PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて 2024.3.9 TOHOシネマズ日本橋1 | ギンレイの映画とか

ギンレイの映画とか

 ギンレイ以外も

 eスポーツが現れてどのくらいだろう。小さな画面のゲームの進化系だ。稚拙な動画から家庭のテレビにつながって、今やいくらでも大きくできる。映画館のスクリーン大になったのだから大出世だ。でもゲームとしての進歩はあまりあるとは思えない。だってやってることが単純だし、映像としてスムーズな動きとスピードが加わっただけだ。

 

 実際に身体を動かさないのにスポーツとはこれ如何に、と思うけど、時代でしょう。筋肉をつけて身体を鍛えるスポーツに専念する人にとってeはスポーツじゃない、と歯がゆい気持ちかもしれない。私はどちらでもないので分かりません、好きなようにして下さい。どちらもやらない私はいったい何者、現代を生きてるはずなのに取り残されてる感じ。せめて映画でこの世界の一端をかいま見みましょう。

 

 スポーツはやるものでなく見るもの。私にはサッカーのみで、趣味は増やさない方針。eスポーツはあるのは知っていても興味はなし。ゲームは大昔のパチンコまがいのをやった覚えがあるくらい。1980年代のゲーム機登場からのすごい盛衰は自分の子どもを通して見てきた。横目で見ただけで目覚ましい進歩があるのが分かった。

 

 日本が作ったゲーム機のためのゲームにのめり込むのは日本人ばかりではない。海外の人をも巻き込んでゲーム漬けにした。罪深いというか、でも時間潰しには最適だから仕方ない。何もせんでぼんやりするのもいいのにな。

 

 eスポーツはネット経由で出来るゲームになってる。相手の名も顔も知らないままゲームをする。それでも一応相手は人間だ。やはり1人で機械相手にするのは寂しい。対戦相手が同時に相対してこそゲームだ。この先どこまで進歩するのか想像もつかない。実際と作られたものとが混ざり合って、何が何だか分からなくなって、夢かうつつか幻か、ドラッグやってるに等しいけど毒性はない。いや、あるか。はまってしまった沼は深ーい。

 

 実際どのくらい盛んなのか見てみたい。いや、参加したいとまで思う。今さらゲームにハマるのも癪だが、それもいいだろう。

 

 盛んとはいえゲーマーは珍しい存在らしい。クラスを見回してもいない、学校全体を探せばいるかもしれない位。ようやく2人を探し出しチーム結成。この後チームは少しずつまとまっていく。よくあるスポーツものの典型がここにもある。ただ今は根性は通用しない。無理して我慢して頑張ってみても無理なことは無理することはない。そう、勝つとか負けるとかは、どーでもよくて は良いコピーだ。順番をつけるとか勝ち負けを決めるのは好きじゃない。運動会の徒競走の嫌だったことを思い出す。足の速いのが偉いのか。勉強ができるのが素晴らしいのか。なんかがダメでも他の何かが得意ならいいじゃないか。古厩監督、あいかわらず学校を攻めていて嬉しい限りだ。またやってくれ!

 

監督 古厩智之

出演 奥平大兼 鈴鹿央士 山下リオ 小倉史也 花瀬琴音 斉藤陽一郎 唯野未歩子 冨樫真 山田キヌヲ 薬丸翔 夏生大湖 岩本晟夢 徳留歌織 杉山ひこひこ 村上航 胡桃のあ 西間木冠 味元耀大 和田聰宏 古舘佑太郎 三浦誠己 OooDa 平松康佑

2024年