JR四国7200系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

ここは高松駅、高徳線と予讃線共々それなりに本数もあり、時間によってはこのように四国の車両が勢揃いします。さて、今回のターゲットはどこでしょう(笑)

 

ターゲットはこちら。高松近郊では見慣れた121系の顔ですが、帯色をはじめとして色々とオリジナルとは違う…。

 

7200系、国鉄最末期に製造された121系は車体こそ新しかったものの一部の走行機器はなんと101系や111系から流用したものを使用しており、車体の製造から30年が経過しさすがにガタが来はじめたのか走行機器を更新した上で系列名を変更しています。なお、一部編成は画像のように前照灯がLED化されています。

 

特に目を惹くのがこの川崎重工製のefWING台車ですね。同社が製造する某バイクと同じライムグリーンのラインが入っておりカッコいいですね。また、121系と言えばあの「ズガンッッ…ガクン…ガクン」という独特の衝撃が特徴でしたが、走行機器変更により加速がスムーズになりました。なお、今回の工事により最高速度が10km/hアップしており、7000系との併結も可能となっています。

 

側面にも7200系のロゴが入ります。

 

元々一段上昇窓というあまり例を見ない窓だったため側面方向幕が無かったのですが、車端部の窓を固定窓化してLED表示機を無理矢理増設しています。

 

また一部編成はワンマン運転対応となっており、戸袋窓にワンマン運転を補助するべくLED表示機が追加されています。なお、ワンマン運転時は客室乗務員乗車時を除いて2両目が回送扱いとなりますのでご注意を。あれも何とかなりませんかね…。

 

車内です。121系の赤帯変更車から7000系に準じた座席配置となり更新されましたが、7200系では更にそれを煮詰めて世に放った感があります。

 

ドアです。相変わらずステンレス地仕上げですが、ドアが接する部分にはイエローラインが入れられました。またドア上に開閉ランプも増設されています。

 

車端部です。こちらも仕切り扉に変化は見られませんが、その上にLED表示機が追加されています。

 

最前面です。一部編成はこのようにワンマン運転用の機器を追加しています。

 

で、こちらがツーマン運転時のいわば「お休み」の状態。運賃箱が右側の衝立に収納され、仕切り扉が閉じられます。

 

天井です。7200系となってもここは大きく変化していません。吊革がクロスシート上にも追加されたくらいでしょうか。

 

窓です。一段上昇窓が二段窓に変更されています。

 

座席です。配置自体はそのままですが、各部がリフレッシュされています。

 

クロスシートです。通路側肩部分が斜めに切り取られて211系のような大型持ち手が取り付けられた形状は121系時代から変わりませんが、座面がバケット化され硬めにシフトしています。座った感覚としては悪くはないのですが、やはりスプリング強めの座面が少し恋しくなります。

 

続いてロングシートです。121系時代はセミクロスシートでしたが、混雑緩和を目的として現れたのでしょう。袖仕切りは樹脂製、使い勝手としては首都圏で見られるようなものと変わらずでして、要するに肘周りが微妙。

 

車椅子スペースとセットになった座席です。非常通話装置と握り棒、固定用具と一体となったヒーターが備わります。その横の袖仕切りはドア横と全くの同形状、横に介助者が座るケースを想定したら、こんな完全に区切ってしまうような袖仕切りには絶対しないと思うのですが、いかがでしょうか多度津の匠…。

 

最後に車端部の5人掛けです。座り心地はこちらも座面が硬めですが、首都圏のように腰を砕きにかかるような嫌らしさはありません。