第六回・乙女座の強みと弱み その②
テーマ:「自分に本当の自由を与えられるか」拡大と勇気、鍛錬
はいこんにちは、みなさま。
まーさです。
そして今回は乙女座の後半…。
前回は「自分の人生に一定のパターン(型)を持つことで日々を生きやすくしている“生き方巧者”の乙女座が、そこを逸脱して特別なものを掴むにはどうしたらいいか」みたいなところで終わりました。
※前回の「乙女座その1」の中の本文最後から4行目
「いい子でいるってことと、スペシャルになるってこととは」のあと切れておりました!
正しくは、
「いい子でいるってことと、スペシャルになるってこととは時に相反する世界なんですよね」。
です。
でも考え始めてすぐに思うことなんですけど。
生き方を変えるのって、本当に難しいですよね。
これ乙女座だけに言える話じゃない。
誰にとっても、それはそうだ。
ですし、「~ならなきゃいけない!」みたいに考えて何か行動を起こすのって、非常に息苦しいじゃないですか。
本人が今俄然そういうモードに入っていて頑張る気ならともかく(人生にはそういうタイミングもありますね。めったにないけど)、
現実には「多分そうしなきゃいけないんだろうけど、でもきわめてきつい」と思いつつ、
それに挑まなきゃいけないことの方が多いでしょう。
特に、何かと自分にプレッシャーかけることで成長を促し、
で、そこに満足を覚えやすい性格の人ならまた違いますが(誰とはいいませんけど。笑)、
「日々是安全」をモットーとしていそうな穏健派の乙女座に、そういうの厳しそうだし、何より上手くいくのかなあ~?って。
私の中に疑問が残ります。
「根性出せ!」みたいな種類のアドバイスって(極論ですけど)、
効く人と効かない人がいるよねえ。
もちろん乙女座にもいろいろなタイプがいるとはいえ、
全体的に見ても乙女座はそういうの、「えええっ…」とまずドン引きしそうだし、おびえそうだし(繊細ですから)、
そこから立ち直った後も、「筋道も理屈も具体的なところもなく、急に根性出せとかいわれても」って思うんじゃない?
とはいえ乙女座は、「ここは根性なり勢いなりが必要なポイントなんだな」とは、察知すると思うんですよ。
乙女座は前回出ましたが、優等生気質。つまりはバランスがよく、周囲で今どういうことが行われているかもある程度常に把握しているし、同時に自分を客観的に見る力だってあるってことです。
そう、乙女座は確かに保守的な性格ではあるものの、物事を感じ取る知性がとても高いので。
その点単純な“堅物”みたいなところはないんだよなあ。
この場合私が言っている“堅物”っていうのは、「凝り固まっている」的ニュアンスね。
別に、ひとつのものが頑としてあって揺らがない!という点では堅物も大いに魅力的な存在ではあるんですが(笑)、
「今はどう考えてもそういう状況じゃないし、そこにこだわりすぎていることが自分自身にプラスじゃない…」みたいなときにもそれを手放せないとすると、その堅いことが命取りになりますよね(汗)。
話戻しますが、乙女座はどんなときでも他のものを全然受け付けられないというほど、耳が閉じちゃったりはしないので、そういうつくりの人なので、
「定期的に新しいことを受け入れる」
というのを、自分のルーティーンにもともと(←大事)入れておくと、
どのジャンルのも応用の効く解決法になんじゃないでしょうかね。
そう、いきなり&ドカーン!って量が無理っていうタイプなんだからさ、簡単に言うと。
一口サイズに小さくして、で、日常的に摂取するように習慣づければ、
そのうち慣れて来るんじゃない?大丈夫なんじゃない?ってことですよね。
で、その新しいこと自体は何でもいいと思うんですが、
できる限り1個1個は小さくて気楽にはスタートできるもの。
でも、「ちょっと気分変わった感があるなあ」と意識できるものなら理想的かな。
その行動の“要点”は、
「今までなかったけど、こういうのもいいな」、もしくは「ああ、こういうのはちょっと違うかな。でも新しいことがわかったね」みたいな感覚を日常的に得られるところなので、
その行動によって耐性が少しつき、「新しいこと自体への抵抗感を覚えにくくなる」なら、
本当に何でもいいと思います。
たとえば服装やメイクなどで、新しいアイテムにトライするのは結構効果高そうですね。
多分自分の中にあるルールの中でも、
外見(セルフイメージ)に関する部分って、かなり刺激が強いし、うまくいったときに人が褒めてくれたりして、プラスの効果も働きやすいですから。
あ、これは無理だな…と思えば止めるのも簡単だし。
たとえば普段薄ピンク系リップなのに赤みが強いのにトライして、あ、無理と思っても、
2つの色混ぜてみて、「これまでのよりやや赤に寄った、自分に合うピンク」を探ることもできるじゃない。
こういう、探ってたぐり寄せる経験って、本当にあなどれないんですよ。
実際の行動とすれば確かに小さいことなんだけれど、
「これは絶対に安全」とすでに分かっているもの以外のものと、どうやって自分自身をすり合わせていくかの訓練だからね。
とはいえ、こんな小さなことでも、何もせずに「あの色しか私には合わないんです!」って言いきっちゃう人、態度取っちゃう人、結構この世にはいるもの。
それ自体はまあ、「そうなんですか」としか思わないような話だけど、
でも、その小さなことでも自分のルール外に出られない人が、
ここぞという時に、自分のやってきたプロジェクトを何とかして受け入れてもらおうと、大勢の前であの手この手で工夫を凝らして説明したり(しかもほぼその時のアドリブで)、
今気持ちを伝えないと手遅れになるかも…でもみんなが見ている…(怖い)みたいな恋愛展開に陥ったときに、ぎゅっと彼の手を握って小声で「二人だけで話したい!」って瞬時にアプローチかけたり…できますかね?
…まあ、絶対出来ないとは言い切れないよ。
ここでやらないと、これまでの自分の積み重ねてきた時間が!(涙)という必死さが自分を掻き立てて、何とか死に物狂いでやるかもしれないけどね…?
でも、“練習”は必要だよね。
やっておけたらもっと良かったと、きっと思うんじゃないですかね。
そう、乙女座は自分で納得してじっくり取り組んだら高い精度を誇れるタイプなんだから。
そこを生かして、もっと日常の中に“攻め”な練習を盛り込むべき。
やったことない、に慣れてやったことある、にどんどん変えるべき。
こういう言い方もできると思います。
またこれが受け入れられるようになってくると、
多分通常考えるルール、ルーティーンも、自然と攻めの姿勢が盛り込まれやすくなるんじゃないかな…という気もするんですよ。
つまりは、普通に優秀になるような「平均的&無難で守り度の高いスタイル」ではなく、
「いざっていうときにも余裕でそれがこなせるくらい、日常から難易度を上げて行こう!バージョン」を、自分の当たり前にしていくような感じね。
当然ながらそうなると乙女座のレベルは一気に上がるし。
ある種の危機管理能力みたいなものも上がって、イレギュラーな出来事の多くも「ふふん、想定内よ…」ってなるんじゃないかなあ。
そう、乙女座的性格の人の最高バージョンは、
「普通通りにやっている(つまりルーティーンの範囲)中で、もう勝ちを収めている」
だと思いますよ。
やっていることのレベルが高ければ、あなたのプロジェクトは最初の段階から高い評価を満場一致で受けて、みんなの前でもうひと押し!なんて必要なくなるんだし
(知らぬ間に決まっていて、「ああそうですか」と平常心で受け止める…みたいなのがきっと乙女座の理想だな…。内心嬉しいけど表面的には普通通りという)、
さっきの彼だって(笑)、みんなの前で「今しかない!」的なアプローチをかけなくてはいかん状態になる以前に、あなたの彼になってますからね。
ストレス抱えて慣れないもうひと踏ん張り!なんていらないの。
乙女座、これだこれ!目指すべきはここ!(笑)
本当にこうなるには、
ここぞ!という時に大アドレナリン噴出で勝負をかける!みたいな底力分の労力やストレスや踏ん張りを日常に綺麗に分散して「先に分割で多めに払っとく」。
で、「わざわざ勝負の場に出向くまでもなく、勝利する」。学校で言えば推薦で、試合ならばシードで勝つ!
この手法が一番合っていると思います。乙女座、あなたには。
「どんなときも“いつもの私でいつづける”自由」が、もっとも与えられるもの!