エジプト考古学との関係☆ | 「シェアピ式」と「育伝式」で動物さんと考古学を応援★

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新しく楽しい手法である「シェアピ式」と「育伝式」で、動物さん・動物園水族館・保全活動・保全教育・SDGs・博物館・エジプト考古学等各種取り組みをサポートします♪

今回の人生で一番最初の記憶は、赤ちゃんの時に多摩動物公園でキリンさんの舌を見て、「いろんな色があってきれいだなぁ♡」と思ったこと♪

 

という、筋金入りの動物さん好き人生なのですが、子どもの頃に大人に「好きなことは仕事にしないほうがいい」と言われたのを真に受けて、飼育員さんになることは早々に諦めました。

 

でも、諦めてよかったと思うのは、飼育員さんとして内部にいたらできないことを今しているので♪

 

で、次の夢は「考古学者」「古生物学者」「NASAの職員」♪

 

10歳の頃、すでに新聞を読むのが趣味のひとつだったので読んでいたら、どこかの国(忘れたけどスリランカだったような)が「お金が無くて遺跡を守れず、盗掘され放題」みたいなことになっていると知り・・・「考古学者になって遺跡を守りたい!」と強く思ったのです♪

 

古生物学者は、そりゃ~動物さんと古いものが好きなら自然とそうなるのですが、当時の子どもの考えではありますが東大しか道が無く、子ども心にも無理なのは分かりました(^^;)。それでも高校生の頃、アメリカの大学がサマースクールで発掘体験をしていたので「英語ができなくても参加できますか?」とお手紙で問い合わせて、「ぜひ来て」とお返事も頂きましたが行かず・・・今でも行きたいくらい、古生物学はずっと好きです♡

 

NASAは、「星の光が何億年もかかって今届いている」ということにしびれて・・・そうです、なぜだかどうにも「古い」ものが大好きなんです(≧▽≦)。でも、NASAなんて理系な上に英語で、すぐ諦めた(笑)。

 

というところに、たぶんテレビで早稲田隊の活躍を見て、「私もエジプトで発掘したい!」と・・・発掘は手段であって目的ではないのでいきなりズレているんだけど(^^;)、でも発掘、したいよね♪

 

で、中学生からはもう「エジプト考古学者」が夢で、早稲田大学に入るべく受験勉強もすっごいがんばって、現役で第一文学部に合格♪もう早稲田大学なら何学部でもいいからと(笑)、予備で受けておいた教育学部も合格♪一方で、考古学が学べそうな関東の他の大学=東海大学・國學院大學・青山学院大学・明治大学は全て不合格(笑)。受験て、偏差値ではなく執念と縁だなぁと。そして、受けた大学が箱根駅伝に全部出るので、毎年お正月に受験を思い出す(笑)。

 

東海大学は当時、点数が上の人たちは実際には入学しないということで落としていたし(友人なんか自己採点満点で不合格w)、國學院は静かすぎてびびったし、青学はおしゃれ過ぎてドン引きだし英語の長文の主要単語が分からなかったし(遺伝子だったかなぁ)、明治は受験の時に私がいた教室丸ごと落ちてたのがウケてニヤニヤしていたら合格者と間違われた(笑)。そんなんで早稲田に受かるわけがないと思ったので、予備校に入学料を払ってしまったのが惜しいけど、当時はそうやって各大学とか予備校とかが、本命大学の発表前に支払い期日を設定して稼いでいたのです(アコギだよな~)。

 

ちなみに早稲田の受験の時、試験監督の学生さんがゲタに学ランでしびれさせてくれたし、ドアノブが真鍮だったりと建物も歴史感満載で惚れ惚れしました♡。知性の場って、そういうことも大事だと思うのです。建物が醸し出す空気感て、超絶影響特大です!ケンブリッジ大学を見に行った時も、しびれまくりの建物が創り出すキャンパスの空気が桁違いでした☆そりゃ耐震とかも必要だろうけど、早稲田はどんどん古い建物をビルにしてしまい、そのたび愛着が薄れます。

 

話を戻すと、早稲田に入れたのがうれしすぎて浮かれて勉強せず、2年生から専門分野に分かれる際に肝心の考古学専修に入れず撃沈・・・ものすごくバカだねぇ・・・でもキャンパスライフ、本当に楽しかったんだよねぇ・・・(≧▽≦)。代わりに進んだ東洋史学専修もおもしろかったし♪

 

なのでなかなかエジプト考古学の道に近づけず、大学4年の時にやっと、当時「古代エジプト調査室」という名称だった、吉村作治先生がされておられる団体に、入れて頂きました♪

 

そこに入るのにも試験があって、いきなり皆さんと1泊2日の慰安旅行に行って熱意や人間性を見るのと、卒論発表もしたなぁ♪すっごいドキドキだったけど、いきなりすっごい楽しかった♪

 

そして何とか入れて頂き、吉村作治先生のすごいところですが、他でのアルバイトに時間を取られることにご自身が苦労したからと、ただの手伝いしかできない私たちにアルバイト代まで下さったのです!(TT)。

 

本当に一生一番の大恩師です★

 

その後、大学院を2浪して、修士に2年行って、「研究者の道は自分には無理だ」と悟って26歳で諦めました(^^;)。

 

その間ずっと、エジプト調査隊が3チームあるうちのアブ・シール隊に所属させて頂いて、エジプトでの調査(遺物整理など)や、ついに発掘にも!参加させて頂きました(TT)。

 

とはいえ、発掘現場では測量係をしていたので、皆さんが想像するような作業はしていないです(砂をハケで掃いたりは、そもそも現地の方がします)。する機会も頂いたのですが、その頃にはもう辞める決意をしていたので、そういう貴重な経験はこれからも続ける後輩がしたほうがいいと考え、遠慮しました・・・が、12歳からの夢だったんだから、一度くらいさせて頂けばよかった~(^^;)。まぁ、そういうクソ真面目というか誠実であることを超重視するところがいいところでもありますので(≧▽≦)。

 

辞める際に頂いた、ダハシュール隊の現場での集合写真♪(黄色い服が私)

 

 

 

ちなみに初めてエジプトに行ったのは卒業旅行で、早稲田隊としては4回連れて行って頂いたような・・・記憶力が悪すぎて恐縮ですが(^^;)、現地では幸せ過ぎて、ただ歩いてるだけでも気づいたら涙が出ていたことも(TT)。

現地での2か月間、睡眠時間は毎日3時間だし1日だけある休みも遺跡巡りに行くしで、ゲッソリ痩せるんだけど、ただただ楽しく幸せでした♡

 

エジプト考古学、ほんとぉぉぉぉぉぉに、面白いです!!!

(エジプトでの暮らしもマジで楽しすぎる!!エジ飯も超うまい!!)

 

まぁ、それだけにライバルが多いので、職業にするのは至難の業で、私の何倍も努力されている先輩方ですら仕事が無いのを見て、潔く諦める気持ちになれました♪そもそも努力不足がはなはだしかったので(^^;)、このまま続けていつか吉村作治先生の顔に泥を塗るようなことになる前に!とも思いました。

 

ちなみにそもそもの動物さん好きはエジプト考古学をしていた時も続いていて、卒論も修論も、古代エジプトの動物さん関連でした♪

 

で、26歳で辞めてからは動物さんの道に戻り今に続くのですが・・・なんせエジプト考古学を辞めてしまったので、よく、「無駄に高学歴だよね」と言われます(-_-;)。が、全く無駄ではないんです。

 

考古学の道で「証拠を以て論ずべし」という訓練を受けたことで、動物さんの道でも、「飼育員さんとして働いたことがない分、他で証拠を積み上げる」ことに執念を燃やしまくり、国内外280施設訪問&現場根掘り葉掘り取材&聞ける限りいろんな立場の人に本音を聞きまくり・・・ついにアドバイスができるくらいになれたのです♪

 

さらに最近うれしいことが♪

 

先生方の喜寿とかご退官とかでここ数年何回かパーティーがあり、先生方・先輩方と超久しぶりにお会いできたのですが、皆さん本当に優しくて(TT)。と、相方に言ったら「利害関係が無いからでしょ」と言うけど、無いんだから冷たくしたっていいのに(しかも当時の私は生意気なばかりで役立たずだったんだし)、それでも皆さん優しくして下さって、本当にうれしかったのです!!

 

同じ隊だった先輩が、「エジプトでの日々、本当に楽しかったよね!!貴重な経験をさせて頂けて幸せだよね!!」とおっしゃっていて、若い頃のレアで幸せで苦労も満載だった経験をそんな風に超前向きに共有できて、泣いちゃいそうにうれしかったです(TT)。

 

当時は、考古学はバリバリ体育会系だし(共同生活もあるし現場は危ないので)、なんせ若いので、先輩なんて大嫌い!と思ったり、いろいろ腹を立てたりしていましたが・・・今思い返せば、こんな若輩者をメンバーにして下さって育てて下さり、ただただありがたく幸せで、当時なにをそんなにムカついていたのか思い出せないくらいです(≧▽≦)。そう思えるのが年の功なら、年取って本当によかった!♪

 

他の先輩も、私からしたら大先輩なのに、「エジプト考古学の応援もぜひよろしくお願いします」なんていうご丁寧なメールを下さったり(TT)。んもう、バリバリ応援させて頂きます!ということで、ブログにもコーナー作っちゃったし(≧▽≦)。

 

そして吉村作治先生をはじめとする先生方!!

80歳とかなのに私より全然お元気でエジプトにも行かたりしておられて、50歳で疲れたとか言ってる場合じゃない!と、むっちゃ元気を頂いております♪

 

あと、そうそう、エジプトでの調査や発掘に連れて行って頂けて、「夢って叶うんだなぁ!」と実感できたことが、私の人生の根幹を支えてくれているのです!(TT)

 

なので、園館変革に取り組み始めた当初、あまりの闇の無限さに呆然と立ち尽くすばかりでも、「いつか必ず変わる。私が生きている間には無理でも、少しでも進めて手渡せば、次の世代が必ず変えてくれる」と、信じて歩み続けることができました♪なんせ考古学は考える時間の単位が数千年レベルでもあるので気長視点には自信あるし(≧▽≦)。で、園館は実際には想像の何倍も速く変化が進んでいるので、信じる気持ちって大事だなぁと♪

 

そして、エジプト考古学はね、実学では無いと言われそうですが、本当に人生の役に立つんですよ★

 

私は、「知的好奇心は、命にとっての必須栄養素」だと考えています★

 

エジプト考古学という無限のロマンは、超素敵な栄養剤なんですよ♪

考古学もそうだけど、分かんないことだらけで無限に考えられるので、無限に調べる楽しさがあったり無限にわくわくできるのです♪

 

なのでぜひぜひ、エジプト考古学や考古学に関心を持って頂き、推すことで参加して頂いて、ご自身の人生をさらに栄養豊富にして頂ければと思います♪