チャップリンはトーキー映画となるまで
声が醜いだのという噂がありましたが、
作曲もピアノも映画監督も主人公もする彼は、貧困の中で育ち、
アメリカに応援されたり裏切られたりしながら、
その人生を強く生き抜きました。
彼の「街の灯」はとても好きな映画ですが、
命をかけて制作した「独裁者」や「殺人狂時代」も好きな作品です。
「独裁者」より、今も輝く名言をご紹介いたします。
*-----------------------------------------------------
この世界には、全人類が暮らせるだけの場所があり、
大地は豊かで、
皆に恵みを与えてくれる。
人生の生き方は自由で美しい。
しかし、私たちは生き方を見失ってしまったのだ。
欲が人の魂を毒し、
憎しみと共に世界を閉鎖し、
不幸、惨劇へと私たちを行進させた。
私たちは皆、助け合いたいのだ。
人間とはそういうものなんだ。
私たちは皆、他人の不幸ではなく、
お互いの幸福と寄り添って生きたいのだ。
私たちは憎み合ったり、
見下し合ったりなどしたくないのだ。
私たちはスピードを開発したが、
それによって自分自身を孤立させた。
ゆとりを与えてくれる機械により、
貧困を作り上げた。
知識は私たちを皮肉にし、
知恵は私たちを冷たく、薄情にした。
私たちは考え過ぎで、感じなく過ぎる。
機械よりも、私たちには人類愛が必要なのだ。
賢さよりも、優しさや思いやりが必要なのだ。
そういう感情なしには、世の中は暴力で満ち、全てが失われてしまう。
私たちに覆いかぶさっている不幸は、
単に過ぎ去る欲であり、人間の進歩を恐れる者の嫌悪なのだ。
決して人間が永遠には生きることがないように、
自由も滅びることもない。
自然に反する者たち、機械のマインド、
機械の心を持った機械人間たちに、身を託してはいけない。
君たちは機械じゃない。
君たちは家畜じゃない。
君たちは人間だ。
君たちは心に人類愛を持った人間だ。
憎んではいけない。
絶望してはいけない。
チャップリン「独裁者」より。
クラシカルホメオパシィ柊舎HPはこちら☆
https://hiiragiya.shopinfo.jp/