JR西日本281系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

関西空港への連絡輸送のひとつとなっている特急が「はるか」です。ライバル路線となる南海との競合を制するため、天王寺から先、新大阪・京都・米原へと足を伸ばしています。

 

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ちなみに、関西空港へと向かうのが関空特急「はるか」、天王寺・新大阪・京都・米原方面は特急「はるか」と使い分けているそうです。なるほど。そんな「はるか」専用車両として活躍しているのがこの281系です。なにやらお召し運用に備え窓は防弾仕様になっているとか…。

 

道中、車掌さん曰く「少々場違い」な福島の踏切を通過します。梅田貨物線も大きな変化が訪れるのでしょうね。

 

ドア横には号車案内と席種区分を表示するLED表示機が設置されています。

 

まずはデッキ、ドアです。窓の上辺を丸くして遊び心を持たせています。また空港特急ということもありドア幅は急行型車両並みに広げられています。

 

くずもの入れは681系と同様、飲料系とその他で分別されたものです。ただ681系にはあった飲料系投入口の蓋が無くなっています。

 

トイレ・・に見えるこちらは更衣室です。ベビーベッドもあり、ちょっとした多目的室ともいえます。奥にあるのは男性小用トイレです。

 

こちらはバリアフリー対応トイレで、扉が幅広で面積も広くなっています。手前には荷物置き場があり、スキーなどの長尺モノも置けるようになっています。

 

洗面台です。681系から続く鏡面に照明を仕込んだものです。これは最近製造されたJR西日本の特急型電車にまで受け継がれしデザインとなっています。


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デッキ部の荷物棚です。滑落防止のためにセーフティーバーが設置されています。それにしても、デッキ部に設置されている関係上客席と分離されているというのは、盗難の危険性もあるのではないかと気になる今日この頃。

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一部には自動販売機もあります。あまり使われてなさそうですが・・。

 

・・で、現在の様子。営業中止となっており、やはりあまり使われていなかったんですね。隣にあるのは元々公衆電話の通話スペースだった部屋です。

 

扉は現在も開くことができ、携帯電話の通話スペースとして使用出来ます。


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そしてフリースペース。元々喫煙スペースとして機能していましたが、現在は全車禁煙です。

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普通車の車内です。暖色系の照明と黄色のヘッドレストカバーと、かなり明るい車内です。

 

デッキとの仕切りです。仕切り扉は前面ガラス製、JR西日本では珍しいですね。LED表示機が設置されていますが、やや手前側に配置しています。

 

バリアフリー対応車両は仕切り扉の幅が広く少し寄せて配置しています。

 

座席です。登場当初から変わらず、黄色いヘッドレストリネンがアクセントのリクライニングシートが並びます。


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リクライニング角度は控えめです。見てのごとく、薄っぺらいのですが、座り心地もスカスカな印象です。テーブルはインアーム式で、かなり小さいです。米原から関西空港まで130分、これでってのは少し厳しい気も・・。

 

バリアフリー対応の1人掛けです。車椅子固定用のベルトが設置されています。


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さて、続いて1号車のグリーン車です。

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1+2配置で大型の座席が並んでいます。パッと見、座席以外での違いと言えば、荷棚下の補助照明が追加されているところでしょうか。このへんが関西っぽい気がします。

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2人掛けです。普通車と比較すると、大型化とピローの設置、ピッチ拡大、バーレストの設置・・と言った所。バーレストとなったのは関西国際空港発着と言うことで、欧米の乗客を意識したというところでしょうか(欧米人は靴を基本的に脱がない)。センターアームレストもグリーン車であれば妥当な広さです。

 

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1人掛けです。テーブルは普通車同様インアーム式。グリーンにしてこの大きさはどうでしょうか。リクライニング量も抑えめ。大きくして枕つけて「ぐりーんです。」というのもどうかと思いますが・・。知ってか知らずか、はるかのグリーン車って、他の特急電車と比べていつも空席が目立っているように思います。

2014年で登場から20年が経過しますが、まだまだリニューアルなどが施されて活躍しそうな感じがします。