動物さんの嫌なことに加担しない、好きなことを応援する(シェアピ)★ | 「シェアピ式」と「育伝式」で動物さんと考古学を応援★

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新しく楽しい手法である「シェアピ式」と「育伝式」で、動物さん・動物園水族館・保全活動・保全教育・SDGs・博物館・エジプト考古学等各種取り組みをサポートします♪

(2023.8にnoteに書いた記事を引っ越したものですが、普遍的な内容ですので★)

 

 

園館の改善案に使う情報について、「それを知った時期」は関係ないと考えています♪


ある園館がだいぶ前に実践して有効だった取り組みが、とある園館にとっては新しい取り組みだということは普通にあるので♪


そして経験したことは何年経っても参考になるので♪

 

例えば今日も、ふと思い出したことが・・・

 

10年くらい前にとある園館で、テナガザルさんを肩に乗せるように強く勧められたのですが、その行為とそういう状況に置かれていることが、そのテナガザルさんにとってプラスな選択肢なのかどうかの判断がつかなかったので、一切断り続けました。

 

そのことを思い出しながら考えていたところ思いついたのが・・・

 

飼育員さん等の園館人さんやお客さんなど、園館内外のすべての人にオススメしたいことを一文で言うと、「動物さんの嫌なことに加担しない、好きなことを応援する(シェアピ)」だなぁと♪

 

そういう思考や実践ができる人(シェアピスト)を育てることが保全教育であり園館の任務と魅力でもあるし♪

 

昔ながらの感じでただ動物さんを並べているだけでは、人の意識が向上するどころか後退し、猛禽類さんカフェとかハリネズミさんカフェとか個人がカワウソさんを飼うとかそのYouTubeが大人気とか、動物さんにものすごい負担をかけて楽しむ人が増えるばかり・・・ということは、この半世紀ですでに証明済みです。

ですので意識を刷新し、「園館に来た人や園館の発信を見た人を、保全方向に育てる=動物さんの好きなこと(本来の暮らし)を応援する方向に育てることが任務である」と考えると、果てしなく山積みの問題がひとつずつ片付きますよ☆

ちなみに「好きなこと」には「健康管理」も含まれます♪

 

心身ともに健康であることは、動物さんの「好きなこと」ですので♪

 

さらに、本当は「動物さんの本来の行動(選択肢)を応援する」と書くのが正確ですが、キャッチーさも大事な要素なので♪

 

なんでシェアピ式園館活性法を作ったりアドバイスや講演や執筆をしているかって、園館とはなんぞや?から明確でない中で仕事せねばで、モヤモヤして意欲と能力を発揮できていなくて、動物さんも人も負のスパイラルに陥っているのを、どうにかしたい、変わることを応援したいから♪

 

ということで、「ああ、そうだなぁ」とか「そういう考え方もアリだなぁ」と思ったら、参考にしてご自身の仕事や園館の楽しみ方の軌道修正に活用して頂ければと思います♪

 

大牟田市動物園に寄付して「動物さんの好きなことを応援」してシェアピってるところ♪


この時の寄付集めの目的は、モルモットさんの体重測定の自動化でした♪


体重測定は健康管理の基本ですし、それが自動化で手早くできればモルモットさんの負担はますます軽くなりますし(今もハズトレで行なっているので嫌々ではなく、参加するか否かの選択権をちゃんとモルモットさんが持っています☆)、飼育員さんの作業時間が減ればまた他の動物福祉向上の取り組みができるし♪

 

さらに言えば寄付という「参加」をすることで、よりモルモットさんや健康管理に興味が高まるので(行動経済学)、本当に毎度素晴らしい取り組みです♪