今BEATLESの新曲として「NOW AND THEN」のニュースが
流れて話題になっていますね～。
BEATLESファンとしては非常に気になるところですが、
はっきり言っていろんな面で私は否定的なんです。
この曲が11月２日に世界同時配信リリースするそうですが、
これはJOHNが70年代後半に残した音源で、
「FREE AS BIRD」「REAL LOVE」と一緒に
オノ・ヨーコさんからPAUL、GEORGE、RINGOに
手渡され、95年には「FREE AS BIRD」「REAL LOVE」は
シングルとしてヒットしました。
ただ「NOW AND THEN」に関しては当時の技術では
どうしようもなくラフだったためにお蔵入り・・・
そのままフェイドアウトかと思っていたら
昨今のAI技術でクリアにJOHNの声をとりだしに成功し、
今回の発売にこぎつけたようです。
ただ私としてはこの曲もそうですが、BEATLES名義での発表は
どうしても引っかかります。
BEATLESの中期以降はメンバーそれぞれが曲を作って
それをメンバーと一緒に肉付けするという手法で
形にしていたわけですから、今回も同じ形だとは思いますけど、
実際には再結成したわけでもなく、ましてJOHNはいないわけで、
それでBEATLESの新曲というのはどうかと思います。
BEATLES時代に作った曲、もしくは再結成して４人で
作ったのであれば納得もしますけど、
これだと疑似BEATLESであって、BEATLESじゃないと思います。
それに時代が時代ですからこの「NOW AND THEN」の発売は
配信中心のようですけど、今回はアナログシングルのみ
発売されるようです。もしかしたら後でCDシングルが
発売されるかもしれませんが・・・
このアナログシングルですけど、7inchと12inch盤が発売され、
それぞれカラーレコードと黒盤が出るそうです。
確か各３種類ずつ出るようですが、これってコアなファンを
ターゲットにしているちょっと嫌なやり方ですね・・・
更にジャケットを見ってゲンナリ。
もうちょっとジャケットは何とかならなかったのか。
購買意欲をなくしてしまいますよ・・・
さらにこの曲の販売とともに73年に発表されて大ヒットした
彼らのベスト『1960～1966』『1967～1970』が
あらたに曲を追加して再発されるんです。
その中に「NOW AND THEN」も収録されるということで
CDでこの曲を聴きたい人は少なくとも『1967～1970』を
購入しないといけないわけです。
そして一番嫌なのがこの『1960～1966』『1967～1970』に
追加される楽曲です。
何で今更曲を大量に追加して販売するのか・・・
当然「NOW AND THEN」の抱き合わせ企画販売ですけど
これは酷いですよ・・・
ベストとしての形態が崩れているというのか
せっかくの『1960～1966』『1967～1970』が台無しです。
いろんな点で非常に私としては引っ掛かりの多い企画なので
当然『1960～1966』『1967～1970』は買う気がありませんし、
「NOW AND THEN」も7inch1枚買うくらいですよね・・・
「NOW AND THEN」の発売は良しと受け取っても
種類別や抱き合わせ販売企画は本当に裏が見えて嫌ですね。