ジェイポップ大好き!
>トリビュートアルバム>タイトル:SUKIMASWITCH 20th Anniversary Tribute Album『みんなのスキマスイッチ』>アーティスト:Various Artists>リリース日:2024年 5月 29日>記事作成日:2024年 1月 2日聴きました!タイトル通り、スキマスイッチの20周年を記念するアルバムだそうで。スキマスイッチの名曲と、名だたるアーティストとの化学反応。音源を聴く前からドキドキでした。「えー、こんな人(たち)が参加してんの⁉︎」とか、「なにー、この曲をチョイスしたの⁉︎」とか。トリビュート盤って、まず一旦そこで楽しめるから好き。『奏(かなで)』/UruUruの作風で、スキマの代表曲を。いやほんと、バランスが凄い。アレンジ、表現力、世界観…それらは完全にUruさんのもの。原曲をもし知らない人がいれば、普通に“Uruの新曲”として聴けてしまう程の、Uru色。他方、曲自体の“強さ”も垣間見える。誰が歌ってもブレない、ストーリーテリング。歌い手もアレンジも違おうとも、この曲を聴いて聴き手が思い浮かべる情景と感情は、変わる事がない。Uruさんの“色”とスキマの構築する“世界観”が、50/50で支え合っている。支え合っているというか、ガチンコでぶつかり合っている(笑)。Uruさんの憂いに満ちた歌声に、優しいストリングスが切なく重なる。ストリングスに温もりがあるからこそ、哀しい。哀しくて、美しい。『ふれて未来を』/HY三線の音が特徴的な沖縄感のあるアレンジ。HYらしいと言えば、HYらしい。オリジナルにも柔らかさと穏やかさはあったけれども、それとはまた別。ベクトルで柔らかく穏やかなアレンジ。ぶっちゃけ、中曽根さんの圧の強い歌い方が得意ではなかったんだけれども、この曲ではそれが抑えられており、とてもナチュラルで聴き心地の良いボーカルでした。3人のパート分け、中曽根さんのパートがやや多いかなぁという印象ではありましたが、とても気持ちよく聴けました。HYは恐ろしく久しぶり聴いたけれども、なかなか良かった。『全力少年』/SHISHAMO続いてもかなり久しぶりに聴くバンド、SHISHAMO。なかなかいいですね。SHISHAMOのオリジナル曲は、正直どの曲も10代のように「好きだ。嫌いだ。好きだ。嫌いだ。好きだ。嫌いだ…」ばかりが繰り返されている印象なので、いつの頃からが聴かなくなったのですが…この曲のように恋愛から離れたテーマの曲を聴くと、このバンドの良いところが見えてくる。つまり非常にわかりやすいアレンジ。こちらのテンションをプレイでコントロールされてる感じ。心地よく支配されます。プレイにも、SHISHAMOのSHISHAMOらしさが出ていたと思います。ゴリッとパワフルな演奏ではないんだけれども、その分すっきりしていてとても聴きやすい。『雨待ち風』/Aimerスキマver.とは全く異なる“憂い”が溢れる、Aimer ver.。ストリングスのメロディライン等々、アレンジも割とオリジナルのテイストを踏襲しているにも関わらず、こんなにも異なるカラー。いや、どちらも、憂いは憂いなんですよ。でも、同じ憂いにもこんなに種類があるのかと。某タレントさんは「白には200色あんねん」と言い放ったそうですが、憂いという感情には少なくとも2種類あるんだなぁと、そんな事を思いました(笑)。『キレイだ』/SUPER BEAVERこの曲が、こうなるのね…(いい意味で)スキマスイッチ感が薄い。近年の、エモーションを煮詰めたようなSUPER BEAVERの作風で味付けされた、情感溢れるエモーショナルバラード。スキマver.にはひとつまみのユーモアが感じられたのですが、今回のこちらは純情100%。正直、スキマとビーバーには共通項を見出せなかったんですが、これはいい化学変化だと思いました。『ボクノート』/いきものがかり前曲とは反対に、「いきものがかりがスキマスイッチをやったらこうなるだろうな」という予測のそれそのものがカタチになったような曲。吉岡さんの優しく柔らかく温もりのある音と、水野さんディレクション(多分)の耳馴染みの良いポップネス。元々、音の質感的に似たようなところに居る(とぼくは思っている)スキマといきものがかりなので、「それはもう、こうなるよねぇ」と。でも、想像通りは想像通りなんだけど、「だからつまらない」ではなく「なのに聴き応えがある」になってるからいきものがかりはあなどれない(別にあなどってないけど)。『ガラナ』/sumikasumikaがこの曲というのは、ちょっと意外。スキマの中でも割とゴツイ寄りのロックチューンなので、もっとマッチョなバンドが選ぶのかと思ってたけど(笑)。原曲の武骨さはひかえめになり、その分ポップが炸裂してる。sumika反対というよりは、ちょっと“[camp session]”のほうの作風に近いような印象を受けました。『藍』/JUJUスキマver.は、“激情”と呼べるレベルの想いを敢えてさらりと、淡々と、物静かに表現しているような気がしていて。その激情の“影絵”を見せられつつ、実体を想像するような楽しみ方をしてきましたが…JUJUさんによるこちらは、その実体を直接見せられた感覚。アレンジもシンプルで、変な改編もないのに、なんかそういう印象でした。にしても、マジで、“スキマ × バラード × 歌い上げる系女性ボーカリスト” の組み合わせは、致死量に至るからやめて欲しい(笑)。ぼくの中では、JUJUさんとAimerさんとUruさんは、スポーツで言えば同じポジションで切磋琢磨している人たちという印象なのですが…どの人も優秀だから困っちゃう感じ。『1+1』/徳永英明大御所登場。『VOCALIST』シリーズでも発揮されているように、この方は他の人の楽曲を自分のものにするのがとても上手。かといって、無理なアレンジや、下手な改変を入れるわけではないので、オリジナルの曲オリジナルのバンドが好きな人が聞いても嫌な感じがしない。この曲も、フツーに、徳永さんの持ち曲だと思わされます(笑)。『ゴールデンタイムラバー』/星街すいせい「はじめまして」の星街すいせいさん。アーティスト名の字面からして、感傷的で幻想的で線の細いタイプのアーティストさんなのかなぁと思ったのですが…意外とゴリっとしている。『ゴールデンタイムラバー』という曲自体がロック色強めのアップテンポチューンなので、雰囲気がとてもよくマッチしている。原曲が大好きなので、下手な事をされたら「えー…」って思っていたはずですが、無事、好意的に聴く事ができました。ただなぞるだけではなく、かといって無理矢理な改変が入っているわけでもなく、ちょうどいいさじ加減。『デザイナーズマンション』/tonunラストも始めましてのアーティストさん、ソロの方なのかバンドの方なのか変則的なユニットの方なのか、それすらわからないで聴いたけど、音色自体は好きでした。とても小洒落ていて落ち着きのあるテンションでだけど、つまらないとか退屈だとかそういう事は一切ない。シティーポップのリバイバルブームが来て久しいですが、これがきっと2020年代のシティーポップのど真ん中なんじゃないかなぁという雰囲気のアーティスト。スタイリッシュなギターにスタイリッシュなボーカルにスタイリッシュなリズム隊。これはリズムは打ち込みなのかなぁ。ほどよく低体温で、とてもシャープな音の粒の集まりといった印象。そんな、計11曲。各曲の魅力は上で語ったのでこれ以上は言う事がありませんが…人選に、Bank Band『沿志奏逢3』に似たものを感じました。『沿志奏逢3』は、櫻井さんよりも下の世代をフィーチャーした選曲が為されていましたが、このアルバムも、徳永英明さんを除いてはスキマよりも若手もしくは同世代のアーティストが選ばれていて。ぼくはそこに、若い世代にスポットを当てようとするスキマの意図を感じました(本当にそんな意図があったかどうかは知りませんよ?念のため)。ぼくのなかで、何故かスキマはいつまでも若手のイメージなんですが(多分オーガスタ内とかミスチル周りとか小田和正さんの『クリスマスの約束』とかで、後輩としての立ち回りを見かける機会の多さによるものと思われる 笑)、いつの間にか“下”のほうが多くなったんだなぁと…変な感慨に耽りました。お気に入りは、#01 『奏』/Uru#03 『全力少年』/SHISHAMO#07 『ガラナ』/sumika#10 『ゴールデンタイムラバー』/星街すいせいこの作品が好きなら、・『沿志奏逢3』/Bank Band・『We Love Mackey』/Various Artist・『one more time, one more track』/Various Artistsなどもいかがでしょうか。DLしてライブラリに追加!レベル(^∇^)『スキマスイッチ アルバム感想記事一覧』アーティスト別 アルバム感想記事一覧【スキマスイッチ】※リンクのあるものが、感想記事あり※【スキマスイッチ】名義ミニ『君の話』フル『夏雲ノイズ』フル『空創クリ…ameblo.jpぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>オリジナルミニアルバム>タイトル:カントリーロード>アーティスト:Saucy Dog>リリース日:2017年 5月 24日>記事作成日:2024年 9月 21日久しぶりに聴きました!高橋優さん主催、秋田 CARAVAN MUSIC FES 2024予習シリーズコロナで断念悔しい悔しい悔しいシリーズ②。今回、高橋優さんに次ぐ“お目当て”だったサウシー。コロナ禍前のロッキンで初めて観て、凄く良くて、いつかワンマンにも行きたいなーと思ったまま今日まで来て…。楽しみだったんですよ。めっちゃ楽しみにしてたんですよ…………。くそぅ。今回は、唯一まだ感想を書いてなかった、1stアルバムを。『煙』若手バンドの、1st.アルバムの一曲目。爽やかなアッパーチューンで幕開けするのが定番な気がするんだけど、この曲は何ともウェッティ。BPMは速めだしアップテンポではあるんだけど、何とも物悲しいストーリー。ストーリーテリングの個性は、この時点で既に完成されている。久しぶりに聴いて、ちょっと驚いた。そうか、結構感情を乗せた歌い方をしてたんだなこの時代は。せとさんのコーラス&サイドボーカルも、メインボーカルの時とは全然雰囲気が違うし。『ナイトクロージング』アップテンポなオケに、メロディアスなボーカルラインが乗る。サウンド的に、“まさにサウシー”な曲。諸事情により最近再びギター練習を始めた身として思ったのは、「自分も、頑張ればコピー出来そうなアレンジ」の感じが絶妙だなぁと。「頑張れば自分でも弾けるかも」「ちょっとやってみようかな」っていう学生、多そう。学祭ライブでサウシー被りが発生しそうというか…カッコいいんだけど身近な感じもするのが、巧いしずるい(笑)。『いつか』代表曲ですね。エモーショナルなロックバラード。この声とこの音楽性には、この曲調とこの歌詞モチーフがドンピシャでハマってる。感傷的でナイーブな、思春期〜青年前期特有の感じを、この人このバンド以上にリアルに描く事は難しい気がする。『ジオラマ』今だってまだまだ若手だし瑞々しさに溢れたバンドではあるけれども…この曲は、より一層若さというか、青さみたいなものを感じる。インディー感強めというか。これはこれで良いよなぁ。なんちゅーか…凄く、閃光ライオットっぽいというか。もしくは『SCHOOL OF LOCK』感というか(近年のSOLは、もはやとーやま校長以前とはぜんぜん別物ですけどね)。『マザーロード』アッパーだしキャッチーではあるんだけど、ぼくの中では「シングル曲というよりはアルバム曲」って感じがする曲。ちょっと渋めというか。こういう、アクセントというか緩急というか流れというかそういうものが、このバンドは初期からちゃんとあるんですよねぇ。だから物凄く聴きやすい。『Wake』なんかちょっと、他の収録曲と雰囲気が違うなと感じる曲。他の曲は歌(ボーカル、メロディ、歌詞のストーリー)が中心にある気がするけど、この曲はギターが前に出てる。ギターロック感強め。そういや最近、こんな感じの曲ってあんまり無いような。これも好きです。『グッバイ』再び“サウシーらしい”な曲で本編シメ。青春エキス強め。ぼくにはそれが眩しすぎて、放つ光にしょわわわぁと溶けてしまいそうです(笑)。若者ならではの、衝動的な熱さ。そして情熱的な迷い。例えば道に迷った時に、とにかく走り回って行くべき先を見つけようとするがむしゃらさ。スマホでちょちょっと調べて、迷ってる事すら周囲に悟られずに済ませるような小狡い大人になっちまったぼくには、それが新鮮なのです(笑)。そんな、計7曲。青さや瑞々しさはふんだんな一方で、幼さや拙さは皆無。この時点で、音楽としてそしてバンドとして完成されている。そして、安定した質が今日に至るまで維持されている。すごくフレンドリーで飾らない、距離の近いバンドに思わせておいて。その実、物凄く早熟で現実離れしているバンド。見たかったなぁ。見たかったなぁ。見たかったなぁ。あの曲やったかなぁ。この曲やったかなぁ。悔しいなぁ。お気に入りは、#02 『ナイトクルージング』#03 『いつか』#06 『Wake』この作品が好きなら、・『理想的なボクの世界』/plenty・『DAYS』/the shes gone・『逃した魚』/back numberなどもいかがでしょうか。DLしてライブラリに追加!レベル(^∇^)『Saucy Dog アルバム感想記事一覧』アーティスト別 アルバム感想記事一覧【Saucy Dog】※リンクがあるものが、感想記事あり※ミニ『カントリーロード』ミニ『サラダデイズ』ミニ『ブルーピリオド…ameblo.jpぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>オリジナルフルアルバム>タイトル:PINEAPPLE>アーティスト:斉藤和義>リリース日:2023年 4月 12日>記事作成日:2024年 9月 18日聴きました!秋田 CARAVAN MUSIC FES予習シリーズ①。高橋優さん主催の音楽イベントに初参戦する事になったので、出演アーティストの作品をチェック中!※だったのですが、このタイミングでコロナにかかってしまった! 悔しい!悔しい!!悔しい!!! この記事も、すでに書き上げていたのに。今回は、諦めます。でも予習はします。せっちゃんさんは、いっときよく聴いてたけど最近の作品は聴いてなかったなぁ…と思い、最新のスタジオアルバムをチェックする事にしました。ちなみに、ぼくはジャケットに「なんか怖っ!」って思っちゃったんですが(笑)、せっちゃんさんお手製の招き猫なんだそうな。『BUN BUN DAN DAN』タイトなリズムとソリッドな音が特徴的な曲ではあるんだけど、そこはかとなくユーモアも感じる曲。いや、カッコいい曲なんですよ、かっこいい曲なんですけどね。途中の「うっほうっほ」はまぁ置いとくとして(笑)、サウンド(というかアレンジ)に、可笑しみがあるんです。かっこよさとユーモラスが同居する、“斉藤和義らしい”曲。『問わず語りの子守唄』デジタルなシュッとしたビートと、ナマ感いっぱいのアコギのコンビネーション。他にもいろんな音はしてるけど、この両者のコンビネーションが曲の良さを際立たせている。この曲、カッコいいなぁ…メロディには哀愁もあり、でも卑屈はない。哀愁って、“ぱっとしないオッサン”が纏うもの(つまり、ちょっと下卑た笑いを誘っちゃうようなもの)みたいなイメージがちょっとだけあるけど、その要素がゼロで。ひたすらにカッコいい、哀愁。そして何よりも、歌詞。ぼくはこれを、政治批判と捉えました。割と直接的にそういう歌詞だとぼくは思うけど、「なにを勝手に!決めつけてんじゃねーよ!」の可能性があるので(というか、歌詞の解釈は聴き手それぞれに委ねられるべきだと常々思っているので)、「ぼくはそう思う」にとどめます。歌詞の解釈の仕方に関しては「ぼく“は”そう思う」だし、歌詞の内容に関しては「ぼく“も”そう思う」です。「結局どうだったの あの団体との関係」。この曲を、『みんなのうた』で流して欲しい。もちろん、安倍さんや自民党の映像をバックにね。『Pineapple (I'm always on your side)』ゲストアーティストに藤原さくらさんを迎えて。最初に聴いた時に思ったのは、「焚き付けられたうえで“頭を冷やせ”と言われた」って感じ(笑)。藤原さんとの、とても牧歌的な空気が流れるミドルバラード。前の曲ではらわたが煮え繰り返ってるところに、この清涼感。二重人格なのか?(笑)。藤原さんも好きなので、「藤原みが強めなのね」と感じました。藤原さんのアルバムに入ってても、全然違和感なし。それにしても、お二人、声の相性抜群ですね。ジャンルが似てる気がする。まぁ、藤原さんには「スモーキーボイス」と、斉藤さんには「しゃがれ声」と言いたいですが(愛を込めて)。『底無しビューティー』ウッドブロックが心地よくコンコン鳴ってる、聴きやすい曲。ギターは歪んでるし、リズム隊もドカドカ鳴ってるんだけど、全体的にはまろみのあるポップなアレンジになってる。CMタイアップの時などに見せる、言わば“表・斉藤和義”のエッセンスでいっぱい。『寝ぼけた街に』爽やかロックチューン。アンプから直接音を出したような、非常にナマの音がする。初期の奥田民生さんとか、その辺に通じる爽快感。この方、抜群にキャッチーなメロディを作るコンポーザーなんですよね。それを改めて再確認。この曲のサビなんて、ポップロックチューンの“正解”“お手本”と言って差し支えないんじゃないかと思う。一回聴いたら耳目を惹きつけられる曲。『君のうしろ姿』もはや、可愛らしいとすら言える曲。とても愛に満ちているというか…これはもう、“慈愛”。登場人物の2人は、まだ付き合ってないのかな。それとも、デートの帰り道なのかな。はたまた、これが最後のお別れなのかな。どの瞬間にも受け取れる。別れ際の2人をすれ違いざまに見かけた“通行人A”のような気持ちになる。ふたりがどんな関係性なのかは分からないけど、その光景はとても美しい。『Over the Season (PINEAPPLE ver.)』歌詞をちゃんと読む前に、音と雰囲気だけで、夏の終わりを思い浮かべました。とても綺麗で、優しい切なさに満ちたミドルバラード。この時期(これを書いてる今は9月中旬)に聴けて、良かった。これは、多くを語らずただ静かに聴きたい。『朝焼け』ぼくの思うロックンロール、そのど真ん中の曲。やっぱりこの人は、ロックンローラーだなぁと思う。非常にメロディアスな歌モノも書くし、アコギが似合う曲も多いし、バラッドも歌うけど、でもやはりロックンローラー。『明日大好きなロックンロールバンドがこの街にやってくるんだ (PINEAPPLE ver.)』ブラスも入って、非常にファンキーな曲。最近、諸事情でエレキギターの練習を(10年ぶりくらいに)再開した身として、間奏のギターソロに恐れ慄く(笑)。でも、こんだけ弾けたら気持ちいいだろうなぁ。なんとなく、「コロナ禍を経たからこその歌詞なのかな」と思いました。コロナでエンタメが悪者認定される以前はライブに行きまくってたぼくなので、凄く爽快感を覚える歌詞です。ぼくは「神妙な司会者たち」の事を忘れないからな(笑)。『100年サンシャイン』コッテリネットリとした曲のあとは、爽やかな曲へ。深夜から、休日のよく晴れた朝へ…という感じ。土曜の午前、あてもなく何となく海のほうに向かってドライブしながら聴きたいなー。そんな曲です。でも、100年先までこの心地良いサンシャインを維持させるのは難しいのかもしれないなぁなんて、ちょっと環境問題の事を考えてしまったりもする。『マホガニー』渋い…アコギが、これでもかってくらいに渋い。地にどっしりと足をつけたような落ち着きと趣きのあるアコースティックチューンなんだけども…ボトルネックなのかな、独特の浮遊感がそのどっしり感の中で良いアクセント。ギターの歌なんだけど、人生の歌。さらに言うなら、“ぼくの”人生の歌。そろそろ人生後半戦に突入しそうなぼくの、自分への応援歌にしたい。「傷跡が誇らしげ」と思える人生にしたいもの。あと、猫飼ってる身としては、猫が年老いた描写に胸が苦しくなる。うちの猫は、あと50年生きて欲しい…っていうか猫又になってほしい(何の話だ)。『泣いてたまるか』ストリングス隊を従えた、雄大なバラード。Aメロから、鳥肌が止まらない。歌詞の通りの「しとやかなアコーディオン」に波がだ出そうになる。泣いてたまるか。確かにぼくも、とにかく奥さんや子どもや友人には笑っていて欲しい。ぼくとの会話ででも、テレビを見てでも、テーマパークに行ってでも、笑顔の理由は何だって構わない。とにかく、笑っていて欲しい。ぼくも「コメディアン」なのかもしれない。取り敢えず、奥さんと喧嘩した日には絶対にこの曲を聴こう(笑)。『俺たちのサーカス』心が軽くなる、カントリー調のポップチューンでラスト。アコギの軽快な音と、バンジョー(かな?)の愉快な音と、スライドギターの爽快な音と。サウンドだけで、“心の湿度”が下がってく。心の除湿器。難しい課題が目の前に横たわっている時にも、この曲を聴きながらならふわりと乗り越えられそうな気持ちになる。そんな、計13曲。取り敢えず…まずは、本作を聴くきっかけとなった秋田 CALAVAN MUSIC FESを主催してくれた高橋優さん、ありがとうございます。おかげで、こんなに素晴らしい作品に出会う事が出来ました。いやぁ、本当に良い作品だった。歌詞を読み込んで、世界観に浸れる曲があった。爽快なギターと軽快なビートにノれる曲もあった。世間に中指突き立てたくなるような衝動を代弁してくれる曲もあった。自分の嫌いなところを、そっと優しく包んでくれる曲もあった。とにかく、あらゆるタイプの曲がありました。で、聴き終えた時には、「さぁ、色々あるけど明日からもまた頑張ろう」って思える、そんなアルバムでした。ついでに言うと、「まぁ、何とかなるだろ」っていう気楽な気分も与えてくれます。ぼくの中でせっちゃんさんは、もうちょっとトガッたというか、聴く人を選ぶ作風のアーティストっていうイメージがあったんですよね。でも、この作品は、完全に“全方位型”。あらゆる人の心に刺さると思う。それは、何というか、「売れ線に走った」とか「市場に迎合した」とかそういう薄っぺらいレベルの話では全くなくて。偉そうに言わせてもらえれば、せっちゃんさん自身が、幅広い層に聴いてほしいという熱量が増したのかな?と、そんな印象を受けました。とにかく聴きやすかった。聴きやすいのに一筋縄ではいかなかった。ちなみに、岡村和義も好き。お気に入りは、#02 『問わず語りの子守唄』#03『Pineapple (I'm always on your side)』#05 『寝ぼけた街に』#07 『Over the season』#10 『100年サンシャイン』#11 『マホガニー』#12 『泣いてたまるか』#13 『俺たちのサーカス』この作品が好きなら、・『PERSONALITY』/高橋優・『イノセント』/スガシカオ・『STEREO 3』/山崎まさよしなどもいかがでしょうか。CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
>コンピレーションEP>タイトル:KNOW THE FUTURE>アーティスト:Various Artists>リリース日:2024年 8月 7日>記事作成日:2024年 9月 7日聴きました!ぼくが、昔から大好きな音楽レーベル、トイズファクトリー。(移籍しちゃった人たちも含みますが)Mr.Children、My Little Lover、Salyu、Bank Bandなどの“小林武史界隈”をはじめ、BRAHMAN/OAU、ゆず、BUMP OF CHICKEN、SEKAI NO OWARI…最近ではハンブレッダーズとかマカロニえんぴつとかDAOKOも好きだし、過去で言えば藍坊主とかセカイイチとかスナッパーズとか柳田久美子さんとかphatmans after schoolとかS.R.Sなんかも好きだったなぁ。そういや最近、レキシ池ちゃんさんも入ってきたのは嬉しい驚き。他にも、ケツメイシとか湘南乃風とかハイスタとかでんぱ組.incとかUNISON SQUARE GARDENとか、世間的に名の通った売れっ子も所属してる(してた)し。“ジャケ買い”なんてのはありますが、ぼくは“レーベル買い”をした事が何度も何度も何度もあります。そんな大好きなレーベルがインディーズレーベルを立ち上げて、そこに所属する若手の楽曲を集めたコンピ盤をリリースすると聞いて。正座して待ちました(嘘)。第二のミスチル、第二のバンプ、第二のゆずが…?という期待を抱かずにはいられませんでした。普段、作品に対して別のアーティスト名をあげて「○○っぽい」と形容するのは極力避けているんですが(そんなつもりが無いとしても二番煎じ的なニュアンスはどうしても出ちゃって、失礼じゃないですか)…レーベルへの期待がデカ過ぎるため、今回はそんな表現を解禁させてもらいました(笑)。だって、レーベル名が“LITTLE TOY'S FACTORY”なんですよ? 偉大な先輩たちが作り上げてきた名前をレーベル名に冠するなんて…「その覚悟と価値があるんだよね?」と思ったって仕方ないじゃないか!(自己弁護)。選曲は、トイズ社長の稲葉貢一氏と、本作にも参加している“おもかげ”のボーカルさんとで担ってるらしいです。稲葉さんが直々に登場するなんて、ガチな奴じゃないですか。それだけでハードルは上がるというもの。『ラベンダー』/おもかげ最初聴いた時、セカイイチを思い出しました。武骨なサウンドの中に、センチメンタルな物語とドラマチックなメロディが乗っている辺りに。なんか、おこがましいですが「トイズって、ホントにこの系統が好きだよね」と感じました。タダのファンなのに、トイズについて知った風な言い方で恐縮なんだけど。上述の通り、エモーショナルな歌が最大の特徴だと思いました。これはもう、センスなんだと思う。ロジックでカバー出来る範囲ではない。他方、アレンジについてはもうひとつ個性が欲しい。「初期セカイイチのカバーだよ」とか「バンプのインディー時代の曲のカバーだよ」とか言われると納得しちゃいそうな感じなので、もう一つ、オリジナリティが欲しくなっちゃう。演奏については…この歌の作風なら、音はもっとマッチョになってほしいかな。繊細な歌を繊細な音で表現するのは、凡庸さだけが際立っちゃう気が。松坂にしろ大谷にしろ松井にしろ、超高校級とか言わた人たちも、プロ時代の体型と比べると高校野球時代はひょろんとして見てるものなので、今はまだその段階って事なんだとは思うけど。モデル体型を目指すよりは、オオタニサーンの体型を目指してほしい(何の話だ)。頭のところ、間奏に被せた「ラベンダー」は、エモくて良いですねぇ。ライブみたい。『獏「独演」』/まおたギター弾き語り…とは言っても、(初期)ゆずのようにコード弾きの勢いでジャカジャーンとやるというよりは、テクニカルで緊張感のあるソリッドなアレンジ。衝動性と毒の吐き出し方には、(トイズじゃないけど)Adoさんを思い出しました。それをもっと、不器用に、荒削りに、直接的にしたような。この曲のような作風を“今風”に合わせていくとAdoさんの方面に行きそうな気がするし、作家性を高めていくと黒木渚さん方面に行く気が。で、その真ん中を行くなら、高橋優さんとかNakamuraEmiさんとか。ちなみに、声の種類だけで言うと、ヨルシカさんかを彷彿とさせる感じもあります。『彼岸花(original)』/メトロワセンチメンタル爆発の、3連ロッカバラード。いい具合にしみったれた世界観が、凄くトイズ所属バンドっぽい。主人公は女性のようですが、男臭いしみったれ感に胸がぎゅってなる。とにかく、メロディが良いんだよなぁ。ほんとに、トイズのバンドは、メロディが良いというのが条件な気がする。アレンジよりも、プレイよりも、歌詞よりも、メロ。ある時点のバンプみたいな、ロックの硬質感とポップスのしなやかさとが融合された耳馴染みの良いポップロックチューン。強いて言うなら、このバンドもまた、もう一つ個性が欲しい。これだけだと、Saucy Dogなりthe shes goneなりマルシィなりreGretGirlなりThis is LASTなりの方面、もしくはマカえんなりズーカラデルなりハンブレッダーズなりSUPER BEAVERなりの方面に、「あのバンドをリファレンスしてるのね」と思われかねない“同業他社”がうじゃうじゃしちゃってる印象。『グッバイ』/マイナスジジョウうーーーーーーん…正直に言うと、最初、「えっ!SHISHAMOがトイズの、しかもインディーレーベルに移籍したの⁉︎」と思って、クレジットを確認しに行ってしまいました。これはもう、リファレンスどころじゃなくて、コピーに近くないか…? SHISHAMO(もっと言うと、そのルーツの“始祖”たるチャットモンチーの、その初期)どころか、いっとき雨後の筍のように出てきたその系譜の数多の類似バンドを更に周回遅れで追いかけてるような。厳しい事を言って申し訳ないんだけど、「SHISHAMOっぽいバンド」で多少名を上げる可能性はあるにしても、オリジナルのバンドとしてやっていくには、ちょっとこのままでは厳しいのではないかと。まぁ、それこそ“チャットモンチーのフォロワー”としか思えなかったSHISHAMOが思った以上に売れたので、似たような売れ方はするかもしれないけど…それでいいのか?『糸電話』/halogenまた正直に言いますが…SHISHAMOが終わったと思ったらバンプが出てきた感じ。これももう、「俺の音を、俺の言葉を聴いて欲しくて」じゃなくて「バンプになりたくて」音楽をやっている人(たち)なのでは…? この路線で売れたとして、嬉しいのかな…ぼくは、音楽ってのは自己主張だと思っていて。その尺度で言うと、ちょっとぼくの価値観とは相容れない作風だなぁと思ってしまいました。「ダレソレっぽいスターになりたい」が目標なら、このままの路線で行くのが大正解だとは思うんですが。「誰か、俺のこの熱い衝動を受け止めてくれる奴はいねぇのかよ」っていう、ある種の悲壮感と情けなさから生まれるものを、ぼくはロックと呼びたい。そんな、計5曲。前半は、好意的に聴けました。前半のアーティストにも大なり小なり“参照元”“元ネタ”のアーティストが見え隠れする感じはあったけど、それらを自分たちなりに消化しようという熱意が感じられたので、気にならなかった。後半は、ちょっと……まだぼくは飲み込みきれてない(苦笑)。これをどう解釈したらいいのか。天下のトイズファクトリーが、ここまで露骨に「ダレソレっぽい」なバンドを、“トイズ印”を押した上で世に送り出してしまうのか…と。誰でも最初は模倣から入ると思う。そこは否定しないし、それが大事だとも思う。でも、プロとしてやっていくつもりなら(そしてトイズという大看板を背負うつもりがあるなら)、もっともっともっともっと沢山の沢山の沢山の沢山の沢山の沢山のリファレンスをストックして、そこから引っかかる要素を抽出&類型化して、そこに少しずつオリジナリティを混ぜていって、軸をオリジナルのほうに移してから表に出ないと。ぼくは、アーティストご本人たちというよりも、この段階でデビューさせてしまったトイズという組織と稲葉社長に不信感を抱いてしまった。インディーズを名乗れば何をやっても許される訳でも、質の伴わないものを出しても良い訳でもないと、ぼくは思う。ジュンスカや筋少、そしてミスチルや小林武史Pらが作り上げてきた立派な立派な立派な看板を、そんなにホイホイと若手に貸すなよ。その看板の持ち主は、トイズじゃなくてアーティストのものだと思うから。…なんか、これ書きながらまた腹が立ってしまった(笑)。 うん、誤解のないように改めて言っておこう。ぼくは、アーティストを責めたいのではなく、会社の責任を問いたいという話なのです。もっと、ちゃんと練って、ちゃんと煮詰めて、ちゃんとオリジナリティを確立してから世に出しましょう。もしくは、トイズファクトリーという名を一切使わず、既存のメジャー所属アーティストのネームバリューで“下駄を履かせる”ような事のない環境でデビューさせて、シビアな現実をきちんと味わって貰いましょう。お気に入りは、#01 『ラベンダー』/おもかげ#03 『彼岸花(original)』/メトロワこの作品が好きなら、・『閃光ライオット2009』/V.A.・『CAB'S WRAP+1』/V.A.・『代沢時代〜Decade of Daizawa Days〜』/V.A.などもいかがでしょうか。サブスクにあれば聴くかな…レベル(^_^;)…フィジカルリリースはそもそも無いけどぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp
アーティスト別 アルバム感想記事一覧【chelmico】※リンクのあるものが、感想記事あり※ミニ『Love Is Over』EP盤『EP』フル『chelmico』フル『POWER』フル『Fishing』ミニ『COZY』フル『maze』フル『gokigen』EP盤『ati natu ep』【一言メモ】なにで知ったんだったかなぁ…そういうのもはや思い出せないくらい、そこそこ長いキャリアになってきたんですよね。 もう、ぼくの感覚からすると、ついこないだ出てきた人たちのように錯覚してしまいそうになるけれども。最初から“良い匂い”は感じとっていたので、新作がリリースされるたびにその都度聴いてはいたけど。最初はそこまでどハマりする感じでもなくて。でも、作品を重ねるごとにどんどんキャッチーさが増してきて、どんどん好きになってきたんです。RIP SLYMEとかKICK THE CAN CREWとか、その辺りからヒップホップというジャンルに触れ始めたようなぼくみたいなタイプには、ドンピシャな仕上がりになってきていると思います。ちなみに、鈴木真海子さんのソロも、だいぶテイストは違うけどやっぱりイイんですよねぇ。ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!音楽雑記帳blog.livedoor.jp