第十回・山羊座の強みと弱み
みなさまこんにちは、まーさです。
さて今回は山羊座の番…。
ある意味強みと弱みを研究するのにナイスな素材(ディスってません♡)です。
しかし何だか山羊座みたいなタイプは「ここが自分の強みだ」「ここが弱点だな…ここさえなければ!」とか、自分で日常的に考え、そこそこ自覚していそうな感じしますね(履歴書とかに書くとき、すんなり書きそう)。
でも反対に、全く考えていない(そういう発想ない、もしくは自分の中に長所とか短所とかの客観的区別がない)星座も結構いる気がするので、やはり山羊座はユニークだわ(笑)。
はい、では改めまして…。じゃあ山羊座ってどういう性格なのだろうか、を考えてみます。
すごく簡単に言うと、山羊座は「ネガティブだが行動力のある人」です(ずばり)。
他にも表現があるかもしれませんが…一番短く言えるのはこれかな!(笑。別に短くする必要はないけども)
で、これがすごくレアで尊いのですよ…。
人間の社会の中で価値を生み出しやすい性格だし、おそらく「山羊座の性格表現での頻出表現:真面目」も、大体このあたりのことを表現しているんでしょうね。
で(二回目)、多分これを見てみんなが反応するのは「ネガティブ」(端的に言って性格が暗い)という方だと思いますが、
はい。山羊座は基本的に性格暗いです。
とはいえ、もう時代も時代ですからねえ。「性格は明るくなきゃダメ」とか、そこまでみんな考えていないでしょう?(でも昔々の漫画やドラマとか見ると、もっと明るい=善、暗い=悪的構図あったような気がします。その点人間への理解が進みましたね)
暗くったっていいんだよ、暗くったって!(笑)
ちなみに山羊座に対して言う「暗い」は、主に「物事を悲観的に考える」の意味で、
同時に「一度受けた傷、悲しさや苦しさ、恥の感覚(※)、屈辱感などを忘れない」…的なある主なしつこさ、執念深さみたいなものも結構含んでいます。
まあ、こう書くとすごい性格みたいに見えますが、いやいやいや。
こんなの普通だから!
そういう要素が1%も入ってない人なんて、12星座中一人もいないですよ。
まあ…といいつつ山羊座にはかなり多めに入っているんだけどもね(汗)。
もうちょっと詳しく説明しますと。
① 「物事を悲観的に考える」というのは、つまりは“慎重”だってことです。
で、さらに言うのなら、山羊座は“完璧主義”でもあります。
だから「どうせやるなら完璧を目指したい」→「綿密な事前準備をして、取りこぼしのないようにしよう」→(施行)→「計画通りにできなかった部分がある。これはなぜなんだ(考察)」→「次回はここを改善したい」(以下繰り返し)
みたいな風に物を考えるわけよ。いつも、ごく普通に。
簡単に言うと「テストが返ってきたときに、〇じゃなく、×のついたところを熱心に見るタイプ」ってことですが、
これ、する人にとっては「それのどこが慎重なの?」の話ですけど、しない人から見れば「マジで!!!」(生涯一度もやったことない)級なんですよね。
そう、みんながやるわけじゃない…。
だから山羊座の成績は基本的に上がるのだ…。
また、「うっかりミスで点を逃した悔しさ」「クラスのあいつより点が悪かった苛立ち」みたいなものも、山羊座は覚えていますからね。
で、「同じ間違いは二度としない…(デフォルト)」。
強い!強すぎる!!!(笑)
ね?社会の中で価値を生み出しやすい性格って書きましたけど。そうでしょう?
ではもう一つの性格の方も考えてみます。
② 「一度受けた傷、悲しさや苦しさ、恥の感覚、屈辱感(※)などを忘れない」
はいこちらですが、上記にも少し出てきていますね。山羊座は「嬉しかった思い出」より「つらかった記憶」を原動力にするタイプです。
多分、そっちの方が強く記憶にも残るんじゃないかなあ、そもそも。
これ、人によって大分違う気がしますけど、元々人間には未来に向かって危険を避けたい気持ちから、生存本能としてそうする面もあるようですね。一説によると。
とすれば、山羊座は間違いなく生き残るタイプ…(それは最初から疑っていませんでした)。
でね。この性格に関してさらに特筆すべきかなと思うのは、はい。※つけておきましたが、山羊座はごくシンプルな感情の部分以上に(苦しいとか悲しいとか)、周囲と自分との比較の中で生まれる苦しみ、ある種のプライドを傷つけられること…に大変反応するのですわ。
それが、端的に言うと恥の意識や屈辱感などの部分ですね。
これもですね~、たいへん個人差のある内容でね。
すごく星座によって、人によって差があります。
敏感に感じる・感じないの差もあるし、何に対して一番反応するか?の違いもありますが。
そもそも山羊座はホロスコープの10ハウスが定位置。仕事上の繁栄や、その人にとっての“社会”を表す場所が家ですから。
何かを考える際に他者を全~く気にかけないで、「自分だけの考え、感情オンリーでシンプルに突っ走る」なんて、できないようになってます。社会性が強いってことは、そういうことなんです。
もちろん感情だけで突っ走るとかが、まったくゼロってことはないですけどね。人間ですからね。
でも、山羊座にとって一番燃えるのは、比較級的な世界の中での最上級を取ったとき、「みんなの中でトップに立つこと」(最高に有能な俺)じゃないかと思うので(たとえば)。
生涯、完全にナンバーワン狙いです。オンリーワンじゃ…どこか満たされないんですよね(ギャラリーやライバルがいないから)。
また。先の完璧主義の話の続きじゃないけれど、
山羊座は自分自身に対し、やはり可能な限りの“完璧”を求めているのでしょうね。
でも人間って、そもそも完璧な存在ではないので(そこがいいのだが)、山羊座はどんなに努力していて一定の結果を得ていても、どこか無意識に不満や不安があるのだろうから。
何かの折にそこを“他人(外側)”から指摘されることに非常に苛立ちを覚えるし、もしくは「そういうこと(あいつダメだぜとか)を思われていそうな状況」自体も、激しく嫌なんだと思います。
これが恥で、屈辱感ですね。
でもこういう感情もあるからこそ、ある意味必死で何かを頑張る力が生まれ…っていう部分もあるので、やはり山羊座が努力家なのは間違いなく、12星座内でも「結果を残す」性格筆頭なのも、そりゃそうなるわな…という感じですね。
うん、確かに私今まで山羊座で「何もしない人」って見た記憶ないもの(笑)。
子どもの頃会った人たちはみんなよく勉強していたし、大人になって会った人はみんな真面目に、働きすぎ!ってほど働いていました。で、そういう部分を、密かに自分の中で誇りに感じているのだろうな…というのもほのかに(時に明確に)伝わってきましたね。
勤勉は美しいですが、まさに山羊座はそれですね。
というような感じの彼らですが。
じゃあ弱みというと、何になるのでしょう。
はい、山羊座の場合。
彼らを特徴づける性格は、大体そのまま彼らの弱みになっているとも思います。
大体、人の特徴ってそういうものなんですけど、山羊座は結構それが顕著ですね。
性格が濃いから(笑)、そこから生まれる陰影も濃いんでしょうね。多分。
山羊座はとても自分自身に対し厳しい人ですが(これは話を聞いていればそんな感じだろうな…ってわかるでしょ?)、
それをそのまま「人にも求める傾向にある」んですな。
これがね、大体今回の話の中で一番やばい特徴です(汗)。
というか、人生の中で、山羊座自身に対し、被害が大きいね(涙)。
何度も似たようなこというようですが、
人ってみんな自分自身が基準なので、「自分にできることは人にも可能」という風に考えるんですよね。あと、「自分が好きなことは人も好き」とか。
が、これは結構な確率で違います。間違ってます。
ある人が好きなものを、別の人が大嫌いなこともそこそこあるし、
大嫌い…まではいかないにしても、「そこまで好きじゃない」「なくてもいい」「可能ならやめたいけど仕方ないので」みたいな人まで加えれば、結構大勢いるんだなあ。
っていうようなことって、人生の中でのあるあるですけども。
自分に対し自信を持っている人ほど(特にその経験値に自信がある人ほど)、それがなかなか理解できないわけよ。なぜだ、こんなにいいのに!って思っちゃうわけ。
だから、どうしてもしつこくなって、「やっているうちに好きになる」とか、「まだまだ努力が足りないから、わからないんだ」とか、そういう発想にも結び付きやすいんですよね。
なぜなら、自分はそれで“うまく行った”からなんだな。
真面目な努力家というのは、基本的にはすごく素晴らしい性質なのですが、
それは「個人的にそれを楽しみ、そこから得るものを自分自身で甘受している範囲に限り!」なんです。
努力も真面目も、それに適した人、それを最初から愛している人がいる。
その筆頭が、山羊座なんです。
が、山羊座はそれが自然すぎて…自分の中の成功法則化しやすすぎて、
「他の人にとってそれがまったく面白くない、時に害にもなるものだとわからないし、得てして認めない」のパターンに、いとも簡単に陥ってしまう。
これが山羊座の大きな弱点その1ですね。
でも違うんだよ、山羊座。
確かにそれはすごく“使える”性質だけど、決してこの世の“正義”じゃない。
「そうであったら時に有利」ではあっても、「全員そろってそこを目指すべき」な世界じゃないんです。
これわかるかしら…?
そう、山羊座は大体において秀才で、仕事においても勤勉で性格も老成しています。
普通に言って、そんなに失敗しやすい人じゃない。
どんなときにも、どんな相手にもそこそこつじつまは合わせられます。
トライ&エラーから学べ、しかも行動を自分から起こせるってことは、結構な意味で“万能”なんです。
が、こと対人関係(相手との心のコミュニケーション含む)となるとそうはいきません。
まだ他人ならいいんですよ、他人なら。
山羊座はそこで“大人の対応”(客観的)をするからね。
でも、山羊座も人の子(汗)。愛や情や親しみは当然持ちます。
そうなって…主観が自分の中で力を持ち始めると、大体問題は起こります。
山羊座は、相手を大事に思うがゆえに相手に対し“主導権”を握りたくなる。
自分で考え、決め、行動する方が得意で、それが「最良の判断」と思っているから、それを相手にも受け入れてもらいたがる。好きな&大事な相手を“導き”たがる。
が!
時としてそれは愛情でもないし、相手を思っているわけでもない。
気を付けないとそれは、容易に「コントロール」の領域に入ってしまうのです。
実際、山羊座に生まれて、愛とコントロールの問題に一生出会わないって人、本当にレアだと思うなあ~というくらい非常によくある話です。
相手は恋人の場合も、友人も親兄弟子供も、どのパターンでもあります。部下とか後輩とか、そういうのでもあります。
でね、この“コントロール”が生まれやすいことの背景の一つに、山羊座の弱点その2がありまして。
それが「ありのままの(がんばらない)自分をあまり愛せない」…なんですね。
もはや卵が先か鶏が先か…位の話になりますが。
そもそも、山羊座はネガティブなものの見方をする人です。
これは自分自身に対しても例外ではないし、いやむしろその“筆頭”が自分…といってもいいのかも。
であるからこそ、「頑張っていれば、自分は愛される価値がある」「自分はもっと頑張らないと(愛されない)」と思いがちで、
愛が欲しいから大勢からの信頼や尊敬を集めたくて頑張る。愛を失いそうだから、人から低い評価を受けることを、とても嫌がり、敏感に察知する。
そういう見方もできるんですね。
そう、考えてみれば、頑張ることの理由が「ただそうしたいから」でもいいのだし、
頑張った結果、人に評価されてもされなくても、何も気にしなくても問題ないし、
ナンバーワンにもオンリーワンにも、ならなくたって、まったく構わないのです。
ただ、面白いから、やってみたいから、興味があるから…頑張っていい。
こういうタイプの努力家もこの世にはいます。
で、こういう人は、明るい(ポジティブな)努力家なんですよね。
自分自身の中に“無理”がなければ、他人にも何かを“強いる”感情は湧きにくいです。
たとえば自分がサッカー好きだとする。
だから自分の子どもにもその魅力を教えたいな、わかってもらえたらうれしいな…と思うのは明るい発想だし、愛でしょう。
でも、子どもが別の個性である以上、自分と同じものを愛するとは限らず、仮に愛してもそこから(自分と同じように)恩恵を受けるかどうかもわかりません。
それも含めて、「サッカー好きになってくれたらいいな、でもそうでなくても構わないよ」と思えるなら、そこにコントロールは生まれないのです。
自分も、ただ好きでやっているだけだから。
何かのための“条件”じゃないからですね。
でも、そこに「そうでなくてはならない」と思う、自分という存在をかけての問題が絡んでくると。
「これぐらいのことができなくてどうする」とか、「一度始めたことを途中で投げ出すなんて」とか、「自分が言ったことを相手は軽んじている」とか、そう、義務や責任風味を加えた話になってしまいがちですが。
これも、山羊座がしがちなパターンで、弱点につながりやすい特徴なのですね。
なぜなら、自分が「そうでないといけない」と思って自分を縛っているからで、
少なからずそれが、大変である反面、自分にとっては“非常に役に立ち、時に気持ちがいい”感覚だからだよね。
そう、「気持ちいいからこそあなたにも」なんだな。
よかれなんですよ、間違いなく。
自分ではいいと思っているからこそ、得てして人はその手法を他人に対しても使うのだけど。たとえば…自分がMっ気があるからと言って、人にも良かれと思って激しく鞭で打ったらまずいですよね(汗)。
でも山羊座はそういうところがあります(本気)。
Mであって…同時にどS。
それが山羊座です。
さて、山羊座の性格の難しい部分(というか核心というか)が浮かび上がってきたところで。
次回はそこを、自分自身がどう飼いならすか…手綱を持ち続けるか?(結果、みんなとなかよくやるか)、いい面をより生かして進んで行くか…について、さらに考えてみたいと思います。