第七回・天秤座の強みと弱み ②
テーマ:「自分と本音で付き合えるか」自意識と境界線、個性 その2
はい改めまして、天秤座の二回目です。
天秤座が「本当に求めるものに向かって真っすぐいけない悩み」を突破して、
誰より自分自身に対し正直になり、
出したいときにその力を出せる。
何とな~く曖昧な気分をさまようんじゃなくて、
「私はやりたいようにやった!結果としてはこうなった!それで満足❤」
と思って日々を進んで行ける。
この辺をある種のゴールとして、考えてみましょうか。
多分そういうときの天秤座が、一番キラキラしているように、私には思えるから。
でね?
最初に思いついたんですけど。
こういう天秤座みたいなタイプって、『断舎離』が効くんじゃないでしょうか。
だってさ、…簡単に言うと天秤座の日常って、少々「まどろっこしい」わけよ(笑)。
たとえば正反対の牡羊座ならね、
好きな相手に「好きだ!」と言って、それで終わりじゃない?
(いくらなんでも実態はもう少し複雑だけど、「まあ好きって伝えて、それで相手がどう出るかだよね…(単刀直入)」みたいな感じだから、牡羊座の思考って本当に)
でも天秤座はそこまでが長い(汗)。
そう、基本方針:「自分から言わないで、相手に『好き』っていわせよう」みたいなのは、
本当に手間がかかるんですよ。
人を動かすのって、本当に大変。
得るものも結構あるんでしょうが、正直効率は悪いんだな。
そう、人が迷ったときにはしばしば、星座にかかわらず「シンプルに!みたいなアドバイスは出てくるわけですが、それの何がいいかっていうと、
「シンプル(単純)であるがゆえ、いろいろなことが誰にも何も隠せない」って点なんですよ。
こっちも、取り繕いようがないくらい、丸見えになるわけですが
これは相手にも言えるんです。
まどろっこしいことをせず、「好きなんですが…あなたはどう?」と直接聞くと、
相手が自分をどう思っているかなんて、それこそその場で、一発でわかるじゃない。
更にいうなら、「ちょっと話があるんですが…」と、呼び出しかけた段階でもうわかると言ってもいい(笑)。
そう、こういうときに、何だかんだ~といって呼び出しに応じない人っているじゃないですか。
もう…残念ですが、それはその段階でフラれています…。
そのときどんな事情をいってこようが、大体そうです。
万が一「行きたいのはやまやまなのだが、本当に外せない用事が!!!」ならば、
「何とかして相手に『きっと来たくないんだな…』と誤解されないように、と、
“相手の方が”必死になって、それを伝えてきますから。普通。
で、「この日だったら大丈夫なので!」と、代案も添えるでしょう。
この状態だったら、逆に「来たくないんだ…」と誤解しちゃう人もいないでしょう?
そう、で何が言いたいかというと。
天秤座の手法は、確かに多くの場面で洗練されてはいるのですが、
言い方を変えれば「話を(時に無駄に)複雑にしてしまっている」パターンが非常に多いわけですよ。
で、複雑も一個や二個ならいいけれど、
それいろいろな箇所で長きに渡ってやりすぎると。
それは疲れるわ、面倒なことになってくるわ。それで当たり前だわ。
なんですよね。
だからね。
それをまず自覚して、心身ともに「身の回りをさっぱり」するのが、この断舎離なわけです。
実際、「話を無駄に複雑にしすぎて悩む人」って、
大体ものも、たくさん持っている傾向にありますね。そういえば。
人間の個性って、万事に置いて一致しているんだなあと感じます。
まあ、「絶対不可欠だと感じるもの」の数が人によって違っていたりもしますので、その個性差はなんとも言えないところですが、
(「日常で必要な下着の枚数」「持っていたい筆記用具の数」か、多分結構差が出ますよね)
でも持っているものが全てアクティブな状態なら、いくら持っていてもかまわないんだけど。(=この場面ではこれ、とわかっているレギュラー的なもの)
明らかに古かったりサイズが合わなかったり、もしくは「何となく出番がない」と気づきつつも放置しているものだったりするなら。
どっちかというと、それが引き出しの中なり、頭の中なりを占領しているせいで
「自分の時間を奪っている。何が大事なのか、わかりづらくしている」。
こういうこと、本当にあると思いますよ。
人生、極端に言えば、
恋に置いては、その対象はひとりでいいし、
仕事だって、目の前のそれだけでいいんですよ。
そうじゃない?
いつも大事なのは、それをどうするか、
どう向き合うか、もう向き合わないのか、ですよね。
これがそれぞれのものへの“最短距離”なんです。
どっちの場合だって、
それこそ“場合の数”で言えば、4パターンしかないもの(なつかしい~場合の数。笑)。
私は好き、相手も好き。私は好きじゃない、相手は好き。
私は好き、相手は好きじゃない。私は好きじゃない、相手も好きじゃない。
この仕事やりたい、やらせてもらえる。
この仕事やりたくない、やらせてもらえる(やらなくてはならない?)。
この仕事やりたい、やらせてもらえない(不採用?)
この仕事やりたくない、やらせてもらえない。
そう、一見複雑に思える恋愛や仕事の悩みも、究極を言えばこの四つしかない。
それをまず、その状況を正面から見て「現実を認めること」。
その上で、もしその内容に納得がいかないなら、
「どうすれば、私がそれを変えられるか?」
こっちに焦点を変えて、今度は考えだすべきなんです。
また、この、「現実を認めること」。
天秤座に限りませんが、悩みがち、物を持ちすぎ、話を複雑にしすぎ…という傾向のある人は、
実はこれが苦手なのかもしれませんね。
だから、それをなるべく避けるために、
もっともリアルな自分の“現実”の前にたくさんのもの、事象を置いて、
眼に入らないように…避けていられるようにしているのかなあ。そんな感じもありますね。
まあ、それはよくわかるんだな。
大体において、それには、苦く、切なく、刺激的で、時に辛い何かも付きまとうもの。
でもそうであるからこそ、正直で、かつ受け止める準備ができているからこそ、
得られる興奮や感激、大いなる喜びも、この世にはたくさんあるんだけどね。
さっきの例で言えば、
やっぱりダイレクトに告白して、「実は…俺も好きだ!」みたいな展開になったときの幸福感、
本当に、とんでもないんじゃないですか(笑)。
頭の中で祝福の鐘が鳴り響きますよね。きっと。
天使も一斉におめでとうラッパだよ(笑)。
そこまで興奮する展開、天秤座の手法ではなかなか起こりえないんじゃないかな。
駆け引きとかで(ある意味都会的でかっこよくはあるが)相手の好意を確認できても、
きっと、「よっしゃ!」って小さくガッツポーズするくらいだよね(嬉しいとは思いますが)。
多分天使は出てこないよね。
もちろん「嬉しくてもその場で人目構わずジャンプとか、私のキャラじゃないですよ…」ってきっと天秤座は言うのかもしれないけど。
でもそういいつつも、そんな風に掛け値なく嬉しさ満面でいる人を見ると、
天秤座って、祝福しつつも、ちょっとうらやましそうだったりしますよ。
そんなことない?
「何でそんな風にいられるの…?(誰の眼も気にせずに正直に…)」みたいなセリフ、
天秤座から聞いたこと、結構あるもんなあ。
かつその実、周りだって、たまにはめちゃめちゃ嬉しくて頬が紅潮して、
その辺を喜びのあまりごろごろ転がり回りそうになっている天秤座とか…。
みんな見てみたいんじゃないですかね。
「天秤座はいつもいい感じだね」みたいな、マイルドな褒めじゃなくて、
「天秤座ちゃん~~~~!おめでとう~~~~~!!!!!!」って、
わっしょいわっしょいしたいんじゃない?(胴上げ)
周囲の意見は直接関係ないかもしれませんが。でもきっとこういう意見もあると思うよ。
そう、自分の目指しているものが、
大事なものが得られて「嬉しくてたまりません、生きていて良かった!」と思いたいって話なのか(幸福)
「自分の狙いがすべて功を奏して、望んでいた展開になった!(さすが私!)」って思いたいのか(作戦成功)。
自分が求めているものは何なのか。どっちなのか。
やっぱり考えてみるといいですね。
今自分が望むこと。かつ、「それのためにやっている、と自分が自覚していること」を
一度全部書き出してみるのもいいかも。
で、改めて自分の行動を俯瞰で見てみて、そこでどう感じるか…確認してみるのもいいと思います。
本当にね、思っていることと、やっていることの一致。すごく大事だからね。
ここにね。何より気を付けて。