『記憶にございません!』『Tiara Azul -Destino-』大千秋楽を配信視聴しました。
いやもう配信とは言えリアルタイムで宝塚観るの、去年のミーマイ以来になるでしょうか。
宝塚歌劇のライブ配信はアーカイブが無いので、その時間に観る環境が無いと難しいのです。
時間的にも日曜の午後、ほぼ丸々使います。
まずは舞空瞳ちゃん。
ご卒業おめでとうございます。
正直、こっちゃん(礼真琴)は下級生の時から抜擢が続き、いずれはトップになるだろうなぁとは思っていましたが、はて、ではこっちゃんがトップになった時に相手役としてぴったりな娘役さんはいるのだろうか?という疑念はずっとありました。
こっちゃん本人が娘役・女役を演っているだけに。
そこへ102期の首席舞空瞳ちゃんが花組から組替えしました。
フィナーレのデュエットダンスが「早送りデュエダン」と呼ばれてしまうほど、二人の超絶技巧なダンスは見ごたえがありました。
因みにさんちゃん(咲城けい)が雪組に組替えするまで、星組102期は主席・次席(天飛華音)・3番(咲城)と揃っていたんですね。
ロミジュリでは、「こんなに歌の上手いジュリエット初めてじゃない?」(過去の娘役さん達すみません)と思いましたよ。
そして、自分が生観劇したからかもしれませんが、この礼舞空コンビで一番好きな作品は『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』。
勝気ですぐルーチェとすれ違ってしまうアンジェリークを、恐らく10年前の続編時からファンが無意識に想像していたキャラを具現化。
そうそう、これこれ、みたいな。
ワタシは基本的にトップ『コンビ』派なんですね。
だからこっちゃんのヤモメが決まった時もなんかちょっとね、と思いました。
でもね。
結局こっちゃんも次が退団公演になってしまいましたし。
だったらこのまま、ことなこの想い出で終わらせたいのかもな、と今は思います。
なこちゃん、こっちゃんの相手役になってくれてありがとう。
*
さて、他の星組の人たち。
まず今回一番目を引いたのが、天飛華音くん。
この子… こんなに色気あったっけ? というくらい、特にショーでつい目が行ってしまう。
こっちゃんもありちゃん(暁千星)も極美くんも、かっこいいけど健全なんですよね。
優等生的といいますか。
男役のファンとしては、敵役っぽい毒っ気のある色気が好きなんですよ、ワタシ。
そして瀬央ゆりあが星組にいない今、星組の推し極美慎くん。
顔面国宝はモチロン、とにかく足が長いw
どんだけ足長いのってくらい。
特にショー中詰めでロングブーツ履いている時に思いました。
膝の位置も高いのよ。
腰1つ高いのよ。
芝居では悪いんだか悪くないんだかちょっと中途半端な役になってしまったのが残念です。
政界コメディを宝塚の舞台に乗せるために、マイルドにしなければいけなかった部分もあるとは思いますが、極美くんの役(元政治記者のフリーライター:映画版は佐藤浩一さん)はコントラストをはっきりつけた方が舞台としては引き締まったのではないかと。
石田センセ、原作をなぞるあまりコメディ路線に意識が行き過ぎてしまったのかと感じる部分もあり。
ワタシは石田センセの芝居作品で好きな作品もあるので(誠の群像とか黎明の風とか)、一概にダーイシアレルギーとかではないのですが、今回は全体的にぼやけた印象になってしまいました。
Xとかで楽しかったという感想も多かったのですが、ファンバイアスがかかってスターさんを観るという方向だと「楽しい」かもしれません。
芝居として観ると?
いやもしかしたら、一昔前のダーイシ演出ならもっと振り切っていた可能性もある。
特に今は宝塚歌劇団として世間の評価が厳しくなってしまっているので、コンプライアンスに神経質になりすぎたのかも?
(劇団がコンプラに神経を尖らせなければいけないのはソコじゃないんですけどね。ヅカを何も知らない人からしたら、宝塚歌劇団は宝塚歌劇団でしかないので)
ショーは今回が大劇場デビューの竹田悠一郎先生。
往年のサザンクロスレビューを彷彿とさせるカルナバル。
舞台はアルゼンチンのカルナバルだそうで、♪見上げりゃ南十字星~ ってなりますわ、90年代のヅカファンは。
こういう元気なショー大好き。
次回アンセムも竹田先生演出です。
よろしくお願いします。
公演BDは1/31発売。
✨PR動画公開✨
— キャトルレーヴオンライン (@tcaonlineshop) December 2, 2024
星組『記憶にございません!』『Tiara Azul ―Destino―』
ブルーレイ・DVDは2025年1月31日(金)発売です🌸
詳しくはこちら▶https://t.co/MtRPRYO5Oy pic.twitter.com/zUyYBjAiom
