社長一年生 -30ページ目

社長一年生 第六十七話


売り上げが頭打ちだ


むしろ下降している



どこかへ逃げ出したいよ



脅えているだけじゃ前に進まない



悩む暇さえも与えないくらい打開策を考え尽くす



俺はずっとそうやってきた



ただ今は眠らせておくれ



一日で唯一至福の一時よ



眠りに落ちる瞬間は万人に平等だ


あのビル・ゲイツもホームレスも目を閉じれば皆動物に戻る


ただ布団が柔らかいか硬いかの違いだけだ




この俺も目を閉じれば夢の世界へ解き放たれる


その権利をありがとう

社長一年生 第六十六話



会社を設立した


社長が夢だった


夢が叶うと一つ確信する亊がある


それはゴールではなくスタート地点に過ぎないという事



俺はようやくスタート地点に立っている


これから始まる山あり谷ありのゴールなきレース


仏教ではこの世は迷いの世界と悲観されているが



だからこそ人間は夢を見れる



そう信じたい

社長一年生 第六十五話



俺は取締役を尊敬している


そして深く信頼している


俺は社長だ


でも俺は彼についていく


そう思うのなら本来、彼が社長になるべきだ


一緒に仕事をすると彼のすごさがだんだんわかってきた


俺はがめついだけで社長になった


彼が足りないと言えばそこだけなんだろう


俺は裸の王様だ








俺は王様を演じ続けなければならない




たとえ自分が裸だとわかっていたとしても…