目頭切開を受けたあとに気になる点が出てきて、いつから直せるのかを調べていらっしゃる方は少なくありません。

この記事では、再手術はいつからできるのか、診察で何を見るのか、どんな状態なら整えられるのかを順に説明します。実際の症例もご覧いただきます。
なお、状態は一人ひとり異なります。ここに書いたことは一般的な考え方で、診断は実際に拝見したうえで行います。
再手術はいつからできるのか
ご相談でいちばん多い質問です。先にお答えすると、二つの考え方があります。

| どんな場合 | 時期 |
|---|---|
| 一般的な場合 | 6〜8ヶ月以降をおすすめします |
| 日常生活に支障が出るほどの 問題がある場合 |
ご相談のうえ、6ヶ月以内の早期復元も 検討します |
一般的に6〜8ヶ月以降をおすすめするのは、前の手術でできた瘢痕(傷跡の組織)が柔らかくなり、形が落ち着くのを待つためです。硬いうちに触ると、整えた形がまた動くことがあります。
一方で、日常生活に支障が出るほどの問題が起きている場合は、待つことがかえって負担になります。その場合はご相談のうえ、6ヶ月以内の早期復元を試みることがあります。
つまり「何ヶ月経ったか」だけで決まりません。いまどういう状態かを合わせて見ます。だからこそ、ご相談が大切になります。
目頭切開のあとに多いご相談
① 傷跡が白く残る
切開した線に沿って白い傷跡(色素が抜けた状態)が残ることがあります。皮膚の色と差が出るため、目立って見えます。
② 窪んだ傷跡
傷跡の部分がへこんで見える状態です。光の当たり方で影ができ、実際より目立ちます。
③ 涙丘の露出が増える
目頭のピンク色の部分(涙丘)が以前より多く見える状態です。片方だけ露出が増えると、左右の印象が揃わなくなります。
診察で見る4つのこと
整えられるかどうかは、見た目だけでは決まりません。

| 見るところ | 何を確かめるか |
|---|---|
| ① 蒙古ひだの残り | どれだけ切られているか |
| ② 傷跡の状態 | 白く残っているか、窪んでいるか |
| ③ 涙丘の露出 | 左右でどれだけ違うか |
| ④ 前の手術からの期間 | 組織が落ち着いているか |
④で「いつ手術するか」が決まります。①〜③で「どう整えるか」を決め、④で時期を決める、という順番です。
片方だけの修正は、両方よりも難しい
片目だけを整える場合は、反対側という「動かせない基準」があります。両方を同時に整えるなら、左右のデザインと張力を同じ基準で新しく決められます。しかし片方だけの場合は、すでにある反対側に合わせる必要があります。
そのため、1mm単位で反対側と比べながら進めます。実際の症例を二つご覧ください。
どんな状態なら整えられるのか
蒙古ひだの組織が残っていて、瘢痕が柔らかくなっているほど、整えやすくなります。
一方で、切開の範囲が広く組織が少なくなっている場合は、一度にすべてを戻そうとすると強い張力がかかります。その場合は段階を分けて考えることがあります。
「できない」ではなく「どういう順番で、いつ進めるか」という話になることが多い、とお考えください。
なお、目尻・二重・眼瞼下垂の他院修正については別の記事にまとめています。
日本からお越しの方へ
他院修正は診断が結果を左右します。そのため、来院前にお写真を拝見できると話が進めやすくなります。
可能であれば、目を開けた状態・軽く閉じた状態・正面と斜めのお写真をご用意ください。前の手術を受けた時期が分かると、時期についても具体的にお話しできます。
抜糸は手術から7日目に行います。日本へお戻りになる日程が早い場合は、英文の診療情報提供書(抜糸を依頼する書面)をお渡しし、日本の医療機関で抜糸を受けていただけるようにしています。
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