東京メトロ05N系初期車 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

全国でも屈指の混雑路線とされる東京メトロ東西線、あまりの混雑による圧迫で窓ガラスが割れたことがあるとか…。そんな東西線の平成の主役と言えば05系ですが、後年増備された編成は仕様が大幅に変更されております。通称05N系、Nは東京メトロ本体の外部向け資料にも使われるものではあるものの、書類上の公称ではないので為念。

 

車内です。タイトルにもあるようにこちらは初期車でして、投入時期により若干の違いがあります。東京メトロで初のA-Train工法を採用した車両で、やはりどことなくその片鱗を見ることが出来ます。これ以降、いくつかの系列でA-Train工法が採用されることとなります。

 

ドアです。登場当初はLED表示機が付いていたかと思いますが、現在はLCDディスプレイに改造されております。ドア横には非常にわずかな立ち席スペースがありますが、ここに人が立つと邪魔ですよねぇ…。って関東の乗客は無言で詰めるというか押し込むのでそんなに気にならないのでしょうね(^^;;

 

車端部です。仕切り扉は袖仕切りと同じ色の化粧板が貼られています。右側は機器のためか壁になっていますが、左側は何とかして空けた細い窓が泣けます(^^;;

 

優先座席を有する車端部です。座席のモケット色や吊革は変わっていますが、袖仕切りの化粧板は全く変えていないのは何故なのかとどこでも疑問に思うのです…。

 

で、同様にフリースペースを有する車端部です。

 

最前面です。前面デザインは近代的になりましたが、ここを見るとどうしても「昭和っぽい」電車に見えてしまうのが負の営団マジックと言えます。そこまでこだわる気がなかったのでしょうが…。それでも、仕切り扉の窓が着色ガラスとなっているのは営団時代のオリジナリティですね。何故なのかは「?」ですが…。

 

天井です。吊革と広告でゴチャッとした印象なのがいかにも都会の電車です。天井の造形がA-Trainらしいなぁ、と。ここ最近照明は直管式のLED灯に変わっていますね。

 

窓です。一枚窓で、東京メトロらしく日除けがキッチリ備わっています。直通先も含めて地上区間が長いだけにありがたいですね。

 

座席です。ドア間は6人掛けとなっています。袖仕切りが肘掛けを兼ねたものからスッパリ大型の板となりました。内側の窪み量がケチ臭さいので居住性に全く貢献していないのですが、以降登場する車両に全く生かされる気配も無く推移しちゃってます。ガラスにしてしまうのはある意味開き直っていて潔さすら感じますが…。

 

車端部の4人掛けです。中央にはドア間のようにポールが入っていますが、立ち上がりの際に握れるのはいいとして、狭いですよね(笑)  車端部座席のポールに関しては後継となる16000系にも引き継がれたわけですが、あろうことかあちらは3人掛けですからねぇ…。

 

優先座席は青色のモケットとなっています。座り心地としては、05系から完璧に後退、というか東京メトロの中でも最悪レベルの悪さとも言えます。ほぼクッションレス、背ズリ・座面ともに設定角度がおかしいというどう配慮したらこんなのが出来上がるんだろうという…。都合で東葉高速線内を乗車しましたが、決して距離が長くない同線内の乗車ですら太もも裏に強烈は疲労を感じさせられました。

 

フリースペースです。握り棒と非常通話装置が備わります。ここの座席のみ袖仕切りが従来座席と同様の形状をしています。