前回の続きです。

 

矢印日本の素晴らしさを取り戻す① 

 

日本の素晴らしさを取り戻す②

 

最初は「セルフ防衛の一つでも」「良い運動になる」

くらいの気持ちで始めたのですが、

本格的な日本の伝統武道は、おそらく私がそれまでずっと無意識に探していた何かでした。

 

武道もスポーツ化してしまった傾向にある現代では、

日本でもオリジナルのスピリットを持っている先生や道場を探すことは容易くありません。

 

その面で私は本当に幸運でしたし(以前はそれが不運だと思っていたこともありながら)、

また運命だったのだと感じます。

 

伝統武道を学ぶことで、うまく言葉にできなかった日本人としての誇りのようなものの答え合わせ、

パズルのピース合わせ、つながりが見えてきました。

 

伝統武道、伝統芸術などは、その国の歴史と文化、人の氣質、

すなわちエネルギーから来る表現力であるので、

どうしてそのようなものが創造され、カタチになったのかを根底に知ることとは、

その国に流れる精神性、スピリットを知ることであります。

 

学校が教えてくれるもの以上の日本の歴史や背景を個人的に探っていくと、

いくつかのことが自分の中でまとまってきました。

 

現代テクノロジーの恩恵により、

知りたい、繋がりたいと思ったことはすぐ引き寄せることができる時代。

 

大御所の西鋭夫氏や若い世代のスピーカーである京本和也さん、神谷宗弊さんなど、

他にもたくさん情熱を持った活動家の方々がネットでも発信されています。

 

日本国のこと、日本の歴史のこと、

天皇のこと、戦争のこと。

自衛隊のこと、憲法のこと、

靖国神社参拝のこと、中国や韓国の反日論のこと。

開国と戦後の日本の教育や政治、経済、国際関係のこと。

武士道、君が代、国旗、GHQのこと、道徳のこと。

文化のこと、食生活や少子化のこと、

北朝鮮ミサイルのことなど。

 

紐といていくと様々な新しい側面が顔を出します。

一つでくくることはできず、すべてはつながっています。

 

私個人が伝えていきたい、つないでいきたいものは、

「歴史」とくくるのもでも、「政治」とくくるものでもなく、

「世界で最古の国」とギネス認定されている日本という国、

山桜を象徴する日本という国に根付く心、精神性、霊性(スピリチュアリティー)、

スピリット、エネルギーです。

 

日本人は人として、この星に住まう者として、

古くから霊性と精神性が深いと私はずっと思っています。

 

私は自分の体験上、禅やタオなどが指す本質のエッセンスのこと、

また氣のアルケミーのこと、チャクラ、ヨガの叡智などを伝えていますが、

どこを取っても、人が人以上の完全なる人として、

今この地上で智慧を生かすことしかできない思うのです。

 

禅にある十牛図のように、平凡なる地で、人間と自然世界の中で、

毎瞬毎度どこにいても何に対しても生かされないことには、

悟りとやらも絶対愛なんかも、

氣の科学も神だってただのうんこです。

 

ですから禅は本質とは動きそれそのもの、

止まることのない、動きの中の静寂と静寂の中の動きの真ん中それ、

であることを指します。

 

水になれ、なのです。

 

そんなエッセンスを日本という古い国はエネルギーとして知っており、

人を作りました。

 

3000年以上前から天と地の恵みを受け米を作り、

漆器、刀などの高度な芸術を生み出し、

天皇という神主を中心に八百万の神々を敬い、

祭りでケガレ、清めを祈り、自然とつながり、

儒教と仏教と禅と神道をうまく取り入れ、

鎖国をして国らしさ、スピリットを守り続け、

文芸や芸能も伝統があり、

日本人精神と霊性の模範ベースとなった武士道による美徳精神が生まれ、

個ではなく全体が真実であること、すなわち今どきでいうワンネスを知っていたから

自然と和を持つ人間が多く、だからこそ礼儀があり、謙虚であり、誠実で、

シンプルさ、ミニマリストの美とし、気品とし、

西洋の美の物の多さや華やかさとは実は全く反対で、

足すのではなく引くから見える真理とのつながりを持ち、

 

とにかく日本人は、日本は、あまりに素晴らしいものがたくさんあるのです。

真なるスピリチュアルなエネルギーが溢れている。

 

私は武道家として、伝統芸術家として、

また禅や氣のこと、体と心、スピリチュアルを伝える一人として、

そんなところをぐっとこれから力を入れていきたいなと思うんです。

 

よくこれからは日本がまた蘇り、リードするとか聞きますが、

本当に私もそう思います。

 

今日本でも神社巡りや古事記、日本書紀などが取り上げられ、

少しずつ日本人スピリットがまた顔を出しています。

 

私はイギリスに住んでいますが、

イギリスもヨーロッパもテロだらけ。

どこを歩いていて、いつ被害にあうかわからない。

私の娘だって、いつか将来狙われるかもしれない。

ただ観光していて、車が突っ込んでくるかもしれない。

 

日本だって、先日のようにまた北からミサイルが飛ぶかもしれない。

 

いつ戦争が始まるかも、大震災が起こるのかも、

何もないかもしれない。

 

でも、この地で生きていくためには、

そして死んでいくことには、やることやろうと思うわけです。

 

どんなに微塵な力でも。

 

私は日本の伝統武道を誰もが、男も女も、若きも年寄りも、

世界中の誰もがやれば、体と心の芯からエネルギーが変わり、

世界が変わると思っています。

 

そのエッセンスに、呼吸に、精神に触れるだけで、

スイッチがオンになります。

 

このあたりはまた次回に。

 

長いですね挨拶

 

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