MUDSLIDE/LED ZEPPELIN | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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MUDSLIDE/LED ZEPPELIN
1.HEARTBREAKER
2.THANK YOU
3.WHAT IS AND WHAT SHOULD NEVER BE
4.COMMUNICATION BREAKDOWN
5.RANBLE ON
6.WE'RE GONNA GROOVE
7.SINCE I'VE BEEN LOVING YOU
8.WHOLE LOTTA LOVE
このZEPのライブは1970年3月21日VANCOUVERで行われたもので
録音状態はなかなか良いです。Plantのヴォーカルがかなり良いので
これだけでも聴く価値は十分にあります。
ただバックの演奏がやや奥にあるのが残念ですが
演奏そのものは素晴らしんです。
Bonhamのドラムス、Jonesのベースがもう少し前に出ていたら
完璧だったんですが、それでもブートとしては最高の音源です。
ただそう感じるのは最初だけで、耳が慣れてくると
各パートがしっかり聴こえてきますので大丈夫だと思います。
以前から言っていますけど、ZEPのライブは69年から71年までが
非常に良いのでこの70年のライブが悪いわけがありません。
これだけ良い状態でありながら録音されている音源が
ライブの一部だけと言うのが非常に残念なんです。
普通だったら2枚組や3枚組でライブ全体を網羅するんですけど、
ZEPのブートではバラで売られたりするのも多いので
集めるのが大変かもしれません。
ただこの『MUDSLIDE』は単一でこれだけ発売されたかもしれません。
さてライブなんですけど、非常に素晴らしいという事を
先に書いておきます。
1曲目の「HEARTBREAKER」ですけど、あのJimmyのギターから
入って来るリフを聴いただけどゾクッと来るんですけど
それを上回って驚かせるのがPlantのヌケの良いヴォーカルです。
さすが70年のライブです!もうこのPlantの歌声を聴いただけで
感動してしまいます。やはりPlantのヴォーカルが何も心配なく
聴けるというだけで、ZEPのライブを最高の状態で楽しめるんですから
ほんとに感動ものです。
Jimmyのギターソロも後年の迷走しながらの演奏なんて
全くなって、本当に切れ味最高の演奏を聴かせてくれています。
この曲を聴いただけで、なんでこの時期のライブを正規で
発表しないのか不思議でなりませんよ
1曲目から興奮しちゃっていますが、その後演奏される「THANK YOU」は
Jonesのキーボードが光る一曲です。
もちろんJimmy PageのギターとBonhamのドラムスの滑り出しも
素晴らしくて迫力が凄いんです。特にBonhamのドラムスは良く聴こえて
これは実際に聴きたかったと思わせます。
でもそれ以上に凄いのはJimmy Pageのギターでしょうね。
彼のギターと言うのはムラを感じるライブもあるんですけど、
この日のPageのギターは最高の演奏だと言っていいでしょう。
めちゃめちゃ素晴らしいギターを聴かせてくれています!
まっ、Plantがハイトーンで突き抜けるヴォーカルを聴かせてら
一気に注目はPlantへ移ってしまいますけどね。(^^;
3曲目の「WHAT IS AND WHAT SHOULD NEVER BE」は
個人的にはスタジオテイクは少し苦手ではあるんですけど、
ライブとなると印象が違って凄く良いんです。
前半のふわふわした感じの所からBonhamのタイトなドラムが
入り込んできただけで空気が変わるところは圧巻です。
曲のうねるが一気に上がりますから、聴いていると鳥肌が
たってしまうくらいゾクッときますね。
間奏のPageのスライドは実際に目の前で聴きたいなって
思わせるくらい素晴らしいことを付け加えておきます。
4曲目の「COMMUNICATION BREAKDOWN」はもうライブで
演奏されたら仰け反ってしまう最高の曲ですね。
ここはPageのギターが呼び水になってリズム隊を抱きこむ勢いが
最高ですね。
この曲でもPlantのヴォーカルは冴えわたっていますけど
一か所高音部分で若干かすれるのが残念です。
でもそんなちょっとしたことは曲には影響なくて
ただただそのド迫力を堪能できると思います。
この曲では後半インプロな感じで展開がどうなるのかなって
思っていたら、そのまま「RANBLE ON」が少しからんできて
また「COMMUNICATION BREAKDOWN」に戻って終了します。
そして初期にはよく演奏されていた「WE'RE GONNA GROOVE」が
なだれ込んできます。
この曲はアルバム『CODA』で初めて来て驚かされたんですが、
実際こうやってライブで聴くと更にカッコいいんですよね~。
もう~出足のBonhamのドラムスで聴いている方はすでに
巻き込まれてしまうくらい凄いです。
Plantのヴォーカルは絶好調~~~~もう~最高に歌い切って
素晴らしいです。ただPageのギターがやや奥まっているのが
残念なんですよね・・・・また後半部分が全体に音が弱くなって
気になってしまうのが残念です。
最高の演奏だけにこれは完璧な音が聴きたかったです。
それでも良く音はわかりますから大丈夫ですけどね。
そして次に流れてくるのがライブで定番中の定番曲の
「SINCE I'VE BEEN LOVING YOU」が流れてきます。
これはもうPage独壇場の曲なんですけど、
Plantの色っぽいヴォーカルが素晴らしいんです。
まぁ~それにしてもこの曲は大きくうねりますよね~。
聴きごたえ十分の名曲ですけど、ライブでこれほど凄い演奏を
聴かされたら泣くしかないでしょう。
この曲もややPageのギターが奥から聴こえるのが残念ですが
演奏は名演だと私は思っています。
そして最後に流れてくるのが「WHOLE LOTTA LOVE」です。
この名曲なんですが、ギターが奥すぎてあの迫力が
伝わってこないんですよ。
Plantのヴォーカルのヌケが良いだけにこれは本当に
ギターの音だけ何とかしてほしいと思います。
さらにこの演奏は途中が多分カットされていて
間奏の最後の部分につながっているんです。
なんでこんな編集しているのかわかりませんが、
はっきり言って収録時間が38分ですから、短く編集する必要が
全くないと思うんですよね・・・
こうなるとこの日の別の音源を探したくなりますよ。
でもそれ以外は素晴らしいですからおススメしたいアルバムです。
個人的にはPlantの最高の歌声が聴けるだけでも
これは買いのライブだと思います。(^^