前半は最近デビューした日欧の11台のクルマの試乗記で、後半は1980年代の国産車の再考察記でした。
【前半】
① ルノー・アルカナ:全身全霊でトヨタTHSに対抗した砂の器
②日産・サクラ:出来はいいが300万円軽乗用を誰が買う
③マツダ・CX-60:志高くすがすがしい広島製ドイツ車もどき
④日産・フェアレディZ:なにもかも好み通りの正統王道のスポーツカー
⑤メルセデスEQ・EQA/EQB:今日も明日もあさっても横置FFのEVだけは買ってはいけない
⑥メルセデスEQ・EQE:EQEは熟成不足。EQS450+よりS400dが上
⑦アルファロメオ・トナーレ:アルファ買うならジュリア直4廉価版一択です
⑧日産・アリア :4WDなら異次元カーライフが待っている
⑨BMW・7シリーズ/i7 :BEV共用化でド劣化した基本を「きらきら」で糊塗
⑩ランドローバー・レンジローバースポーツ :AIと友達になろうともがいている気分
⑪日産・セレナ:「昔のいいクルマ」に乗ってる感じ、嫌いになれない
前半のインプレッションは、メーカーへの忖度抜きで本音を吐露した辛辣な内容で、楽しめました。
【後半】
モーターファン ロードテスト
❶3代目ホンダ プレリュード BA4/5/7型
❷5代目日産シルビア/180SX S13/KS13型
❸8代目日産スカイライン R32型
後半の再考察記では、自動車設計者、エンジン設計者、シャシ設計者との座談で、とてもマニアックな内容で、面白かったです。
特にサスペンションの話は、興味深く読むことができました。
取り上げられたクルマも、当時話題の2ドアクーペで、昭和のクルマを懐かしく回顧することができました。
「あとがき」を読んで、トヨタのクルマを取り上げていない理由がよく分かりました。