Dr.パルナサスの鏡
原題:The Imaginarium Of Doctor Parnassus
監督:テリー・ギリアム
出演:ヒース・レジャー
ジョニー・デップ ジュード・ロウ
コリン・ファレル クリストファー・プラマー
トム・ウェイツ リリー・コール
Rating:☆☆
正直、良く分からん!
数世紀前に悪魔との賭けにより不死の命を手に入れたパルナサス博士。
しかし、賭け代償は自分の娘を16歳の誕生日に悪魔に引き渡すというものだった。
苦悩し、賭けに勝利する手立てを画策する博士だが、そんな折、タロット占いの「吊られた男」のカードを示した、橋の上から吊るされた若者トニーを死から救う。
想像の世界を見せる鏡の見世物を生業としていた博士たちだが、トニーが商才を発揮し、繁盛させる。
しかし、賭けのタイムリミットは目前に迫っていた・・・。
まぁ、ファンタジーですわ。
重要である「鏡」の説明は全くなく、つまらなくはないが「ふーん」って感じの終わり方。
救いはあるので、後味は悪くないですが。
ファンタジーってことで、重箱の隅をつつくような見方ではなく、世界観そのものを楽しむのが正しい見方なんでしょうね。小難しく考えずに。
ファンタジーは、やっぱ苦手です。
撮影中に急逝したヒース・レジャーと親交のあった、ジョニー・デップ、ジュードロウ、コリン・ファレルの3人が、鏡の中の世界に飛んだ時の彼の役を演じたが、この見せ方が秀逸でした。
初めからこういう撮り方をしようとしてたかのようで、ホントにお見事。
ジョニー・デップの登場、最高です。
全体的に、映像は良かったな。
トム・クルーズが自ら出演を申し込んだが、ギリアム監督は「ヒースをよく理解している友達に演じて欲しい」と断ったそうな。
なお、代役の三人は出演料の全額をヒースの遺児に寄贈したとか。
この作品以上にイイ話。
人生に乾杯!
原題:Konyec
監督:ガーボル・ロホニ
出演:エミル・ケレシュ
テリ・フェルディ
ユディト・シェル
ゾルターン・シュミエド
Rating:☆☆☆
運命的な出会いから、身分の差を乗り越え一緒になったエミルとヘディ。
しかし、政治制度の大転換や東欧革命を経て、いまや貧しい年金暮らしすら破綻寸前であった。
そんな中、思い出の品を借金のかたに取られたエミルは、ついに郵便局の強盗を決行する・・・
81歳の老人が強盗をせざるをえないという絶望的な状況であるが、それを感じさせないまったりとしたテンポで、コミカルタッチに物語は進んでいく。
終始、のんびりとした空気感に包まれているが、年金問題など社会風刺としての一面もチラリとみせる。
そのチラリ具合が絶妙。そういった面を押し付けず、バランスが良い。
思わずクスリとしてしまうような小ネタのセンスも良い。
逃避行をしている老夫婦がどんどん生き生きとしていく姿に、色々と考えさせられてしまいます。
決して正しい生き方ではないけれども、誰もが共感して見られるはず。
個人的にはもうちょいコメディ色が強くても良かったかなぁと思いますが、独特の面白さがある映画です。
ラストも好きですね。
リボルバー
原題: Revolver
監督: ガイ・リッチー / リュック・ベッソン
出演: ジェイソン・ステイサム
レイ・リオッタ
ヴィンセント・パストーレ
アンドレ・ベンジャミン
マーク・ストロング
Rating:☆
巷での悪評通り、意味不明!
カジノ王マロの罠にハマリ、7年間服役したギャンブラーのグリーンが出所した。
マカはヒットマンを送り込み、グリーンを抹殺しようとする。
命を狙われたグリーンは、二人の謎の男に助けられるが、彼らから自分の余命が三日であることを告げられる。
二人組はグリーンの身を守るのと引き換えに、全財産を要求してくる・・・
どこを見てもすこぶる悪い評判だった為、何にも期待せずに鑑賞。
物語前半は「何故これが酷評?」ってくらい、面白い。
映像もスタイリッシュで、次がどんどん気になる展開はガイ・リッチー×リュック・ベッソンの良い化学変化が起きてた。
まぁ、謎の二人組は、誰が見てもすぐに気付くけど・・・
問題は後半。
突然挿入される謎のアニメ(タランティーノ意識?)もつまらなくしてるし、意味不明なラストに一気になだれ込む様は、完全に自己満足としかいいようがない。
見てる側に考えさせるというレベルではなく、置き去りにしてます。
もはや救いようがないでしょ、コレ。
一般人の僕には理解不能な映画です。
ステイサムのロン毛もかっちょ悪いし。
マーク・ストロングとかレイ・リオッタら、魅力的な俳優が出てただけに、意味不明場面を排除して、普通に作ったら、絶対に面白くなったんじゃないかな~と思う、残念な作品。


