ブーム」。


私はこれあとても苦手で、数か月経てばほぼ覚えていないんですが…


「プライドと偏見」…なんてまあ素朴なストーリィ展開。


そしてロマンチック全開の全世界乙女の心わしづかみな展開!!(; ・`д・´)






ダ―シ―マジでずるいよ、紳士です、あなたは!!


古典的で、無口で、シャイで、武骨ですが

はっきり伝えることは伝える。


間違いは正そうとする!


尊大な態度かと思いきや、その優しさや温かさや男らしさ


包み込む愛情の深さと、守り抜こうとする姿勢。


手が触れるだけで、何かが変わってしまう。





ヒロインのリジィは、知性の光と優しさや愛情をいつも忘れず


恥じらいと物おじしない態度。


そして自分の中のプライドや傲慢と向き合い悩み進んでいく

この作品は、どこを切り取っても絵のように美しい場面展開だけではなく


たんなる恋愛映画で片づけるというより


ある人間が、他の人間への接し方を考えるといった


人間を描いた作品なのだと感じます。


自分の偏見やプライドが目を曇らせていた、

間違っていたのは自分だと清々しい笑顔で語る


リジィのあの最後の場面の演技は圧巻です。





こういった、長丁場の作品で心に残る


(借りてから2回連続で見ました。まだ見足りない。笑)


作品って、そうそうないとおもいます。





ある久しぶりのお休みの日に。


DVDを借りて優雅な気持ちになりたい時には、是非


「偏見とプライド」


でキュンキュンして下さい(笑)





服装も可愛かったなぁ…


ロングスカートの体にフィットしたワンピ、欲しくなりました♡