人生に乾杯! | 雑な映画批評(仮)

人生に乾杯!


雑な映画批評(仮)-kanpai
2007年 ハンガリー映画

原題:Konyec

監督:ガーボル・ロホニ

出演:エミル・ケレシュ

    テリ・フェルディ

    ユディト・シェル

    ゾルターン・シュミエド

Rating:☆☆☆


運命的な出会いから、身分の差を乗り越え一緒になったエミルとヘディ。

しかし、政治制度の大転換や東欧革命を経て、いまや貧しい年金暮らしすら破綻寸前であった。

そんな中、思い出の品を借金のかたに取られたエミルは、ついに郵便局の強盗を決行する・・・


81歳の老人が強盗をせざるをえないという絶望的な状況であるが、それを感じさせないまったりとしたテンポで、コミカルタッチに物語は進んでいく。

終始、のんびりとした空気感に包まれているが、年金問題など社会風刺としての一面もチラリとみせる。

そのチラリ具合が絶妙。そういった面を押し付けず、バランスが良い。

思わずクスリとしてしまうような小ネタのセンスも良い。


逃避行をしている老夫婦がどんどん生き生きとしていく姿に、色々と考えさせられてしまいます。

決して正しい生き方ではないけれども、誰もが共感して見られるはず。


個人的にはもうちょいコメディ色が強くても良かったかなぁと思いますが、独特の面白さがある映画です。

ラストも好きですね。