おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
帯広図書館のスポーツコーナーで出会いました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
相手を知り、自分を知り、そして何をすべきか、どういう言葉を発するべきかを考える、そういう気持ちがあれば、人間関係はスムーズに運ぶだろうし、どんな仕事であっても、自分の力を発揮するきっかけをもたらしてくれる。先のことはわからない、でも、ひとつだけわかっていることがある、僕は、一生サッカーを追いかけていく、これは間違いない。
幻冬舎出版、ということは自費出版。ゴーストライターが書いているのか? そのあたりはわかりませんが、そのまんま考えると中村選手の生の声が聴こえてくる、彼が何を信じ、何を考えてサッカーに取り組むのか。
彼のサッカー観からあなたの仕事観の参考にしていただければ、と思います。
この記事では介護現場で必要な「察知力」と題し、紹介します。
【気になった抜粋】
足りないことを認知して、それを補うための工夫をすること、今与えられた環境のなかで、何をすべきかを察知できない選手は激しい競争のなかでは生き残れない。
名波さんと僕はサッカー観が似ているという人もいるけれど、ある程度のレベルに達した選手は、ちょっとしたことで、イメージを察知し合える関係が築ける、引き出しの多い選手は、それだけ順応性や対応力も高い。
高いレベルの対戦相手からのハイ・プレッシャーのなかで、何ができるかを知ることが、味方の情報を得る一番の機会となる、余裕がないときに、どういうプレーをするか、どういう とるかがわかるからだ。
選手同士のコミュニケーションのなかで、大事なのは言い合うことだと思う、自分の要求を伝えたうえで、相手の言葉も聞かなくちゃいけない。
何か言うことで、言われた選手は意識し始める、すぐにうまくいかなくても、そういう積み重ねが大事、意識をすれば行動は変わるものだから。
【響いた抜粋と学び】
身体の向きを少し変えるだけで、プレーは変わってくる、視野が広がり、次のプレーの選択肢も増える、僕の動きに反応するから、プレー前の動きが違えば、相手の反応も変わってくる、ボールを当てる足の角度とか、視線の置き方とか、本当にちょっとしたことで、いろんなことが違う展開になる。
介護現場で言うと、移乗、移動の介助が当てはまります。高齢のお客様の立ち上がり、起き上がり、歩行など体を前傾にする、足を広げる、膝を曲げる、などちょっとした動きで次からの動作がスムーズにもなればひとりで行なえない状況になります。
細かいことを感じるか、感じないか、考えるか、考えないかで、人の成長は違ってくる、何も考えずにサッカーをやっていても巧くはならない、同じ映像を見ながら、何を察知し、感じ、自分のものにするかということが大事だと思う。
目の前のお客様の細かい動きに着目できるかできないか、中村選手が説く「察知力」があるかないかでお客様の自律支援ができるかできないかに変わります。
サッカーノート……試合前に、試合でのテーマ、何を意識してプレーすべきかを書く、試合が終わったあと、試合を振り返り、試合の感想から始まって、攻撃面でのよかったところ・悪かったところ、守備面でのプラス・マイナス、僕個人のことだけでなく、チーム全体のことなど、気がついたことはなんでも書いた、チームメイトはもちろん、気になった相手選手についても書いた。ノートを書くことで落ち着けるし、過去の自分の歩みが綴られているから、時間が経ってからそれを読むと、いろんなことを再発見できる。
夢をかなえるサッカーノート/中村俊輔
という書籍がすでに出ています。ノートの詳細はそちらで。介護現場ではお客様への介護について記録をしています。記録を読み返すことでどのような介護をされていたのか、どのように生活していたのかがわかるように記録します。その人自身のことだけでなく今後同じような状態の方がサービスを受けるときに記録を読み返すことで参考になります。それが介護の記録です。
こういうことをすれば、どうなるのか? チームメイトや周囲の選手たちを観察し、情報を集める、集めた情報はサッカーノートに記す、こうして、膨大な情報、そして、経験を重ねてきたから、変な失敗をして「あの時間がもったいなかった」と感じるようなことも少なくなった。
介護の仕事もサッカーと同じようにチームプレイです。お客様の観察はもちろん、仲間の観察、情報も必要です。あの職員は何が得意でどういうことが苦手か、あのお客様との相性はどうか、などノートに記載するかどうかは別として把握は必要だと思います。
「考える力」は、年をとっても関係ない、いや、逆に、経験を積んだぶん、判断のスピードや質は上がるはず、「考える力」は武器となる、だからこそ、年を重ねれば重ねるほど、今まで以上に空気を読み、察知し、考える力を磨いていかなくちゃいけないと思う。
KYなんて言葉が一時期はやりました。それに伴ってか、ビジネス書では「空気なんて読まないで自分のやりたいことやれよ」という書籍も出ています。
そんな中で中村選手は「察知し、考える力」を磨くことを重視します。
介護現場で働くあなたはどちらかというと「察知し、考える力」が重視されると思います。
※ そのような状況だから心の風邪になる人が多かったり、協調していくことで個人が突出できず給料が頭打ちになる現状かもしれません。
僕は、選手のタイプや立場、性格、状況など、あらゆることを察知して、指導方法を変えられる指導者になりたい、指導者になれば、またさらに空気を読むこと、察知力が重要になってくる、そして、日本を強くしたいと願う気持ちは、指導者になっても変わらないだろう。
昨今、企業では管理職になりたがらない傾向になっております。給料が上がらず仕事だけ増える、そんな損得のみで考える傾向が強いようです。
中村選手のように自分の特性・能力を活かし、会社(この場合は日本サッカー)が良くなることを願う人が一人でも増えれば日本はこれからも豊かな国でいられるでしょう。
さぁ、中村選手だけでなく僕たちも立ち上がりましょう。
【編集後記】
今日から金曜日まで勤務になります。体調管理に注意して仕事に取り組みます。ザ・本屋さんウェブサイト
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