We All Thought We Knew You/Birth Control | BLACK CHERRY

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JAZZ, BRAZIL, SOUL MUSIC

We All Thought We Knew You/Birth Control

 Birth Controlといえば60年代末Berlinで結成された70年代にドイツでそれなりの人気を得て活躍していたバンドである。初期の彼らは“Gamma Ray”に代表されるようなドラムスのBernd Noske荒々しいVocal攻撃的なOrganやギターを中心にWildでHardなRockを演奏するバンドであった。NoskeとギターのBruno Frenzel以外のメンバーを入れ替えたLive盤『Live』に続くアルバム『Rebirth』あたりから新加入の鍵盤奏者Zeus B. Heldの音楽性が徐々にバンドに変化をもたらすようになっていく。75年作の『Plastic People』ではBrassStringsも導入してジャケットから想定されるようなProgressiveな側面も出てきて76年の次作『Backdoor Possibilities』はJazz Rockな方向性やFunkyな要素も顔を出し、中々の力作となった。ドラムスにMessageManfred von Bohrが加わりツインドラムとなり、ベースもMessageのHorst Stachelhausに交代した77年の『Increase』はより多彩な音楽性が発揮されたがPopな部分も目立つようになってきた作品で、この辺までがこのバンドを楽しめるところであろう。

Increase/Birth Control

 “We All Thought We Knew You”はBirth Control77年にリリースしたアルバム『Increase』に収録されている。この時期の彼らはLive Bandとしても最も充実していた時期かもしれない。Popな部分も出てきたとはいえ幻想的なJazz RockUntil The Night”やFunky Rockな“Get Up!”など中々ダサカッコイイところがたまに聴きたくなるお気に入りの作品でもある。

(Hit-C Fiore)