悩める20代に送ります
人類共通の悩み、「恋と仕事、人生&運命」
でも実は、星座によってその悩みの中身は違う?
「リアル乙女座に答える3つの質問」
第十一回・乙女座前編:恋の相談
「枠があるからイキイキし、枠のせいで不自由な乙女座」
占いにおける一番ポピュラーで、かつ深い三問にお答えする連載。
毎回実際に各星座のみなさんからお寄せいただいた内容をもとに、質問を構成。
それに、“その星座の方のためにお返事する視点で”…まーさがお返事を出します!
1・乙女座の恋愛のご相談代表
「不安になると疑い、裏を読みまくって疲れます…」
気分が安定しているときはいいんです。相手のことにいい意味で無関心でいられたり、心配しているふりで別のこと考えてたり。でもちょっと気持ちが 落ちると必要以上に不安や猜疑心が止まらない。相手の言動の裏を考え過ぎちゃう。こんなとき、楽になれる方法ってあるのかな?
まーさからのお返事)
今回は乙女座のご相談。まずは恋愛に関することからです。
乙女座さんからのご相談の中で目についた単語。
過度に神経質になる、素直に信じられない、すぐに勘ぐってしまう…みたいなニュアンスのものが多かった気がします。
毎回その星座らしい特徴が出るところですが、今回も興味深かったですね~。
かつその人らしい性格の特徴は、当然ながらどのジャンルにおいても出ます。
恋愛もしかり。
乙女座の性格的特徴の一つに、知性と几帳面さ、いつも客観的で感情を表すのが苦手なことがあげられますが、
このお話を読んでいて思ったのは、
そもそも乙女座の秀でているのは状況を“整える”に向かう能力で、
で、あるからこそその場で異質なもの、バランスの崩れたものを見つけ出し解決する能力が高いのではないかなというところでした。
知性や優秀さなどにもいろいろな種類、傾向があると思うのですが。
乙女座の賢さに関して浮かぶのはこういうイメージの言葉で、
さらに言うなら「間違いさがし」や「整理整頓」が非常に得意そうだ…なあと。
間違いさがしっていうのは、「その場での違和感を見つけ出すこと」ですよね。
これ本当に乙女座はうまそうじゃないですか?
多分、このゲームは漫然と絵を見ていてもダメで、
「これは本来こうなっているはずである」みたいな自分の中の指針、目安みたいなものが内側でゆるぎない人ほど、それにそぐわない部分にすぐ気づく…みたいなところがあるんじゃないかと思います。
で、これって整理整頓ともつながると思うのですよ。
片づけの本にしばしばそんなことが書いてあった…と思いますが、
片づけには「その場所をどういう風にしたいか(見た目的にも機能的にも)」みたいな理想が必要で、で、同時に、「すべての物に“居場所”を与えることが大事」とも。
居場所を定めてこそ、その場所に戻すことができるし、指針となるものがあってこそ、その場所に置くには大きすぎる…とか、デザインが…とか、数が多すぎ…などの感覚も養われるでしょう?
こういう自分の中にある種の基準を設け、常にそれに沿って物事を考え、整えていく。
これはとても乙女座の性格に一貫している部分ではないかと思います。
で、少し話を戻しますが。今回の恋愛のご相談も、これに似たことではないですかね。
私はそんな印象を持ちました。
一見すると、不安や猜疑心の部分が話の焦点のように思えますが、実はそうでもないんじゃないかしらね。
安定している自分が正しい状態で、気持ちが落ちて不安定になってくる状態が“異常”というか、エラーの状態であるなら(まあ大体の人がそうですが)。
乙女座は「自分のエラーの原因を探して、一刻も早く取り除きたい」という気持ちがとても強まるタイプなんじゃないでしょうか。
それがあることで、平穏が乱されるわけですからね。
それは散らかっている部屋と同じです。
乙女座は平穏や安全を重んじるタイプ。強い刺激や変化はそもそも好きじゃないんです。
でも、それが気持ちの中で起こる場合は、散らかった部屋ほど「何が原因でエラーが発生しているかわからない」ので、
今目の前にあることの中に、その原因をかなり積極的に探してしまう。
それが、この話で言うところの猜疑心や、相手の行動の裏を読もうとする行動なんじゃないでしょうか。
その部分においてかなり過敏であることが、乙女座の特徴とも言えますよね。
だって、この方の場合、自分の気分が安定しているときはそうじゃないようですし、
また同時に…ここ大事なんですけど、「先に何らかの理由で気持ちが落ちている自分がいて、で、その自分だと猜疑心が強くなる」わけでしょう。
つまり、恋愛においての相手の言動は彼女の不安の原因じゃないんです。
ご自身も気づいているかどうかわかりませんが、まあでもそうですよね。
となると、これを解決する(楽になる)方法は一つ。
気持ちが落ちてしまっていることを早々に自覚し、ひとりでそれを癒す、解決してから彼に会う。
一番いいのは、これではないでしょうか。
多分(原因はともかく)不安定な状態になっている乙女座には、彼との関係が良好であることよりも、「早く自分を整えたい」という思いが最優先なんです。それが性格ってもんです。
で、何としても原因を早く見つけたいから、あらゆることを「私が不安になっている原因は何だ?」と言うような目で見てしまう。
積極的に「これは不安じゃない?」「あっちはどう?」みたいなあら捜し的な感覚で見るようになってしまうってことなのでしょう。
これあれですね、嫁が気に入らなくて、文句を言うきっかけを探しているお姑さんみたいな感じに似てますが。
正にあら捜しです。
神経質な傾向のある人は、「自分がイライラし、神経を高ぶらせてしまいそうなことを積極的に探している」節があると思いますが、これもそんな感じなのではないかな。
考えようによっては、「それで本当に彼の行動の中に疑わしいものが見つかったらどうするんだ!」(そんなの辛くて耐えられないから…見て見ぬふり)と対処するって手もありますよね。
人によっては、こっちだと思います。
もし今回のようなケースじゃなく、「彼が本当に疑わしいので、不安」である場合でさえも。
だからこの乙女座のようなケースは、完全に自分自身の性格ゆえの話ですね。
「何かのきっかけで心が揺れると、そばにいる人にその原因を求める癖」みたいなのがついてしまっている可能性もありますね。
でも、再び話を戻して。
そもそも原因が恋愛(彼)でないのなら、
ひとりでよく休んだり、散歩したり、好きな音楽を聴いたりして、自分でそこはかなり意識的にケアするべきです。
で、その方が、相手に何とかしてもらうことを期待するより全然早いですからね。幸福になれますよ。
あと、実際にこの乙女座さんがそうであるように、人間はいろいろなときがある、波があってしかるべきの存在なので、
「こういう状態がいい」「これはおかしい」みたいな尺度にこだわりすぎないほうがいいというのもありますね。
もちろん整理されているほうが気持ちいいというのは本当なんだけど、実はそこまでそう思わない人もいます。
「ちょっと雑然としているくらいが気持ちいい」と言うタイプもいるし、同時に「人からいくらひどく散らかっていると思われても、自分はそこの秩序がわかる」みたいなことも、結構あります。
その辺の感覚、心の在り方、整え方は本当にさまざまなんです。
個性によっても違うし、同じ人でもその時々で変わるのも…不思議じゃありません。
だから、まあ自分を整える際にはその気持ちがいい方法を使うのは問題ないとしても、
誰かに対してはあまりその方法を適用しないほうがいいですね。
たとえば「私ならこういう時すぐに連絡するのに、何でしないの?」とか、「週に1~2回は会うべきなんじゃ?」とか。「その言い方は冷たい」「それは非常識だ」とかもそうです。
そういう感覚は人によってとても違うし、また付き合いの長さやその関係性のあり方によってもどんどん変わってきてしかるべきなので。
人はみんな自分を基準にしてしまうし、それは仕方ないのですが、
でもそれは絶対ではない…とわかっているだけでも、かなり気持ちは楽になるはずです。
状況や相手に積極的に×をつけたくなっているな…と感じたら、まずよく休みましょう。
あと、不安や猜疑心に駆られて何かを言いたくなったら、一度書いてみて「私は~思う」「私は~感じている」的な表現を変える・付け加えるのも手ですよ。
たとえばこんな風に。
例)最近会っていても楽しくなさそう→「会っていても楽しくなさそうに見える、それがとてもさみしい」
せっかくあげたのにどうでもいいのか→「私は喜んでくれると思ってあげたのだけど、そうでもなかったのかな。だとしたらとても残念です」
みたいなね。
このまま言わないにしても、一度翻訳し直すと「ああ、自分はそう思っていたのか…」という感情の部分が見えるので、必然的に「今必要なのは彼の行動を勘ぐることではなく、自分の持っているさみしさ、不安感を打ち明けることだな」ともわかるはず。
やはり愛情のある相手には、素直にならないとね。乙女座ちゃん。
◎「ルールはひとり、いちルール」(みんなそれぞれ)
◎「恋を大事にするなら、好調なときに相手に会う。不調なときも相手のせいにしない」
◎「自分は果たして疑いたいのか、信じたいのかを考える。
で、もし本気で疑うなら、冷静にきちんと裏を取る!」
(中途半端な不安じゃ、「じゃあ別れるのか?」等の参考にもならない。どうせ疑うなら、不安解消に役立つ疑い方を!)。
最後にこの辺を乙女座への標語的アドバイスとして、終わりたいと思います(笑)。