5月はフィリピン行きの月です。




3月に台湾の地下鉄で見た長栄航空の台北ー宿霧間

就航の広告を見て帰国後すぐに航空券の予約を

しました。




5月6日成田ー台湾(桃園)、接続便の関係で

この日は台北泊。

ホテル近くのコンビニでORIONビールを見掛ける。

痛風を恐れてためらいがあったが沖縄恋しくて購入。




翌7日、桃園空港から07:10のフライトでセブ。

10:05セブ着。

帰路は13日、11:05セブ発で桃園で1時間余り待ちで

成田に19:40着。


セブでの滞在中は;


7日夜は張氏と“吞ん気”で呑み会。


8日はTM氏の迎えで久し振りに氏の手料理を味わう。

9日のフィリピン大統領選挙のため8日、9日は

外での飲酒が禁止です。




9日は選挙のため仕事にならず終日ホテルで一人呑み会。


10日も選挙の余波か今一つパットしない。

注文してあったものも出来上がっていない。


11日、やはり仕事の成果は上がらず、電話が鳴るが

どうせ職人達が品物を売り込みに来ているのだろうと

しばらく電話に出なかったが、あまりにしつこいので出ると

TM氏がロビーに来ているとの事です。


降りて行けばこれから呑みに行こうとのお誘いです。

時に午後3時半、まだ日は高く、カジノエスパニョ着。

私の好みのイカリングの揚げ物(カラマリス)などで

ジャックダニエルの水割りをいただく。


仕上げにいただいたサンドイッチもおいしく、

全部たいらげました。


最近、ホテルにいる時には持参のつまみで酒ばかし呑んで

食事は控えめです。

ホテルの料理人が変わったのかあまり美味くないのです。


結局、セブ滞在中はTM氏の招きが唯一の栄養補給です。


12日、やはり品物は上がって来ない。

取引先に行き、次回の航空便での打ち合わせをして

諦めてホテルに帰る。


13日朝、もしかして前夜、出来上がったものが届いてないか

フロントに降りるが何もなし。

諦めて離島する。


私にとって長栄航空の初フライトは快適でした。

チェックインは成田、桃園、セブともスムースでした。


なにより成田から桃園空港に近づくと“雨夜花”の

バックグランドミュージックが流れて昔を思い出しました。


セブ空港に近付く時にもやはり“雨夜花”が流れて

並びの席に座っている台湾人のスチュワーデスに聞くと

この曲を知らないとの返事です。

隔世の感です。


ねこブームでねこパーツまたは製品の注文をいただきます。

右側の黒蝶貝ねこは以前に作りましたが左側の池蝶貝ねこは

3月に注文を出して出来上がってきました。




帰国すればSCRAP & BUILTが待っています。

白蝶貝のイルカの着いたストラップを300個あまり解体しました。

イルカは大きい物で28mm、厚さ7mm、背中に2mmの

通し穴が開いています。

昔のもので貝の品質は良いです。

大きさを2種類に分けて販売するつもりです。



残りの200個足らずとやはりウッドのテールのストラップを

解体にと入口付近に置いてありましたら仕入れの方が来られ

150個あまり買われました。

朝のことでした。昼前には自宅に持ち帰って解体予定でした。


解体した後に解体前の商品の注文をいただくことが度々あり

しまったと思うこともママあります。



上の製品はやはりミセスポンセから仕入れたものです。

50個くらいでしょうか。

3角のパーツとブラウンペンシェルヒーシーとに解体

しました。


“雨夜花”で思い出しましたが、44年前初めてフィリピンに行き

ホテルのクラブに行きますと歌手が日本のお客さんが

来ているのでと歌い出したのが“ここに幸あり”でした。

当時は東南アジアで大流行だったようです。


暫くして台湾でよく耳にしたのが“星影のワルツ”でした。

台湾でヘンリーチャンとカラオケに行った時のことです。

私が“北国の春”を歌った時、ヘンリーが日本でも

流行っているのかと聞きました。

ヘンリーこれは日本の歌だと教えたほどです。


台湾、中国では“榕樹下”(=ガジュマル)の題名だったと

思います。



北国がなぜ南国のガジュマルか判りません。

元同僚のSが亡くなりました。

同級生ですが社歴は4年先輩でした。

ゴルフは元シングルで教えてくれたのも彼でした。

毎年4月と10月は帰高してプレイするのが楽しみでしたが

残念です。


2ケ月前の2月10日に彼の家に見舞いに行き

奥さんと3人で長話をして近いうちに来さしてもらうと

言って別れたのが最後となりました。


先日、航空券を予約して彼にその旨伝えようと

思っていた矢先の訃報でした。


入社以来世話になった親友でした。

冥福を祈ります。


終わりなきSCRAP & BUILTの毎日です。

命に限りがあることを切実に感じています。

急がねばなりません。


(黒蝶貝ヒーシーの端切れ)。



40cmの長さに拾いました。

28本出来ました。


(タカセ丸玉の端切れ)。


(タカセ丸玉とオーバルを組み合わせたブレス)。

売れ行きはいまいちだったように思います。

ただこの両端に使われているビーズは2.8mmで

貴重品です。


(拾ったビーズ)。

上のブレスなどから拾ったものです。


最近中国に4mm玉の価格を問い合わせると

高いこと言われました。

最早、売り切れば仕入れは中止します。


貝もしくはサンゴでも同じですが2~3mm玉は

高価です。

4~5mm玉が一番安くて、それより小さくなるか

大きくなるに従って高くなります。


小さい物は作る難度、多きものは材料高に

寄ります。


(白ヒーシー2~3mmの端切れ)。

(白ヒーシー2~mmの40cm)。

上の白ヒーシー2~3mmは昔のヒーシーです。

40cmの長さの物はグリーンの糸に通したため

貝がグリーンぽく見えます。

上の端切れとで差し替えが必要です。

40cmの長さで200本はできるはずです。

品質は良い物です。


(白プカレット4~5mmの端切れ)。


(拾った白プカレット40cm)。

上の端切れから7本できました。


(タイガープカのバラ)。

ネックかブレスを作った時のものです。

たえず残りは糸に通した状態で残すように指示して

いますが、このような状態です。

こうなりますと1個1個大きさを揃えながら拾わねば

なりません。

かなりの時間の損失です。

品物は一級品です。


(拾ったタイガープカ)。

とても時間がかかります。後回しです。



(レッドリップのヤタラ)。

上の状態で出てきました。

RED-LIP(赤い唇)、つまりマガキ貝の口の部分からのみ

のパーツです。

これをガシャにかけた非常に光沢のあるものです。


今では貴重なパーツです。

このようなものが見つかりますと楽しくなります。


(レッドリップのヤタラ)。

2本終えるのに2時間くらいかかりました。

年寄故に作業が遅いのとパーツに大小がありますので

配置を考えながらの作業です。

ヤタラと言うよりレッドリップリィリィに近いです。

時給から換算しますと1本いくらになるでしょう。


(キムタクプカ)。

キムタクが付けていたプカを再現してみました。
太さ11mmです。

Cクラスのプカですがあまり多くは出来ません。



(深海サンゴのネックレス)。

ブレスでしたがネックに作り替えの希望で変えました。


(白蝶貝型)。

オーストラリア産の白蝶パーツを支給して作らしました。

100個支給して93個出来上がってきました。

残りの7個は失敗したのだろうか。


(25mm丸ドーム型のパーツ)。

厚さ6.5mmあります。中には8.5mmのものもあります。

150個くらいです。

やはり昔、ミセスポンセから仕入れた物です。

フィリピンの白蝶貝がゴ-ルドリップと呼ばれるのは貝の口の

部分が黄味掛かっているからです。

しかしこれだけの肉厚のパーツとなりますと相当大きな貝で

その貝の根元、いわゆるチョウツガイの部分で作りますので

白い真珠光沢のあるパーツを取ることができます。


珍しい物ですので将来何か良いアイデアがあればと

35年近く温存してきましたが別れる時が来たように思います。


(クレージプカ)。

フィリピンではクレージプカと呼んでいますがフトコロ貝(

コメ貝)が波と砂に洗われて砕けた物です。

プカが出来る過程と同じなのでプカの名を冠したのでしょう。


話は飛びますがアメリカがキューバと国交を回復し

大統領が88年振りにキューバを訪れました。

キューバでは50年、60年前のアメ車、クラシックカーが

話題です。


あの車を見ますと1972年、44年前を思い出します。

初めてのフィリピンでザンボァンガまで足を延ばしました。

待っていたタクシーはまさしくあのアメ車でした。

色はコバルトブルーでした。


行く先を告げますとあの辺はテロが怖くて行けないとの

ことでした。

US$18.00を払って無理やり行かせました。

運転手自身もテロに襲われてセレベス海の島から

ザオボァンガに逃げてきたところだそうでした。


セブ近海で採れる貝の種類、量は限られています。

多くはセレベス海で採れ、ザンボァンガに水揚げされた

ものが、フィリピンの中心地セブに集められたと聞きます。


一説にはインドネシア側からイスラム教徒のテロリストに

渡す武器と共に貝がザンボァンガに密輸されたとも聞きましたが

定かではありません。


インドネシアでも貝は豊富ですがヒーシー、ヤタラノの類は

作られていません。

やはり3Kの仕事からでしょうか。


(白のヤタラとウッドハイビスビーズのブレス)。

20年くらい前でしょうかバリ島に行った時に店の店員が

上のブレスをしているのに驚きました。

聞くと日本人が持ってきて注文をしたが作れないと

答えると置いて行ったとの事でした。

まさしく私の作ったブレスでした。

当時、V6が白のヤタラのネックレスを着けたことで

爆発的に売れました。

白のヤタラをコンテナ船で輸入したのですが

15,000本くらい残し苦肉の策でウッドビーズにハイビスカスの

絵を描き組み合わせたところヒットした品です。


(インデアンネック)。


右のネックは白ヒーシーと赤サンゴのコンビです。

間に入っているのはブラックペンシェルヒーシーです。

赤サンゴのチューブ状が出てきましたので

作って見ました。

しかしこの赤サンゴも入手は困難でしょう。

どれくらいできるでしょうか。

左のネックのグリーンは樹脂です。


(30年前のヒーシーネックとブレス)。

30年前に考えたインデアン調のネックを参考に

上のネック2点を作りました。


(テング貝ランプ)。

注文をもらいました。

テング貝10インチの特大サイズも残り少なくなりました。


(イトヒキマイマイ貝)

今では入荷が少ないのでしょうか、

よく注文をいただきます。残り少なくなりました。


(ヤコウ貝タマゴ型パーツ)。

これも古い商品です。

ヤコウ貝の小さいものの凸面を合わせて作ったもので

大きい物で30x46mmです。

小さいヤコウ貝がありますので再現したく思います。


最近は貝の一粒一粒に愛着を感じてBUILTを

続けている毎日です。


フィリピン行きが近づいて来ました。




ヒーシー(HEI SHIE)の名の由来はHEとSHEから来ていることは

以前ブログで書かせてもらいました。


前回のブログで触れましたが、セブでも白ヒーシーが

不足しているようです。

ヒーシーについては度々ブログで書かせていただきましたが

各種ヒーシーは比較的多産の貝で作られます。

ヒーシーは大量の貝を使いますし、価格面も考えてのことです。

特に白ヒーシーはヒーシーの中でもザル貝の仲間から

作られ価格面でも量産の面でも一番作り易いヒーシーです。

(注:昔のヒーシーの材料はザル貝ではありませんでした。)


3月にセブに行って白ヒーシーまでもが不足していると聞き

驚きました。

察するところ材料不足ではなくて作り手の問題だと思います。


何度となく製作現場を見てきましたが劣悪な労働環境です。

一般的な貝パーツを作る現場は集塵機を付けていますが

ヒーシーの現場は少々の集塵機では間に合いません。

従って付けていないのです。


36~7年前まではマクタン島(セブ空港のある島)の

ラプラプの畑の中で作られていましたが

その後マクタン島が発展するに従い(今ではリゾートホテル、

輸出加工区となり外国の各種工場がある。)

セブ市街の人里離れた場所へと移って行きました。


さほど遠い年月ではなくヒーシーは作り手がいなくなると

思っていましたが、やはり若者から敬遠されているのでしょう。

とにかく3Kの仕事です。


今一度ヒーシーについて書かせていただきます。


(白ヒーシー今昔)。

上が現在の白ヒーシーで下が昔の白ヒーシー2~3mmです。

シャコ貝のヒーシーで現在のヒーシーと比べるとはるかに

光沢があります。ただしこの写真では判別できません。

(申し訳ありません。)


(ムーンシェルヒーシーとエッグシェルヒーシー)。

上の写真がムーンシェルヒーシー2~3mmで上部の

白トミ貝から作られます。

絹を思わせる上品な色合いのヒーシーです。

これは2~3mmのヒーシーしかできません。


写真の下部のヒーシーはエッグシェルヒーシーです。

これは下の写真のウミウサギ貝から作られます。

下の写真ではウミウサギ貝の内部に黒っぽい皮膜が

見えます。

実際は黒ではなくて貝に寄って赤、紫など微妙に色の

変化があって上のヒーシーはウミウサギの白に混じって

美しいコトラストを醸し出しています。



(ウミウサギ貝)。平凡社、世界貝類大図鑑から。


これらのヒーシーはここ20~30年間、現地で見かけません。

たぶん作られていないと思います。


(マガキ貝ヒーシー)。

上の3本がピンクヒーシー、下の3本がモザイクヒーシーです。

モザイクヒーシーはところどころ黒いヒーシーが見えます。

エッグシェルと同様に貝の肉と貝殻の間に皮膜があります。

この皮膜を取り除いたのが上のピンクヒシーです。


(マガキ貝原貝)。

上の写真の左側の口元に黒っぽく皮膜が見えます。


(ヤシ貝ヒーシー)。

フィリピンではメロンヒーシーと呼ばれている

ヤシ貝ヒーシー、上が2~3mm、下が4~5mmです。


(ヤシ貝磨き)。

ヤシ貝の表面を磨いたものです。

(グリーンシェルヒーシー)。

グリーンシェルヒーシーは下の写真ミドリイガイから

作られます。



(ミドリイガイ)。 平凡社、世界貝類大図鑑から。

フィリピン料理にはイガイ料理がありますが食べない方が

無難です。


(セブビューティとマクラ貝ヒーシー)。

上はセブブーティヒーシー(ムラサキヒーシー)の

4~5mmと2~3mmです。

下はマクラ貝ヒーシーです。

セブビューティはクチムラサキサンゴヤドリ貝から、

マクラ貝ヒーシーは下のマクラ貝から出来ています。

もっともマクラ貝と云っても種類によって色形は

いろいろです。


セブビューティヒーシーの4~5mmの在庫は無くなったと

思っていましたが3本出てきました。


(クチムラサキサンゴヤドリ貝)。

(マクラ貝)。


(ピッケル貝ヒーシー)。

ピッケル貝ヒーシー(ハマーシェルヒ^-シー)は下の写真

シュモクカキから作られます。


欧米の人から見ればハンマー、日本人が見れば登山用の

ピッケルです。

さしずめところ変われば名称変わる、です。

(シュモクカキ貝)。 平凡社、世界貝類大図鑑から。


(ハマーシェルマルチカラーヒーシー)。

以前から単色でピンク、ブルー、グリーン、オレンジなどに

染めさしていましたが上のようにミックスしてみました。

エスニック調のおもしろいヒーシーになりました。

これは単に染めただけでなく更にガシャにかけて

若干の色落ちをさせ光沢を出したものです。


(タイラギ貝ヒーシー)。

上下ともタイラキ貝ヒーシーです。

上がブラウンヒーシー、下がブラックヒーシーです。

和名はタイラギ貝ですが、英名はペンシェルです。

下の写真が材料の貝です。


(ペンシェル磨き)。

形がペンの先に似ていますのでペンシェルと

付けられています。

(白蝶貝と黒蝶貝ヒーシ-)。

上が白蝶貝ヒーシー4~5mmです。

いわゆるゴールドリップです。

下は黒蝶貝ヒーシーです。


(白蝶貝原貝)。

白蝶貝の未磨きです。28cmあります。


(黒蝶貝原貝)。

黒蝶貝の原貝です。23cmあります。

タヒチ産の未磨きです。


白蝶、黒蝶貝それぞれサンプルに大きなものを

未磨きで保管していましたがそろそろその必要も

なくなってきた時期のようです。

そのうちフィリピンで磨いてもらいます。


ヒーシーでは他にイモ貝、バイオレットオイスターなどなどの

材料貝で出来た物がありますが最近は見かけられません。


私もバイオレットオイスターヒーシーは2~3mmが50本

くらいあるとは思います。

相変わらず来る日も来る日もSCRAP & BUILとの日々です。

終わりなき作業です。

中にはもう手に入れることが出来ないようなものもあります。

そんなものを見つけることを励みに耐えています。