東海交通事業 キハ11形 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

愛知県のローカル線、名鉄に関しては「THE・ローカル線」と言った感じですが、名古屋という大都市圏にあって日中30分に1本となると、まぁローカル線とも言われるなぁ…な城北線。施設はJR東海が保有しながら、大人の事情で運営を子会社の東海交通事業が実施している路線で、その大人の事情で運賃も高く、それだけ利用されないので本数も少なく…とローカル線になった理由も納得な今日この頃です。現在の車両はJR東海のキハ11形300番台を購入したもので、車番もそのままに活躍しています。

 

車内です。JR東海時代から大きな変化は見られません。それ故に無駄が生じている部分もあったり…。

 

ドアです。かつてJR東海で走行していたエリアはホームの床面が低かったためステップが有りましたが、城北線はホームが高いためステップが埋められています。

 

半自動機構もそのままで、内側に開閉両方、外側に開けるのボタンが有ります。消灯時と点灯時、両方をどうぞ。

 

運転台です。こちらは勝川方で、排気用の煙突が車掌台側に張り出しています。初期の0番台や200番台では運転台すぐ後方に有り視界を遮っていたので、それに比べるとマシにはなったんでしょうね。運賃表示機はLCDディスプレイ化されています。

 

一方こちらは枇杷島方です。車掌台下には消火器が収められています。車内の様子は、従来からあるトイレが…っておや?

 

はい、トイレは形こそ残されておりますが、乗車時間が短いことと汲み取り施設が無いため「業務用」として封鎖されています。今ではこれが視界を遮るデッドスペースになってしまっていますね。

 

天井です。この手の車両にして2列の照明にカバーを付けているのがいかにもJR東海らしいと思います。吊革はロングシート上にのみ付いています。

 

窓です。日除けはフリーストップ式のロールカーテンが備わりますが、生地はちょっとくたびれています。

 

座席です。まずはボックスシートから。

 

ヘッドレストカバーもそのままに、紀勢本線で新宮から亀山まで乗り通したことを思い出しました(笑)  今ではオールロングシートのキハ25形が走っていますが、このボックスシートが恋しくなってしまいます。とは言え、座面のクッションが少なめなので先端のフレームが太もも裏に当たる感じはイマイチですが…。

 

続いてロングシート、こちらは3+3の6人掛けです。ボックスシート背面に面した座席は、ヘッドレストカバーにもたれるには最適な区画ですね(笑)

 

こちらは3+2の5人掛けです。袖仕切りは肘掛けを兼ねた板で、やや細いのが気になりますが高さはバッチリですね。

 

トイレ…であった業務用スペースとボックスシートに挟まれた5人掛けです。211系5000番台にも似た形状で、ロングシートと言えどクッション性は悪く有りません。

 

車椅子スペースです。握り棒と固定用具が備えられています。戸袋部分に作ってしまったため、窓が無いのが残念ですね。