えちぜん鉄道L形 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

えちぜん鉄道と福井鉄道が直通運転を開始して久しいですが、直通運転を開始するにあたり初の路面電車タイプの車両を導入しています。

 

L形、アルファベットだけの形式というのも中々珍しいですね。それにしても、福井鉄道のF1000形がつり目で濃い目の味付けなのに対し、丸目で柔らかな印象ですね。どうでもええけど「設計最高速度72km/h」って何なん

 

ki-bo」の愛称があります。個人的には"君"を付けたくなる顔をしています(笑)  

 

鷲塚針原から福井鉄道の越前武生まで直通する急行に使用されています。

 

福井鉄道直通の急行の内、1日3往復に充当されています。時刻表もこの通りで、ki-bo君が入る時刻も一目で分かります。

 

車内です。F1000形と同様超低床車で、福井鉄道では乗り降りも楽になったことでしょう。

 

ドアです。両開き式のスライドドアで、窓も下部に桟が入るものの非常に大きく取られています。

 

ドア横には非常停止ボタンと整理券発行機が備わります。一番下にはライトが設置されており、足元を照らして注意喚起をしています。

 

段差を少しでも少なくするためにドア付近は多少の傾斜があり、マットで明示しています。

 

ドア上にはki-bo君が走る区間、「フェニックス田原町ライン」が記載されています。中角駅…(笑)

 

車端部です。乗り降りが多いのと連接車体であることから仕切り扉は有りません。床面はフラットなタイプで、連接部はかまぼこ形となっています。

 

最前面です。最近の路面電車タイプの車両ではよく見かける運転台を真ん中に配置したタイプですね。で、F1000形同様竹箒やショベルが用意されているのが雪国らしいです。そりゃあ、いざとなれば運転士さんが対応しないといけないですもんね…。

 

天井です。カバー付きのLED照明に冷房吹き出し口が並ぶシンプルな造りです。F1000形と異なる点としては、荷棚がほぼ全長に渡って設置されていることですね。

 

窓です。大型の固定窓で、採光・展望ともにバッチリですね。

 

また嬉しいことに日除けも備わります。フリーストップタイプのロールカーテンですね。

 

座席です。まずはクロスシートからですが、各地で走る超低床車両が着席定員減少に頭を悩ませる中、ki-bo君は鉄道車両と同等の車体幅を有しているため両側2人掛けの配置を実現しています。

 

とは言え横幅はそこまで広くなく、着席定員いっぱいで座るとやはり窮屈です。背ズリ通路側は袖仕切りの役割を果たしているのか少し盛り上げた形状としていますが、期待される程の効果は無さそうです。

 

ドア横は2人掛けです。座面が短めでゆったり座る感じではないですが、限られたスペースでこうなったと理解して我慢我慢…。窓下にはヒーターがありますので、冬場はうっかり触れないよう注意が必要です。

 

背ズリにはかわいい持ち手が付いています。

 

また、座席にはメーカーズタグが付けられています。地元福井の繊維製品会社のようですね。

 

通路部分にも傾斜があるため、同じく床の色を変えています。

 

ドア向かいのロングシートです。クロスシートよりは背ズリがやや低めになっており、位置的にもちょい乗りでの利用を想定していそうです。なおロングシートは優先座席に指定されています。

 

で、運賃箱付近は優先スペースとされており、事実上のフリースペースの扱いになっています。

 

可愛らしい顔をしながらも大車輪の活躍を見せるki-bo君、福井市近郊の足として頑張って欲しいですね。