本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
出版社のクロスメディアパブリッシングさんから献本していただきました。ありがとうございます。
ちょうど、前日に特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ/五百田達成
を読んでいたので驚きでした。
クロスメディアパブリッシングさんから以前献本された書籍はこちらです。
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人生が変わる2枚目の名刺~パラレルキャリアという生き方/柳内啓司
一流役員が実践している仕事の哲学/安田正
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
「弱さ」=「なんだかよくわからないけど心が動かされてしまうこと」と定義しています。
自分の弱さから目をそらさず、認める、認めたうえで、弱さを超える、その方法を、この本では説明してまいります。
あなたの弱さを場面ごとに分けて考察し、その弱さを克服する方法をまとめで紹介しています。一つの例として参考にしていただければと思います。
【気になった抜粋】
「ロマンチックな雰囲気が好きなのが女、ロマンチックなのが男」……女性は「ロマンチックなシチュエーションに酔いたい」という気持ちがある一方、男性は「ロマンチックな自分に酔ってしまう」傾向が強いのです。
「幸福」というのは、年収で決まるのではなく、ストレス、自由に使える時間、やりがい、自尊心などのバランスで決まります、ですから重要なことは、与えられたなかで精一杯楽しむ工夫をすること。
たとえば、「上司が使えない」といった評価をするのは、上司が本当に「使えないから」ではありません。
「自由に食べていく」のは、とても魅力的な響きである一方、責任の重さがすべて自分一人にのっかかります、一芸に秀でているだけではダメで、コミュニケーション能力から、雑務の処理能力から、あらゆる面での実力がないとやっていけません。
ランキングに弱い3つの理由、①サーチコストがかからないから、②買い物などで失敗したくないから、③流行への興味や好奇心……今は不景気ですし、選択肢が多すぎるので、なおさら、②の「失敗したくない」という気持ちや、③の「流行への関心」がランキングによってあおられてしまうのでしょう。
ランキングに頼ることは、決して悪ではありません、最も重要なことは「期待しすぎない」こと。
「土地の言葉が好きで、ぜんぜん恥ずかしいと思っていない」人が多かったのが、大阪と京都でした。
自分の意見を否定してくる身内よりも、自分のほしい言葉をかけてくれる他人といるほうが心地いいのです。
【響いた抜粋と学び】
本書は僕の苦手な左側からの横書きです。なんとなく僕は読みづらさを感じますし、良く言えば親しみやすさ、悪く言えば安っぽさ(横書きはブログやSNSの印象あり)があります。
ターゲットとしては中学生から高校、大学生あたりなのかな、と感じます。
僕のように多読家には物足りなさを感じるかもしれません。名著を何度も読む方にも物足りなさを感じさせるかもしれません。
その一方で読書経験の浅い方や普段あまり読書をしない方には、活字慣れを含め、入門には最適な一冊と言えます。
さて、抜粋に移ります。
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現代社会では、人は生き方を無限に選ぶことができます、そのために、自分の生き方に自身を持つのが大変なのです、いつも不安で仕方ないので、安心を得ようとします、その一つの方法が「人より自分を上に置いておくこと」なのです。
介護現場でもこれは同じです。今まで市町村で行っていた介護サービスを多種多様な事業所を選ぶことができます。その中で、訪問介護、訪問看護、通所介護、通所リハ、といった介護保険サービスだけでなく、今では配食サービスや薬局による配送サービスなど介護保険外のサービスもあります。お客様の視点で考えれば、無数にも感じるサービスを「さぁ、選んでください」なんて言われても、どれをどうすればいいのか……。というのが本音でしょう。
他利用者がどのようなサービスを利用しているのか、訪問介護でどのようなサービスを受けているのか……調理、買物、掃除など、福祉用具ではどのようなものを活用しているのか、他利用者様の話の中から新たにサービスの必要性を感じることは少なからずあります。
「人より自分を上に置くこと」ではありませんが、他者が参考になるのは介護現場でも同じです。
具体的になにをしているのかわからなくても、肩書きがついているだけで「なんとなくすごそう」と感じてしまいます。
肩書きとうまく付き合っていくための解決方法はなんでしょうか? ごくごく単純なことです、いつも礼儀を重んじること、普段から、誰にでも丁寧に接するのです。
課長は課長、部長は部長、専務は専務、それぞれ会社のなかでの役割をこなしているだけです。
これは言われればそのとおりなんですが、多くの人が理解しきれていないところでしょう。課長や部長というのは組織の中での役割であり、それはカースト制度のような上下関係を示すわけではありません。
※ 組織の活動等の決定権はやはり上の役職の方が持ち合わせてしまいますよね。
やっぱり、肩書があるとないとではあったほうが「なんとなくすごそう」ですよね。あなたが行う対策としては肩書を見て態度を変えるようならば、かっこわるい。だから、誰に対しても礼儀正しく丁寧に、を心がけましょう。
だって、水戸黄門を見ててもそうじゃないですか。天下の副将軍、水戸光圀公だと分かった途端に頭をぺこぺこ下げているなんてかっこ悪いでしょ。
人は、占いや心理テストが好きです、その理由は、「自分がどんな人間かを知りたい」から、私たちは、自分のことをよく知っているようで、実はあまり知りません、なぜなら、自分というのは他人との関わり合いのなかで常に変わっていくものだからです。
本書が届いた時に、ちょうど認知症の進行しているお客様からこのような話をされました。
「俺はどこに帰るんだ?」
「俺には妻はいるのか?」
「昼ごはんは食べたのか?」
「お金は払ったのか?」
同じ質問を繰り返し、繰り返し、されていました。
そのたびに僕は丁寧に答えます。
「〇〇さんの家は△△にあって、時間になったら帰りますよ」
「何時に帰るのよ?」
「4時35分に出発します」
このやりとりも30分くらいの間に5回以上はしています。
認知症の診断がなければ、「自分のことくらいわかるでしょ!!?」と突っ込みたくなるようなことなんですが、お客様は不安になっています。
職員や家族からすれば毎週決まった曜日、決まった時間に来ている場所のことがわからない、どこだか分からない場所で半日過ごします。不安の中です。自分は帰ることができるんだろうか……。ところで自分の家はどこだろう……。お金も持っていない。どうしよう、どうしよう。
そのお客様の心の中はそのような感じだと思います。
認知症の診断を受けたお客様(診断を受けた方全員がこのような状態になるわけではありません)と関わっていて思ったのです。
人間は自分のことすらもよくわかっていないんだ、と。
僕はこの日わかったのです。本書とそのお客様の問いかけにより確信したのです。
人は自分のことですらもわからない。だから人を知りたいのだ、と。
【編集後記】
本日は夕方からザ・本屋さんの公開講座に参加します。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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帯広市内や近郊にお住まいの方で本書の購入を検討した方はぜひ「ザ・本屋さん」での購入をオススメします。
書店での書籍購入は本をもらうだけではなく帯広の書店存続……つまり「帯広市とその近郊、十勝」の文化・教養を高めることにつながります。
「ザ・本屋さん」ではご自宅や勤務先へ本を配達してくれます。
配達地域……帯広市内(大正、川西除く)、札内地区(全域)、音更地区(大通・木野・希望が丘・共栄台・桜が丘・新通・鈴蘭・住吉台・柏寿代・東通宝来・北明台・北陽台・緑が丘・元町・柳町・雄飛が丘・緑陽台)
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