ギターで世界はドンジャラホイ -379ページ目
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派遣切りのとある犠牲者と、とあるNPO の話

火曜日のことですが、いつものように「リンカーン」を観てからチャンネルを替えていると、テレ朝の「ニュースステーション」の特集に目が留まりました。
大阪で活動するNPOの紹介をしていたのですが、そこは、派遣切りにあった人を中心に、
職と住まいを失った人の生活再建を支援するという、実に尊い活動をされておられました。


放送では、そこを頼ってきたある中年男性(やはり派遣切りにあったそうです)をクローズアップしていました。
彼の再就職決定で締めるハッピーエンドの構想だったのでしょう。
しかし、何社応募しても面談にも到達できず、それでも「頑張ります」という決意表明をした収録翌日、
ご当人は急逝されたのでした。
元々心臓疾患があったのに加え、
不安定かつ劣悪な就労環境でムリをして働いてきたことが追い討ちになったのでは?という結びでした。


「リンカーン」を観て次男と大笑い(嫁と長男と三男は寝てました)していた筆者の心は一気に冷め、後味の悪いままに寝床に入ったのでした。


後日HPでも確認してみましたが、件のNPOは公的助成を全く受けずに活動しています。
つまり篤志家からの寄付のみで。
大金持ちのジュニアが宰相を務めてる国や、内部留保のたんまりある大企業には理解できない気高い行為です。

己の無力さに嘆きつつ、当社でも些少ながら寄付をいたしました。
ほかのWEB記事やブログでも採り上げられてることと思いますので、
我も!という篤志の方がいらしたら、WEBで調べて同団体をサポートしましょう(一口1000円でいいそうですよ)。

ビーチ・ボーイズは凄い という話

「アメブロは、当社の広報・集客ツールになりうる」という代表者(還暦)の慧眼により、不惑の坂を越えた筆者は、仕事中にも関わらず、今日もブログを書いています。

しかし、いまだに読者は現れません。

ウチの嫁でさえ、読んでくれません。


そうだ、気晴らしにブログ・テーマと全然関係ないことを書こう!

という訳で、今回は筆者が敬愛する”アン・アメリカン・バンド”、ザ・ビーチ・ボーイズについて。


ハード・ロック少年として育った筆者が、何故かずっと好きなバンドがビーチ・ボーイズ。

底抜けの明るさ、爽やかさと、せつなさ、更には底なしのクラさまで併せ持つ、その奥の深さにとにかく惹かれます。

少年の心を持った天才音楽家ブライアン・ウィルソン(vo,b,key)についていえば、同情したくなるような半生記から人としての純粋無垢さ、そしてもちろんその大作曲家としての才能すべてに敬服します。


ちなみに筆者の選ぶ、The Beach Boys' Best 10 は、

1位 I Get Around ブルー・オイスター・カルトの"The Reaper"と並ぶわがフェイバリット。

2位 Your Summer Dream バラードの中で一番コレが好きです。

3位 Break Away 人気ドン底期に出た奇跡の名曲。

4位 素敵じゃないか(Wouldn't It Be Nice?) ディズニー・ランドをサウンド化したらこんな感じ?

5位 Little Saint Nick すてきなクリスマス・ソング。もちろん鉄琴入りのシングル・バージョン。

6位 All Summer Long 木琴とR&Rの見事なコラボ!ザッパさんより早い?

7位 恋のパーキン・ロット(In The Parkin' Lot) 隠れた名曲。

8位 The Little Girl I Once Knew 不思議な魅力タップリの曲です。

9位 Solar System 後期の作品。少年のようなブライアンがココにいる。

10位 Endless Harmony もひとりの才人、ブルース・ジョンストン(vo,key)の作品から1曲。


何を書いているんだろう...。

自動車整備 という仕事

私の生業-いっぷう変わった雇用創出事業については既に記しましたが、あまたある職業のなかでも、恒常的な求人ニーズが実感される職種がいくつか特定できそうです。

そのひとつが、自動車整備に関するものです。


求人依頼を頂くのは、国産車/輸入車問わず、ディーラーと呼ばれる事業者です。

自動車整備士とその上席のポストにあたるフロント/工場長に関する求人依頼は、このご時世にも関わらず、あちこちから頂きます。結論は「手に職をつけると強い」という話ですが、私の興味とはほど遠かったこの業界を知るにつけ、単純にそれだけの話では終わらない裏事情にも明るくなりました。


自動車整備士は、通常この職業になるための専門学校を経て上記の事業者に就職する訳ですが、順調にキャリアアップしていけるのはごく少数です。フロント然り工場長然りのポストは、ディーラーにとってはアフターサービス対応の要のポストで、リピート顧客の囲い込み化を果たすうえでの営業的センスが不可欠になるのですが、整備士を志す若い人たちは、そこに必要な社交性や接遇スキルなどを備えていないタイプのほうが圧倒的に多いのです。

では、そうした人たちは一生自動車整備士のままで...という訳ではなく、一定の年齢層-30前後くらいに達すると「営業への配置換え」を打診され、それがムリなら中途退職に追い込まれるケースが実に多いようです。丁度、人材派遣業界で、オフィスワーク系で働く女性スタッフの年齢に「賞味期限」があるのと似ています。


自動車整備士として求職依頼をしてくる人たちは、共通してこの悲哀を味わっておられます。

整備士/フロントとして再出発を図りたい求職者と、「拾う神」との橋渡しは長年努めてまいりましたが、前述した「使い捨て」の業界慣習化が、とりわけ国内最大手某社に顕著なことに対し、やりきれない思いがします。

訪販業に関する考察

さて、読者も付かないうちに、せいぜい思ったことを自由に書いていきます。


以前、私は金融業-言い換えます-貸金業に就いていました。

正確に言うと、お客様のお買い物を分割払い⇔立替払いする信販会社として、販売事業者=加盟店との仲介を行っておりました。

加盟店の大半はいわゆる訪販業者。デート商法/資格商法/霊感商法/マルチ商法...実に様々なバリエーションがありましたが、要はさして必要のないモノ(かつ高額)を、購買意欲を喚起して売りつける!というBtoC営業のツワモノが跋扈する業界が取引先だったのです。

2010年現在、こうした業者は一掃された?かに見えます。業法の規制強化により、間を取り持つ金融会社がすべて撤退してしまったからです(私の会社も壮絶な最期を遂げました)。


さて、その頃結構イタイ経験もしながら得た信念が「マトモな訪販業者も存在する」というものでした。それなりの年商規模、クレジット利用もありながら、顧客クレームが皆無!という加盟店も、中には存在したのです(僅かですよ)。

また、従業員への福利厚生もキチンとした、結構大所帯のトコも少なからずありました。


最近思うのですが、一定の雇用能力を持っていたこうした事業者は、実は「社会的必要悪」だったのではないかと(学歴・経験不問の業界ですし)。当時の私は、社会的弱者に売る、とか、本人の意志を無視して強引に売りつける、といった場合を除き、「買ったほうも悪い」という意見を持っていました。


こうした業者がはびこるゆとりさえなくなったことは、雇用活性化に向かわない原因のひとつではないでしょうか?

はじめまして!

新年明けましておめでとうございます。


さて、私は『派遣スタッフのための派遣会社』をモットーに活動する人材派遣会社に従事しております。


小さい組織ながら、

業界最大のスタッフ賃金率の実現」、

紹介手数料を頂かない紹介予定派遣システム」、

など、あくまで崇高な目的に向かって活動を続けており、その活動実績はまる10年になりました。


ここ数年来の世界的不況の影響により、わが国の雇用情勢は悲惨なものとなってしまいました。

長年尽くしてきた企業の早期退職勧奨に乗ったあげく、次の勤務先がみつからない方、

自身で生計を立て、子育ても両立されながら、「派遣」に代表される不安定雇用を余儀なくされている女性、

また、大学を出たあと就職浪人を余儀なくされている方

など、さまざまな方が、連日のように弊社にも見えられます。


実態に即していない業法改正やハロー○ークのサービスに憤りを感じつつ、

また、小さな組織としての限界にジレンマを感じながらも、

今年も新規雇用の創出ひとつでも多く実現させたいと思っています。


初回は畏まったご挨拶となりましたが、どうぞよろしくお願いします。

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