ギターで世界はドンジャラホイ -5ページ目

微調整


先週、一週間ブッ通しで夏季休暇を取った。

例年なら二回にバラして取るのだが、今年は何となくそうなった。


土日で挟まれた9連休は幸せだった。

受験勉強で忙しい長男が遠出に付き合ってくれたり、庭で線香花火をしたり、愛するドライ夫人と歓びを分かちあったり〔品のある表現だろう?〕、それはそれは有意義な日々であった。


しかし、休み明け初日の月曜は朝からフル回転で忙しく、たった1日で殺伐とした現実へと引き戻された。

おまけに、帰りにゲリラ豪雨に見舞われ、自宅を目前にして川に落っこちた人みたいになってしまった。

ともかく、月曜は三日分くらい働いた。

納得いかないので、残りの4日間はほどほどに流すことに決めた。

一昨日は客先から直帰し、昨日も客先に居座り続け、涼しい応接で世間話をして過ごした。


オマケ♪
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我が家を飾るアート、さようゴッホである。

ダイソーの『大人の塗り絵』についてる見本を、セリアで買った額に入れた。
総額二百円である。

実はとってもちっこくて、階段の奥に見えるゴミみたいなやつがそうである。

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我ながら買い物上手だと思う。


恐怖の雨の夜...


愛する家族の健康を考え、雨の日も風の日もタバコは玄関先で喫うことにしている。

先日の雨の晩、帰宅後に一服喫ってから書斎に戻って寝転がると、手に何やらヌルッと触れたものがあった。


ナメ○ジだった...。

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※註※ 画像検索する勇気がないので、代わりにウルトラ怪獣ナメゴンの写真でもご覧ください。


...外で喫ってる間に、私の背中にくっついたんだろう。

私は腰を抜かし、泣きわめきながら(爆)家族に助けを求めた。

居間にいた長男は、
「ダメだよ、気持ち悪くて触れないよ」
と即座に断り、
「そういえば、さっき外の壁に貼りついてたよ」
と冷静に言った。


私は貞子のごとく這いずりながら二階へ上がり、三男坊ちゃんに救いを求めた。

「だのむ゛、だずげでぐれ゛ぇ~」。

彼は冷たく、しかし愛くるしい声で
「そんなの触れる訳ないじゃん!!
と叫ぶと、布団にもぐり込んだ。


ドライ夫人は、
「古い鍋つかみで掴んで、鍋つかみごと捨てたらどう?」
と優れたアイデアを出したが、
「よし、じゃ早速それをやってくれ」
と頼むと
「コッチはやることがいっぱいあるのよ」
と拒絶し、夫の救助より家事を選んだ。


なんて意気地なしなんだ...
(あ、ワシもだ)。


結局、
「ったく、しょうがねえなあ。
俺だって気持ち悪いんだよ」
と言いながら、摘まんで外に捨てに行ってくれたのは、いつも逞しく優しい次男であった。

私ははらはらと泣きながら
「おぉ、相棒!!有難う!!
と礼を言い、彼に報奨金として五百円を与えたのだった。



オマケ♪
お口直しに、『私の有美』のポスターでもご覧ください。

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普段


働き者である私へのご褒美として用意された空前の10連休は、あっという間に過ぎ去ってしまった。


当初は永遠に続くかと思われた休みは、後半ジェットコースターのように加速がついて、最終日は体感時間としてほんの2時間くらいだった。


毎度、連休のたびに感じるこの不思議な現象は一体何なのだろう?


それにしても、毎度連休明けにスムーズに社会復帰を果たすのは至難の技である。


年末休暇明けに食後のデザートのように用意された『成人の日』のように、今回も5月9日あたりにもう一度休みを挟んで、我々が穏やかに現実に舞い戻れるよう配慮してくれても良かったのではないか?


結局、私は休み明け早々フル回転したおかげで木曜には力尽き(爆)、金曜は都内の某公園で心の洗濯をしたのであった。

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『仕事として』この公園に出かける口実を拵えるのに、これまた無駄な労力を払った。


この一週間、私と同じようなことをしたお父さん方は多いだろう
(と勝手に決めつけている)。


日本中のお父さんがこんな調子では(決めつけている)、ますますGDPは下がり、中国との差は開いていくことだろう。


安倍政権はよぉく考えて頂きたい。


という訳で、


新元号は『令和』に決まった。


安倍首相が提案した『安晋』は、審議会満場一致で却下された。


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その後、
「『漢籍』ではなく『国書』を典拠とすべし」
という己れの支持基盤の右派からの意見を曲解した首相は、
「では、いっそ『漢字』じゃなく日本が編み出した『ひらがな』はどうかな?」
と言うと
『げりべん』
とホワイトボードに大書し、これも満場一致で一蹴された。

さらに、新元号が決定すると、今度は
「僕ちゃんが発表するんだい!!
と駄々をこねた。

「ご存知ないんですか?それは代々官房長官の役目です」
と取り巻きにたしなめられると、逆上して菅官房長官に掴みかかり、
「『菅義偉(かんぎい)』って、貴様いったい何者なんだ!!漢籍か!?
と罵倒して周囲に制止される一幕もあった。


という訳で、つつがなく令和元年を迎える訳だが、私は昔っから元号というやつが嫌いで使わないから関係ない。


皆さんは、どうぞお使いください。


私と内田裕也


先月、白髪をボヤいた記事を書いた。

実はそのあと直ぐ染めた(しかも三男坊ちゃんお薦めの茶色のやつで染めた)往生際の悪い私だったが、あっという間にまた白くなった。

次男は、
「白髪ってロッカーみたくね?
ロッケンロールのおじさんみたいでカッコいいじゃんか」
と、慰めにもなっていない慰めの言葉をかけてくれた。


その裕也さんが、何と次男が引き合いに出したまさにその日の朝に亡くなられた。


私のブログと裕也さんは他にも縁があり、かつて『鳥に似た人』というテーマでご登場頂いたことがある
(それ一回こっきりだった)。

何というか、そこいらの中途半端なチョイ悪オヤジとはスケールの違う『極悪オヤジ』とでもいうべき存在感は、キース・リチャーズや故・やしきたかじんさんと相通じるものがあった。


傍で眺めてる分には楽しいが、身近にいたらさぞ迷惑であろう、ロッケンロールそのものな御仁だった。


合掌。


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