色は匂へど

日本庭園に
欠かせないもののひとつであろう、苔。
依水園にも、いたるところに
苔が敷き詰められています。
遠目に見たときの
赤や黄色のモミジとの色の対比は
とても美しいのですが、
モミジの木の下に苔を植える本当の目的は
実はモミジが散り落ちたときのためなのではないか。

ボクらの祖先は、春の桜に対しても
散るときの儚さにこそ美を見出してきましたが、
紅葉の散り際も、
そこに色の対比をなす苔を敷くことで
最後の演出を加えようと考えたのかもしれません。
鮮やかな緑の苔の上に
そっと横たわるモミジたちは
枝から離れて初めて
語る言葉を得た詩人のようであり、
秋の終わりを告げる静かなバラードの
楽譜のようでもありました。
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真っ赤だな

依水園にて。
すでに何度も書いている通り、
どこの名所へ行っても葉の状態が悪い
今年の紅葉ですが
ここ依水園では、
なかなかキレイなモミジを見ることができました。
しかし、すべての葉が同じように真っ赤だと
意外と写真を撮るには難しいんです。
主役に選んだ葉と
背景になる葉の色合いが同じだと
主役が背景に埋もれそうになってしまうから。
そういう場合、
主役の葉の後ろに太い枝が入るような
構図にしてアクセントをつけたり、
枝や葉が密集しているところは避けて
主役と背景の距離を
充分に開けられるアングルを探します。
そうすれば背景の葉はボケてくれるので。
ところでこの写真を撮っているとき、
ボクはこの木の枝の下に潜り込むようにして
しゃがみこんで
カメラを真上に向けるような姿勢で撮っていたんですが
そこに通りかかった4~5人の
おばちゃんグループがボクに目を留め
「あ~、あのお兄さんみたいに
下から見上げて撮ってみたら面白い写真が
撮れるかもしれへんで~」
「そやなぁ~~」
「ああやって日光に透かして撮ったらええねんなぁ、
なるほどぉ~~」
「ウチもやってみよ~ オホホホホォ~~」
・・・絵に描いたような
関西のおばちゃんのノリだ・・・。
そして1人のおばちゃんが
ボクのそばに来てしゃがみこみ、
コンパクトデジカメを上に向けて
パシャパシャと撮り始めましたが・・・
「あれぇ~~?
上手いこと撮れへんわぁ~あははははは~~」
あっさり諦めたようで・・・。
「やっぱり、あのお兄さんみたいな
大きいカメラでないとあかんねんな~あははは」
「ウデの問題とちゃうのぉ~~おほほほほほ」
「それは言わんといてぇ~~えへへへへへ」
・・・・・・明るいね・・・・・・。
思いがけず見舞われた小さな嵐をやり過ごし、
その後はまた落ち着きを取り戻して
撮影にいそしんだのでありました。
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