経営が厳しいJR北海道、イベント専用の斬新な新型車両を投入するわけにもいかない中、ふと道南を見ると元自社経営だったいさりび鉄道が「日本一貧乏な観光列車」と称する"ながまれ号"が人気を博している模様。それに刺激を受けたか、旧来から存在するキハ40形を改造したお手軽観光列車が登場しました。
これらのグループは「北海道の恵み」シリーズと名付けられ、4両が登場しています。海産物が有名な道南地区を走る車両は「道南 海の恵み」の愛称が付けられています。
全面にラッピングを施し、リゾート車両を使うほどでもないちょっとした臨時列車に使用されており、そのような運用が無いときは普通列車の運用にも入ります。
車内です。主に変わっているのは座席ですね。
というわけで本題の座席がこちら。フレームはそのままにモケットが貼り替えられ、更に背ズリは木の板になっています。オマケに、床もフローリング調になっていますね。
…まぁ、木の温もりを感じることが出来るそれは見た目としては良いですが実際問題使うともなれば木に頭乗せることになるわけで…(笑) まぁお察し下さいませ。
キハ40オリジナルの「引きこもり席」もこの通り。チラッと見えてますが、優先座席はオレンジ色のモケットとなっております。
ロングシートです。あろうことかここの背ズリも上部が木に置き換えられています。クロスシートはまだ背ズリ下部の一番体重がかかる部分がクッションとなっているから救いがあるんですよ、しかしロングシートでこれ…どこを参考にしたんでしょう、JR九州ですか?(笑)
そうそう、この車両には防犯カメラも設置されています。キハ40に付いているのは激しく違和感ですが、有れば安心、的なアイテムですね。