JR九州813系100・500番台(福北ゆたか線仕様車) | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

福北ゆたか線の電化による電車増備のために2両編成の813系に新造した中間車を組み込んだグループが存在します。これらのグループは塗装が変更され、813系の「赤い」というイメージはありません。

 

車内です。こちらは両先頭車で、従来から変わらないクロスシートが並びます。なお基本的には100番台が転用されていますが、1本だけ200番台からの転用編成がいるそうな。

 

ドアです。鮮やかな赤い塗りドアは健在で、九州ではお馴染み「床に座ってはいけません」ステッカーもしっかり有ります。0番台と比べると、少しトーンが落ちた赤ですね。

 

車端部です。こちらはトイレを有する区画で、多少の圧迫感は否めません。なお仕切り扉は青色で、側ドアと対照を成しています。

 

最前面です。前面展望はやや厳しい大きさの窓が並びます。左側には非常用梯子が設置されています。

 

天井です。この時期までは照明にカバーがかかっておりました。一応、最近増備されている普通列車用車両も「カバー無し」という雰囲気は無くなって来たようには思います。なお0番台ではラインデリアが無い部分も飾りとして羽がついていましたが、このグループでは風が出ない部分の羽は省略されています。

 

窓です。415系1500番台と同様の配置です。なぜ811系で反省しなかったんでしょうね?

 

座席です。まずは転換クロスシートから参りましょう。

 

片側が豹柄、もう片側がぷよぷよ柄なのは変わりません。ここまで黒にする気力は無かったか(笑)

 

で、窓配置を見直さない弊害を食らってる席がこちら。国鉄型改造の観光列車共々、JR九州はつくづく窓配置に鈍感です。

 

ドア横の固定クロスシートです。811系でドア間全席転換クロス→ドア横固定クロスの流れを経てから、この系列でも同じことしちゃってますねぇ‥。一部座席は優先座席となっており、ヘッドレストにカバーが掛けられています。

 

車端部はボックスシートとなっています。

 

壁側の座席の横幅が詰め気味なのは相変わらずです。それでも窓側に肘掛けが付いているのは律儀と言うか何と言うか…。

 

一部ボックスシート背面は消火器やくずもの入れがセットになった区画となっています。この辺りの造りの良さはJR九州らしいところです。それにしても、ガッチリしていますね(笑)

 

トイレです。こちらにも消火器とくずもの入れが備えられています。中は和式で、この辺りは時代からして仕方無いところですね。

 

続いては中間に連結された500番台です。813系では唯一のロングシート車となっています。

 

ドアです。こちらは白色となっており、817系に準じた仕様ですね。

 

車端部です。一方でこちらは仕切り扉以外は木目調となっており、303系の影を感じます。

 

天井です。後期に製造されただけあり、照明カバーは省略されています。吊革は丸型に戻っており、以降新造される車両も丸型の吊革がメジャーとなっていますね。

 

窓です。こちらは日除けが省略されており、着色窓で済まされています。ロングシートだからいいもんですが…。

 

座席です。2年前に登場した303系と同様、ややハイバック気味のロングシートとなっています。ドア間は10人掛け、3+4+3で区切られており、ポールと共に木で出来た肘掛けが取り付けられています。空いていれば、端で無くても快適に過ごせそうです。優先座席にはカバーが被せられています。

 

車端部は4人掛けです。ここにも一本ポールが入っていれば、立ち上がる際に捕まることが出来る席が増えるのですが…。座り心地はやや硬めではあるものの、背ズリの高さに助けられているところはあります。

 

車椅子スペースです。握り棒のみの設置で、基本は立ち席スペースが本務となっています。ここにも消火器とくずもの入れが備わっていますね。