As Dores Do Mundo/Hyldon | BLACK CHERRY

BLACK CHERRY

JAZZ, BRAZIL, SOUL MUSIC

As Dores Do Mundo/Hyldon

 Hyldonは、このなんともいえないマッタリしたユル~い感じがたまりませんな。チョッと頼りなげでMellowに歌い上げる優男風の情けなVocalは、何ともやるせなくて牧歌的で、チョイとおとぼけ入った、ぬるま湯的な味わいが、クセになって一度ハマると、たまらない。この味は出せそうで中々出せない。Tin MaiaやCassianoと共に3大Brazilian Soul名Singer-Songwriterの一人として活躍して、70年代Brazilian Soulを盛り上げた、このSalvador生まれのSinger-Songwriter/ギタリスト/Producerは、70歳を越えた現在も活動を続けているようだ。2000年代に復活作をリリース、2016年委も、1stアルバムを弾き語りでRemakeした『Na Rua, Na Chuva, Na Fazenda - A Origem』に続いて新作『As Coisas Simples Da Vida』を世に出して健在ぶりを示していた。あれから6年が経つけれどTVなどにも出演して頑張っているのは嬉しい。

 

Na Rua, Na Chuva, Na Fazenda/Hyldon

 “As Dores Do Mundo”はHyldon75年にリリースしたDebut AlbumNa Rua, Na Chuva, Na Fazenda』に収録されている。鍵盤にJosé Roberto Bertrami、ベースにAlex Malheiros、ドラムスにIvan ContiとAzymuthの3人が全面参加している70年代Brazilian Soulの名作である。