本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
帯広図書館のサッカーコーナーで出会いました。
同じ著者の書籍はこちらです。
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奉仕するリーダーシップ/児玉光雄
なでしこジャパン監督の佐々木さんの書籍はこちらです。
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なでしこ力/佐々木則夫
今回のは著者の児玉さんがなでしこジャパンの佐々木監督を中心にことばに注目して分析している一冊です。書籍ではよくある、名言集に近いですね。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
返信は24時間以内にいたします。
※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。
帯広市内や近郊にお住まいの方で本書の購入を検討した方はぜひ「ザ・本屋さん」での購入をオススメします。
書店での書籍購入は本をもらうだけではなく帯広の書店存続……つまり「帯広市とその近郊、十勝」の文化・教養を高めることにつながります。
「ザ・本屋さん」ではご自宅や勤務先へ本を配達してくれます。
配達地域……帯広市内(大正、川西除く)、札内地区(全域)、音更地区(大通・木野・希望が丘・共栄台・桜が丘・新通・鈴蘭・住吉台・柏寿代・東通宝来・北明台・北陽台・緑が丘・元町・柳町・雄飛が丘・緑陽台)
雑誌、書籍、週刊誌の定期配達は無料で行います。
非定期配達は1000円以上で無料です。
配達区以外の場合は、郵パックで対応してます。
詳細はホームページでご確認くださいませ。
ザ・本屋さんウェブサイト
組織のリーダーの方々のみならず、将来リーダーになるだろう若い世代の方にもこの本を読んでいただき、数多くの佐々木の言葉から、「これからのリーダーシップはどうあるべきか?」に関するヒントを読み取ってほしい。
人の上に立つ人、これから立つであろう人のリーダーシップの取り方です。
キーワードは「自然体」です。今のあなたを無理に変える必要はない。今のあなたのあるがままを出すことです。
この本との出会いがあなたの運命を変えるかもしれない。
ぜひ変えましょう!
【気になった抜粋】
「欲」の欠如した人間が成功を収めることはない、日本人はもっと「成功欲」を持っていい、「欲を捨てて頑張る」というのは、結局きれいごとにすぎない。
欲こそ上昇指向を支えるエネルギーそのものである、欲が執着心を育て、執着心が夢を実現させてくれる、「あきらめやすい心」が、才能に溢れた人間から成功という可能性を奪ってしまっている。
「リーダーは教える人」という発想を今すぐ取り払おう、教える人というイメージがメンバーに浸透した段階で、トップダウンの枠組みができてしまう、この旧態然としたシステムが本音で語るコミュニケーションを奪い取ってしまう。
イチローや北島康介といった一流のスポーツアスリートが、「ファンを魅了させたいという欲望」を強烈なモチベーターに据えるように、リーダーなら、顧客に感動を与えるための「やる気」をメンバーに植えつけてやることが大切なのである。
「主人の年代の男性にしてみれば、年頃の女の子との接し方は難しいと思います。けれど主人の場合は、その難しさを意識しなかったのが逆によかったんじゃないでしょうか。手なずけようとか、管理しようとか思わずに、天然の性格そのままっで選手の皆さんと向き合っているんだと思います」。
「女性は、 男性以上に細かいところによく気がつくものだ。気にしすぎるな、と女性を批判するのはなく、無駄な緊張感を与えないように自分が気をつけることこそ、女性との信頼関係作りには不可欠だと、僕は思う」。
耐えることの大切さを忘れかけていた日本人に、「耐えれば必ず、あとに良いことが待っている」というまぎれもない事実を、今回のなでしこジャパンの優勝は私たちにわかりやすく教えてくれた。
いつ形に現れるかわからなくても、努力はあなたに背かない、結果がなかなか出なくても辛抱強く自分を信じてがんばり続けよう、結果が出ないときにどれほど努力を積み重ねることができたか、神様はそれを試している。
【響いた抜粋と学び】
リーダーに言われたことは忠実に行うが、自分で計画して自主的に行動することができないのが「駒型人間」、そしてリーダーの指示がなくても、自主的に自らの行動計画を策定することができるのが「指し手人間」、これからの時代のチームは「指し手型人間」で固められたチームが勝利する時代なのだ。
サッカー、野球、バスケ……スポーツでは試合中に監督の指示を待っていては遅すぎます。目の前の敵との対戦に集中しなければなりません。
有名なドーハの悲劇、このあたりの日本代表はピンチになると全員が監督を見て指示を求めていたと言います。ピッチ上の選手たちが現状を把握し、今何をするのか? 何が必要なのか? 読み取るレベルに達していなかった、と読んだことがあります。
介護現場でも似たようなことを経験したことがあります。
「〇〇さんが△△って言っているんですけど、どうしたらいいですか?」
もちろん、本当にわからないことについては仕方ないのですが、現場で受けたことをどうすればいいのかを考えるのは基本現場の仕事じゃないの? と思ったことがあります。
※ 働き始めて3日の人ならまだ分からないことがあって仕方ないとは思いますが……。
僕たち介護の仕事で言えば、〇〇さんのトイレ誘導は11時と13時と15時、と決めたなら、しっかり遂行していく駒型でありつつ、その場の空気や状況を見て11時20分にトイレに行ったり、その前に行ったり、などというように指し手型となる必要があります。
僕は、遅れてきた二人を「おまえたちはなぜ遅刻したんだ!」とは叱責しなかった、その代わりに僕は、先に会議室に入っていた選手たち全員に、こう訴えかけた「なあみんな、自分は集合の声に気づいたのに、どうしてあの二人に教えてあげなかったんだ」。
このエピソードは佐々木さんの書籍でも読んで感銘を受けました。そして、改めてすごい人だなぁと思いました。なかなか言えないですよね。遅刻した人にピックアップせず、教えようよ、と周囲の綺麗な心に訴えかける、これは参考になります。
やらないことに注目する。これは同じでも失敗してしまった人ではなくて、失敗を防ごうとしなかった回りに注目する、こういうリーダーはなかなかいないですよね。
リーダーなら、「リーダーとメンバーはパートナー」と考えて、フラットな組織を構築しよう、そうすることにより、初めてメンバーからの自発的な質問を引き出すことができるようになり、自然に団結心が生まれてくる。
リーダーのほうからメンバーに降りていって、なんでもいいからさりげない会話を交わす習慣をつければ、黙っていてもメンバーはついてくる。
上から目線から「横から目線」という部分です。部下からトップに話しかけてくることは少ないです。普通話しかけられません。
昔、ジャイアンツの監督をしていた堀内さんを思い出しました。監督室の扉を開けていつでも入っていいよ、と言っても誰も来なかった、というエピソードです。
このときは選手とのしがらみなどいろいろあったのだと思いますが、監督が部屋にこもっていてはいけないですよね。
トップから降りていくことが大事なんですね。
介護現場で言えば、管理職や経営者が現場に降りていく、それも年に1回でなく1ヶ月に1回以上がいいんじゃないかな。稀にしか行かないと、何しに来たの? と思われますからね。
普段のルーティンワークの中にも、ちょっとした工夫を取り込むだけで素晴らしい独創性を発揮できるようになる、そのためには海堀のように一貫して自分の感性を磨き続けなければならない。
あえて過去のデータを潔く捨て去って、本能や感性に仕事をさせる、そういう姿勢が、自然にあなたの仕事に独創性を生み出してくれるようになる。
介護現場で言うと、過去に入浴の声掛けをしたら断られたから、あえて”お風呂”につながる言葉を出さずに声掛けをする、と決めて声掛けしていく、過去のデータがあったとします。
1日、1週間、1ヶ月、きっと同じ対応をしていきます。その中でお客様自信の変化もきっとありますよね。
あるとき、お風呂にいきましょう、と言っても拒否がなく入浴してくれた、ということがありました。
過去のデータはもちろん大切ですが、お客様は変化する、デイにも慣れてくるし、スタッフとの空気感などが変わってくる、対応も変わってくる。
【編集後記】
本日もお休みです。明日から月末にかけて書棚整理のため帯広図書館が休館になります。今日のうちに読みたい書籍を借りてきます。