
Jo Staffordの歌い方が大好きだ。1940年代から1960年代にかけて活躍したCalifornia生まれの女性歌手Jo Stafford。彼女の殆どVibratoをかけないハリのある伸びやかな歌い方が大好きだ。 Tommy Dorseyの楽団でFrank Snatraと二枚看板スターだったというJoのJazz Feelingも素晴らしい。44年にソロ歌手として独立したJoはヒット曲を連発して一躍スターダムにのしあがるわけであるが、60年の『Jo + Jazz』というJazzファンに人気の高いアルバムがあり、自分も大好きであるが、個人的にはPopulacr MusicやEasy Listning寄りの作品にも惹かれるものがあるのだ。JazzからCountry、Popsと幅広いジャンルの歌を歌うアメリカの40~50年代を代表する女性歌手というイメージがあるのだ。Accordion奏者のArt Van Dammeを迎えて制作された本作は雰囲気抜群のMood Musicとしても、安らぎを与えてくれるHealing用としても効果抜群で、仕事などで疲れた時にふと、聴きたくなる一枚である。>。楽しそうなジャケットも素晴らしい。AccordionやVibraphoneの音色も実に心地良く、思わず外に出かけて心地良い風に吹かれてみたくなる。
『Once Over Lightly』は57年にリリースされたJo Stafford With The Art Van Damme Quintet名義のアルバム。
アルバム1曲目は小粋な“Almost Like Being In Love”。このアルバムで一番好きな曲。
Verseからキッチリ入る“A Foggy Day”。まったりとした唱法ながら、Art Van DammeのAccordionをバックに雰囲気が出ている。
軽快にSwingする“The Lady Is A Tramp”。最近ではLady GagaとTony BennettのDuetで知られているStandard。SwingyなJoが素晴らしい。
Standardの“These Foolish Things”は情感たっぷりに歌い上げている。
Gershwinの“Mine”は伸びやかなJoの歌声が素晴らしい。
Ella Fitzgeraldの歌謡でも知られる“The Gypsy In My Soul”は軽快なSwinger。AccordionやVibraphoneが実に心地良い。
これまた“Autumn Leaves”。ここでのJoeのScatにはメロメロっす。
“You're Mine, You”はJohnny Green作の大好きな曲だが、ここでのJoのSmoothな歌い方も素晴らしい。
再びGershwinの“Nice Work If You Can Get It”もJoeのScatが最高。
“My Old Flame”ではRomanticな甘さもありながら凛とした部分も持ち合わせたJoの歌唱に感服。
三度のGershwinナンバー“But Not For Me”はVerseから入り、Moodyに歌い上げる。
最後を飾るのはMusical映画『The Sky's the Limit』挿入歌でFrank Sinatraの歌唱で知られる“One For My Baby”。
(Hit-C Fiore)