雪国の冬、身近な大きな問題、それは屋根の雪下ろしです。
高齢化に伴って、危険な屋根の雪下ろしが問題になっています。
天皇陛下は新年のお言葉で、
「雪の深くなる季節,屋根の雪下ろしの事故には十分に気を付けてください。
In this season of deep snow, I want to ask people to take great care not to have any accidents in removing snow from the roof.」
とおっしゃられておりました。
これは陛下ご自身がお言葉にされるほどに、社会問題化しているということです。
今年の雪は早くから降ったこともありまして、積もっては少し溶け、また積もっての繰り返しで、圧縮された下のほうの雪は完全に氷の塊となっています。
(※東北南部は気温が中途半端に高い為、温かい日中に溶けた雪が、夜冷えて氷になるのです。)
一度でもその氷の塊に触れた事がある方は、その重量の凄まじさが想像できるのではないでしょうか。
車庫の上の雪を下ろすとこんな感じ。
西側の雪はまあマシなほうか。
大きな硬い氷の塊は一つで200キロ、300キロくらいはあるのではないでしょうか?
これが頭の上に落ちてきたら、間違いなくただでは済みません。絶対に。
(雪国の家の屋根の角には、落ちるか落ちないかギリギリの雪塊がありますので、真下を歩くときはご注意を!!)
我が家の場合、雪重量総合計約50tが屋根に載っていたことを考えると、屋根と柱、梁でこれだけの重さを支えているのですがから、家も大変ですね~。
雪のかさが増えると、屋根が破損します(特に軒先の方が)ので、どれくらいの雪の荷重に耐えられるのか、限界に挑戦!!などという考えは止めましょう。家がかわいそうです。ーーb
兎にも角にも、屋根の雪下ろしは高齢化を迎えた時代、雪国の大きな課題の一つであることに間違いはないと思うのでありました。
同時にピンチはチャンス、問題あるところに機会あり。
私にはこれが何かのメッセージであると思えるのです。
^▽^)b