下仁田駅で電車を待っているとやってきた平面顔のこの電車。単行運転が可能な両運転台車両の250形です。
乗車したのはトップナンバー車両でした。
上信電鉄の全運用が2両編成での運転となった現在ではクハ車両の動力車兼増結車として使用されています。よく見れば、車高が全然違う…。それにしても、高崎側の乗務員室直後の窓に何があったのでしょうか…。
車内です。化粧板や座席モケット色もあり暖色系の印象ですね。
ドアです。ステンレス地仕上げで化粧板は貼られていません。混雑が知れているのか、立ち席スペースはありません。
運転台、まずは下仁田方から見ていきましょう。かつては両側に座席があったと思われますが、ワンマン運転開始に伴い蓋がされています。座席ヒーターを撤去するのって、やっぱり難しいんですかね…。
こちらが実質車端部として使われている高崎方の運転台です。何だかゴチャゴチャしていますが、外観で見た窓の閉鎖は左側に置かれた冷房装置のせいなんでしょうね。
で、それよりもビックリしたのが島式ホームで統一されているわけでもないのに運転台が右側にあること。他社からの譲渡車は左側配置なだけに、運転する側からしたら車両によって視界が変わるのって大変そうですよねぇ…。
天井です。照明はカバーの無い蛍光灯、元々非冷房で登場したため扇風機と通風器が残されています。肩部分には後付けの冷房装置がデーンと鎮座しており、荷棚を占拠しています。また吊革は広告枠と一体となった特徴的な形状のもので、今や新規導入しているのは福岡市営地下鉄のみという貴重品です。
窓です。二段窓で、開閉も可能です。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプ、ちょっと生地がよれてきていますね…。
座席です。奥行き深め、背ズリ高めのロングシートとなっています。袖仕切りはパイプオンリー、冬はそれなりに寒くなりそうですが大丈夫でしょうか…。座り心地はある程度の長距離輸送に配慮したものと言えます。最近の座席には無いゆとりらしきものを感じます。