不思議な縁
就職活動における不思議な、企業とのご縁の話。2月末日。春休みで空気もキンと冷えた、就職活動まっただ中の日々でしたね。何か、今となっては夢のようです。そうです、あのころの就職活動はまるで夢を見ているようだったのです。現実をまだ知らない、やる気は十分、いつも快晴・・・今思うと素晴らしい日々だったのかもしれません。で、話をもとに戻すとその日は午後からある企業の説明会でした。しかし、私は午前中にキャリアセンターで面接対策したことに満足して午後、ある企業の説明会に行くかどうか非常に迷っていました。それほど志望度高くないし、行くのも若干面倒くさいし・・・ってことでした。その日はたしか雨だったように記憶しています。しかし、非常に迷ったあげく、もったいないという理由で5分遅刻で出席しました。説明会もかなり寝てしまってあまり覚えていませんでした。まあ、ここはどっちでもいいやと思って資料をもらってささっと帰りました。そして、その企業のES、テストセンターの期限が迫ってきました。これも実は提出の1時間前に気づいたのです。う~ん、ここでも私は迷いました。「よし、ESの内容が簡単だったら書こう」と決めました。そこでのぞいてみると、なんと学生時代に勉強とそれ以外で頑張ったことだけでした。これなら一時間で書ける、持ち駒も多いほうがいいしと思って書きました。それからしばらくその企業のことは忘れていました。そして、4月2日になってES通過の連絡がきました。ああ、そういえばこんな企業受けてたわと思ってテキトーに面接予約しました。そしてまた月日が過ぎて、とにかく面接を頑張る日々が続きました。そして、4月13日に三菱レイヨンから内々定をいただきました。よし、とりあえず第一志望群うかったわと思って次の日のスケジュールを確認すると、その企業の面接でした。しかも朝10時から。まあ、どっちでもいいだろう、起きたとこ勝負だと思って次の日に起きたら朝8時でした。きわどい時間・・・でも、まあ行くかと思っていきました。面接は3対1だったけど、面接官の方が一方的にしゃべる場面が多くて変わった面接だなあと思って聞いていました。ほとんど発言の機会がなかったのでまあ落ちただろうと思っていると3日後くらいに電話がきました。そして、合格とのこと。え、あれでうかったの!?じゃあ、あの中で誰が落ちたんだ!?って感じの面接だったのです。まあ、いいやと思っていると、京都に来てくれとのことです。おおおお、ただで新幹線のれるぜ!!と、鉄道マニア一歩手前の私はただ京都に行きたいという理由だけでその企業の二次面接を受けることになりました。といっても、まあこれくらいの段階になるとしっかり企業研究とかやってなかなかいい企業じゃんってことに気づきました。でもまだ第一志望にはほど遠くて二次面接もほかの面接と比べるとあまりぱっとしない結果に終わった。こりゃ、もう本当にだめだと思っていると、3日後にまた電話が・・・「おめでとうございます、次は最終面接です。」え、マジで!? なんで俺が・・・??正直そう思いました。でも、今度はうれしかったです。しかし、調べれば調べるほどその企業のいいところが見えてくるのです。ここで私は思いました。この企業こそ、自分の理想の企業なんじゃないかと・・・こんなふうにいつも首の皮一枚でつながったように選考を突破してきたことに何か運命めいたものを感じました。何かが自分を導いている?就職活動は不思議なこと、悔しいことがいっぱいあります。でも、そういうものだからこそ、こんな運もあるのではないかと思います。木曜日、最終面接で京都へもう一度行ってきます。今度こそ、真剣に「御社が第一志望です。」って言えそうです。