POPS IN JAPAN ’73/VENTURES | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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POPS IN JAPAN ’73/VENTURES
●Side-A
1.Gakusei-Gai-No-Kissaten/学生街の喫茶店
2.Between Stage/喝采
3.Wait For Me/ガラスの鐘
4.Seto-No-Hanayome/瀬戸の花嫁
5.Dreams Of Yesterday/昨日の夢
7.Tadoritsuitara-Itsumo-Amefuri/たどりついたらいつも雨降り
●Side-B

1.A Night Of Our Trip/旅の宿
2.Don't Leave Me/北国の別れ
3.I Want You Love Me Tonight/恋の十字路
4.Sapporo Summer/卒業旅行
5.Oriental Love Song/オリエンタル・ラヴ・ソング
6.Summer Affair/夏の日の出来事
7.Oh, My Love/恋人よ飛んでおいでよ
親日家で何度も恒例行事の様に来日してくれるVENTUERSですから
日本のサウンドも馴染みがあるのだと思います。
当然ライブでも日本のファンのために歌謡曲をサービスで
演奏したりしたと思います。そんな日本のファンのために丸々歌謡曲や
フォークソングでまとめたアルバムを出すんですから驚います。
こんなことを言ったら失礼ですけど、歌謡曲をインストで演奏したら
スーパーのBGMみたいでこっぱずかしいなんて思ってしまう私です。
実際この『POPS IN JAPAN ’73』で演奏されている曲は
様々な曲を集めてきていて吉田拓郎さんの「旅の宿」から
小柳ルミ子さんの「瀬戸の花嫁」まで演奏しちゃうんですから
どうなの?って思ったりしますね・・・・
この選曲からして一体だれが聴くのだろうかと思ってしまいます。
ファンの方々は聴くのでしょうけど、この選曲のアルバムを渡されたら
ちょっと躊躇しそうな感じすらしてしまいますね・・・
そんな否定的な事ばかり思っていた私ですけど
実際にこのアルバムを手にして針を下してみたら
思っていた感じがまったく出てこないんですよね・・・
それどころかちゃんとVENTURESの演奏として聴けるんです。
当然馴染みのある曲ばかりですから体に染みついているものばかり、
それをあたらめてVENTURESがインストで演奏することとなると
スーパーのBGMにならないで~と願うわけです。
それを裏切って?しっかり演奏を楽しませて聴かせてくれるのは
さすがVENTURESだと思います。
個人的には「学生街の喫茶店」「旅の宿」は聴いていると
ただカバーと言う感じではなく、オリジナリティを味合わせてくれるので
聴きごたえもありますし、どこかこちらがオリジナル?なんて
思ってしまいそうになります。馴染みのある曲をVENTURESがカバーして
ちゃんと作品としてとどめるあたりが凄いのでしょうね。
かなり最初は侮っていたアルバムですけど、ついつい聴いてしまう
日本歌謡カバーアルバムです。
まっ、VENTURESが作った曲を、日本の歌手が歌詞をつけて
ヒットさせた例も多々あるので、本当にVENTUERSの作り出すサウンドって
日本人に通じるものがあるわけですね。
出来ればいろんなことを排除して聴いてもらえたら
このアルバムの良さが伝わると思いますので
機会があった聴いてみてください。(^^