THE WAR SONG b/w THE WAR SONG(日本語)/CULTURE CLUB | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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THE WAR SONG b/w THE WAR SONG(日本語)/CULTURE CLUB
CULTURE CLUBは82年に『Kissing to Be Clever』、83年に『Colour by Numbers』
と立て続けにヒットアルバムを出したのと同時にシングルヒットを量産しましたが、
それ以後の売り上げに陰りが出てしまいました。
とんとん拍子てアルバム、シングルとヒットを出していたのですが、
84年位発表したアルバム『Waking Up with the House on Fire』が今ひとつ
伸びがなかったことがその要因の一つなんです。
言ってみればアルバムを牽引するヒットシングルが出なかったことが原因だったわけです。
本人たちも連続でシングルヒットを出していたので、その流れに乗って行けばと思って
曲作りをしたのだとは思いますが、このアルバムからカットされた第一弾シングルが
思うようにヒットせず、そのまま躓いた感じになってしまったのは想定外だったでしょうね。
その第一弾シングルというのが今回アップした「THE WAR SONG」なんです。
曲自体が持っている分かりやすや聴きやすさは今まで通りの感じなのでいいのですが、
どんなにメロディや雰囲気が今までのCULTURE CLUBと同じだと言っても
「THE WAR SONG」となっていれば大なり小なり聴く側は構えてしまいますね。
メッセージ性の強い内容として聴きますから、CULTURE CLUBのようなバンドが
歌うとあまりに似合わないというのか、違和感を覚えてしまったんです。
プロパガンダとまではいいませんけど、やはりメッセージは間違っていなくても
どこかで引っ張られるような感じを受けるのはCULTURE CLUBっぽくはないですね。
それに歌では曲の後半に♪センソ〜ハンタ〜イ〜って入っていますから
どうしても耳に飛び込んでくる分、気持ちが引っ張られてしまいます。
この時点で楽しく聴くCULTURE CLUBは見失っている感じなんです。
もちろんCULTURE CLUBがそういう方向の曲をやってもいいんですけど
タイトルと言い、歌詞と言いストレートに出てきていますから
聴いててちょっと〜となってしまいます。
それまでにそういうスタイルが見えていれば良かったのかもしれませんけど、
突然♪センソ〜ハンタ〜イ〜ですから・・・・
彼らとしては歌で訴えたかったんでしょうけど、できればそれ以外の方法で
訴えることを考えても良かったのではと思います。
まっ、やるならやるでこの後も続けて欲しかったですけど、
これ一回きりというのもなんだかなぁ〜と思うわけで・・・
この後は一気に人気も下降して問題も出てきますから出しようもないのですが。
ちなみにこのシングルのB面は日本語バージョンになっていて、国によって幾つか
歌い分けられているようです。

このシングルは84年にBillboardで17位まで上昇しました。
https://www.youtube.com/watch?v=GBd5W9IA7n0