お盆の今、各地から朝日町に帰省されている方々を、町内のあちらこちらで見かけます。
皆様も既に、ご先祖様達へのお墓参りを済ませたでしょうか?
私もお墓参りに行き、ご先祖様へご挨拶をして参りました。
本日15日は終戦の日。
戦後70年、政治経済的にも気象変動にしても色々と考えさせられるお盆です。
春、田植えが終わった頃に一本松公園(農村公園)から観ながら描きました。
水面がキラキラ輝く田で、爽やかな風に吹かれる、若い青々とした稲が景色の中にとても映えます。
黄金色に棚田が輝く、秋の実りの季節が今から楽しみです。
リンク エコミュージアム「椹平の棚田」
「ラスト・マタギ」
野性の猿を抱きしめる志田さん。
この本の表紙となった奇跡のショットは、なんだか気持ちがぽかぽかするようで、とても心に沁みるものでした。
戦時中には合計3回の招集を受け、足掛け8年で240回の戦闘に参加。
最前線での戦いや、非常に危険な偵察行動なども含まれていたそうです。
その不死身の男である志田さんが、あるときはマタギとして、あるときは山岳救助隊として、あるときはブナ林伐採の反対運動の旗手として、そして後の国立公園の管理人として、朝日連峰と共に過ごした日々が綴られています。
縦横無尽に朝日連峰の自然を移動しながら、知識だけでは決して真似できないマタギの経験と知恵が溢れ出すエピソードの数々。
言葉だけでは表現できない奥行きを、マタギである志田さんから感じたのでした。
消滅の危機にあるマタギの文化。
お金や物質、地位や特権等に重きを置く価値観とは違った、自然と共に生きることの素晴らしさと意味を、教えられた本でした。
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